I Forget to Remember to Forget
幻肢痛

Si
Lv.26
S/P/E/C/I/A/L=6/10/4/6/4/9/1
Trait: Fast Shot, Wild Wasteland
Tag: Guns, Repair, Survival
Skill:
[S]: M.Weapon=50
[P]: E.Weapon=30, Explosives=30, Lockpick=90
[E]: Survival=70, Unarmed=18
[C]: Barter=66, Speech=28
[I]: Medicine=22, Repair=100, Science=19
[A]: Guns=100, Sneak=64
Perk:
[E]: Walker Instinct
[I]: Comprehension, Educated, Hand Loader, Jury Rigging
[A]: Cowboy, Quick Draw, Rapid Reload, Nerves of Steel
[Others]: Confirmed Bachelor, Finesse, Gunslinger, Lady Killer
[Implants]: Agility Implant, Endurance Implant, Sub-Dermal Armor
Equipment: Lucky, Mysterious Magnum  Hunting Revolver(GRA)+, Cosmic Knife Clean  Throwing Knife, NCR Ranger Combat Armor, Ranger Helmet

「あ、そういえばこの辺りって、Raulの家の近くだよね」
「そういえば、そんなことも言ってたな」
「寄っていこうか?」
「止めておく」
 とSiが応じたのは、Raulに会いたくないというわけではなかった。ただ、トンネルを出た直後に襲い掛かってきたDeathcrowの存在が気に掛かっただけだ。


 今、目指しているのは東であり、Raulの家に行こうとすると西進しなければいけない。Deathcrowが跳梁跋扈する道を往復したくはない。JFP弾が無ければ危うかった。

Perk: Hand Loader (特殊弾を作成)
Perk: Cowboy (リボルバーの威力上昇)
Perk: Finesse (クリティカル率増加)

Bitter Springsとかいう処はまだ先か?」
 とsiは先を行くBooneに尋ねる。返って来たのは「まだだ」という短い返答である。
「あとどれくらいなんだよ」
「日暮れまでは到着する」
 頼むぞ、とSiは呟く。Deathcrowの中には盲目の代わりに聴覚や嗅覚が異常に発達している種がいる。闇夜の中で襲われては、たまらない。

 Boomerたちの住処、Nellis空軍基地を跡にしたSiたちは、New Vegas東部に向かっていた。その理由はふたつである。


 ひとつは、NCRへの協力を約束させたBoomersの長であるPerlに頼まれたからである。彼女はKutoではなく、Siのことを信頼していた自分の目に間違いはなかった、死んだLoyalは気の毒だった、と述べたのち、ある頼みごとをしてきた。
「Kutoが引き揚げたというB-29を見てきて欲しい」
 それがLoyalの夢だから、と言ったときのPerlは遠い目をしていた。PerlもLoyalも、長いことをBoomersを支え続けてきた要人だ。友であったか、あるいはより深い関係だったのだろう。

 彼女の願いは、あくまで願いということで、べつだん強制されたというわけでもなかった。しかしNew Vegas東部へ向かった理由はもうひとつあり、それはBooneの豹変にあった。

「なぜ撃たなかった」
 Kutoを逃がしてしまった直後、SiはBooneを問い詰めた。
 Booneは、確かに一発は撃っていた。KutoがVeronicaだとか呼んでいた、BOSの女に向けて一発。その弾丸は異常な瞬発力と反射神経を持つあの女にはかわされてしまったのだが、それは仕方が無い。
 問題は、逃げるKutoの背に向けて一発たりとも撃たなかったことだ。十分に距離は離れていたが、彼の銃と腕前があれば、確実に当てられたはずの距離なのに。

 以前に旅をしたために、情が残っているのか。男と女の、並ならぬ関係であったのか。
「妻には撃てても、Kutoには撃てないか」
 そんな台詞が口から出かけたが、流石に実際に言葉として発することはできなかった。
 代わりにSiは、「あいつはCaesar's Legionだぞ」と当たり前のことしか言えなかった。

「Bitter Springsへ行く」



 返って来た言葉はSiの予想を超えていた。
「は?」
「いや、行かなければいけない。ついて来い」

 Booneにしてはあまりに強引な物言いに、Siはただ頷くことしかできなかった。どうせPerlに頼まれた用件もあるし、というわけでSiたちはNellis空軍基地近くのトンネルを抜け、Mojave Wasteland東部へと向かうことになったのだ。

「Bitter Springって、あんたがNovac来る以前に居たところだよな? なんで急に行く気になったんだ?」
 とsiが尋ねると、何も、という短い返答が返って来る。
「何も?」
「ただ、夢に魘されるのに疲れただけだ」


 Bitter Springに到着したのは十六時を回った頃であった。
難民キャンプみたいな処だね」
 とSumikaが不安そうな声で言う。怪我人ばかりで気力は無く、親を求める子どもの声あり、テント張りの住居の数々は、難民キャンプそのものである。


 Boone曰く、Bitter SpringはCaesar's Legionに襲われた人々が集まって作られた難民キャンプで、NCRは数年前からその防衛を買って出ているらしい。その当時にGolf駐屯地から派遣されたのが、かつてのBooneということである。


 とはいっても、現在では多くの兵士はLegionとの戦いで落命し、またNCRはHooverダムでの戦いに注力し始めたことから、Bitter Springは軽んじられるようになった。そしてこのような有様になったというわけだ。
Great Khanのマークがあるが……」
「この辺りはRed Rock Canyonへ移る以前のGreat Khansの居住地だった。その跡地をそのまま難民キャンプとして使っている」
「なるほど」

 と、そんなふうにやり取りをしていると、不審に思ったのであろう、銃を構えたNCRの兵士たちがやって来た。幸い、SiはRangerに支給されるRanger Combat Armorを着ていたため、一目でRangerと認識され、銃は降ろしてもらえた。
「救援、感謝します」
 と進み出てきた若い女、おそらくBitter Springでは最も階級が高いのだろうが、敬礼して言った。


「救援?」
Rangerの救援ではないのですか?」と女はきょとんとした表情で言う。「あなたはNCRのRangerですよね?」
「そうだが……、救援が来るという連絡があったのか?」
「救援要請を送るといつでも、余裕があれば救援を送る、という旨の連絡が返って来ます」
 Siは助けを求めるために、Booneに視線を送る。
 しかし彼はSiに背中を向けると、「おれはCoyote Tailに居る。南の丘の上だ」と言ってさっさと行ってしまった。


 取り残されてしまったSiは、仕方なく息を吐いて言った。
「で、なんだ、救援だ? いったいどういう状況なんだ」

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