Et Tumor, Brute?
ヴェルチンゲトリクスの呪い

Kuto
Lv. 20
S/P/E/C/I/A/L=3/6/3/10/4/7/9
Trait: Good Natured, Looser Cannon
Tag: Speech, Barter, Explosives
Skill:
[S]: M.Weapon=11
[P]: E.Weapon=17, Explosives=70, Lockpick=26
[E]: Survival=50, Unarmed=8
[C]: Barter=100, Speech=100
[I]: Medicine=30, Repair=30, Science=36
[A]: Guns=20, Sneak=65
Perk:
[E]: Travel Light
[C]: Ferocious Loyalty
[I]: Demolition Expert, Educated, Hit the Deck
[A]: Mister Sandman
[L]: Mysterious Stranger
[Others]: Black Widow, Cherchez La Femme, Intense Training
[Implants]: Luck Implant, Monocyte Breeder, Sub-Dermal Armor
Equipment: Maria, Cattle Prod, Thump-Thump, Euclid's C-Finder, Plasma Grenade, Pulse Grenade, Great Khan Simple Armor


以前にStripのTopsにいらっしゃっていた方ですよね?」
 Kutoが話しかけた相手は白衣を着た眼鏡の男。話しかけた場所はFreeside地区のFollowers of the Apocalypseのキャンプである。正直なところ、NCRに支配されつつあるStrip地域に近づきたくはなかったのだが、目的のためには仕方がない。


 声をかけられた男、調べによればArcadeとかいうFollowersの医者は、Kutoを頭から爪先まで眺め回してから、「あなたは……、が探していた女性か」と言った。
「へ? はぁ……、牧師さまのことですか?」
 とKutoが尋ねると、Arcadeは頷いた。どうやらKutoのことを多少は聞いていたらしい。一瞬身構えかけたが、どうやら彼はKutoのことを、容姿と探しているということしか伝えられていなかったらしい。
「彼とはどういう関係だ?」
「えっと……、お友だちです。ところで」とKutoはArcadeの手を取る。「お願いしたいことがあって、来ていただきたいところがあるのですが……、ご一緒していただけませんか?」
 Kutoの両手はあっさりと振り払われた。「いま忙しいんだ。あとにしてくれないか?」
(ありゃ)
 あまりにも簡単に断られてしまった。
 Kutoはしばし考えてから言う。「あの、牧師さまがご用があるということなんですけれど………」
「彼が?」と急にArcadeは元気になった。どうやらKutoの予想が当たったらしい。「なんだ? どういう用件だ?」
「あ、いえ、あの……、Arcadeさんでなければ頼めない用件があるとかなんとか」
 行こうじゃないか、とすぐさまArcadeは支度を始めた。

 Fortへ向かうための舟が出るCottonwood Coveに近づく前に、KutoはArcadeを薬で眠らせた。以前に襲撃を受け、だいぶん人数の減ってしまったCottonwood Coveから人を呼び、Arcadeを運んでもらう。


 彼が目を覚ましたのは、Fortに着いてからだった。なんだ、どこだ、ここは、などと騒いでいたが、もう遅い。
「騙したのか」
「残念ながら、そういうことになってしまいますね」
 ArcadeはCaesar's Legionたちの手によって運ばれていった。Kutoは手を振って見送った。

(結果的に、Followers of the Apocalypseを潰しちゃったのは問題だったけど、なんとかなって良かった)
 数日前、Caesarが脳梗塞で倒れた。
 脳という、現在の技術では不可侵の領域の治療には、戦前の技術を要する。放っておけば死に至るであろう症状を放置するという選択肢にはなかった。Kutoが狙っているのは、Caesar's LegionとNCRが共倒れになることだ。いまここで、Caesarという優秀な指導者を失えば、LegionはNCRと戦えなくなる。

 治療技術を有しているであろう集団は三つ。Brotherhood of Steel、Followers of the Apocalypse、そしてVaultの住民や発掘を行っているScavengerたちだ。だがKutoはVeronicaとの騒動で、既にBOSとFollowersに対して引導を渡してしまっていた。何処にあるかも判らない戦前の医療器械を探してVaultを探し回らなければいけないのかと思っていたときに、FollowersはStripにもいることを思い出したのだ。
 槍玉に上げられたのがArcadeであった。

 数日経ってから、KutoがFortに戻ってみると、脳梗塞の状態から回復したCaesarが元気に玉座に座っていた。Caesarのテントには、Arcadeの姿も。


「どうも、ご苦労さまでした」
 とkutoがArcadeに話しかけると、彼は睨み返してきた。
「やられたよ。まさか奴隷として売り払われようとはな」
 Kutoは肩を竦めて返す。「待遇はけっこう良いでしょう? たぶん、研究とかもさせてもらえると思いますよ」
 Arcadeが掴みかかろうとするのを、Kutoは避けた。相手が運動不足の中年男だったのが幸いである。Kutoはそのまま彼の元から離れてCaesarのところへと向かった。

「Kuto、今回のことは本当にご苦労だった」とCaesarは晴れやかな笑顔でKutoを労った。「Arcadeは素晴らしい」



 その言葉を聞いて、Arcadeの性的思考に関してある種の予測を立てていたKutoは、卑猥なことを想像した。
「まだMojaveにあれほどの議論を交わすほどの知識の持ち主がいるとは思わなかった。彼は医者としてだけではなく、友人としても素晴らしい存在だ」
「それは何よりです」とKutoはほっとして応じた。
「働いてもらったあとで申し訳ないのだが、もうひとつ、おまえに働いてもらいたいことがある。もっとも今回の任務に関しては、おまえにだけ任せるわけではない。だが重要な任務だ」
「はぁ」
 なんでしょうか、とKutoは問うた。
 Caesarはもったいぶることなく応じた。「NCR大統領の暗殺だ」


「大統領の護衛?」
「そうだ」とMoore大佐はSiの声に応じた。「近々Hoover Damに、兵士たちの激励のためにとKimball大統領がやって来る。おまえにはその護衛の任に当たって欲しい。それが最後の任務だ」


「護衛っていっても、あの女は衛星兵器を持ってるぞ。あんなの、防ぎようがない」
「それに関しては問題ない。会場程度ならば、衛星兵器との通信を途絶できるような装置がある。警戒して欲しいのは、狙撃や爆弾などだ。この任が成功すれば、おまえは自由の身だ。詳しくはRanger Grantに聞いてくれ」
 期待しているぞ、妖精の目、とMoore大佐は言って、さっさと背中を向けてしまった。

(これで、ようやく解放される………)
 Siは己の手首に繋がれた、Sumikaとを繋ぐ紐に視線を向けた。これが終わったら、さて、何処へ行こう。ほとんど手探りの旅になる。それでも、彼女と一緒ならきっと大丈夫だ。

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