日誌/ラスクロ、いまさらアトランティカの時代を語る(スターター〜第三弾)
このページは最初期からラストクロニクルに付き合っている(にも関わらず何ら結果を出していない)にも関わらないプレイヤーによる環境の振り返りである。
本ページにおける「環境を制した」「台頭した」デッキの定義は、エリアトライアル・TOURで優勝したもの、もしくはスイス1位を取ったものである。
大きな大会が無かったスターター・第一弾では個人的な感想で書く。
より詳細な大会結果や分析に関しては、公式の大会レポートや以下のウェブページを参考にされたい。
haquaの日々ラスクロ日和(「上位デッキまとめ」ページ)
ラストクロニクル Wiki (in ゼフィロン・クロニクル)(「トーナメント記録」ページ)
スターター
時代に乗っていたカード
時代に台頭したデッキ
白Xライフゲイン
スターター環境は間違いなく偏っていた。
原因は白の《王宮衛士隊》である。
その強さゆえか、2015年10月現在のスターターでは《聖刻の天使》と交代して姿を消しているこのカードこそが、スターターから第一弾にかけての環境を制していたといっても過言ではないだろう。
レベル4でラストクロニクルらしい拘束を受けていたユニットではあったが、アビリティに時代拘束が無かったことで、その力は遺憾なく振るわれた。
テンポ損にはなるものの、可能な限り早く出したあとは相打ちをしているだけで、ライフアドバンテージを取れてしまったのである。
当時は《王宮衛士隊》を1枚で処理できるカードが無かったことや、ATKを上げる手法が限られており、遅いデッキに序盤から畳み掛ける手段が限られていたことも《王宮衛士隊》環境の一助となった。
かくて《王宮衛士隊》による弾圧下で、人々はライフゲインに怯えながら暮らすことを強いられていた。
黒青Xウィニー
この時代を打開すべく増えてきたのが黒青を中心とするウィニーである。
白は《浄化の矢》くらいしか除去手段が無く(というより、全体的に除去手段が少なかった)、あくまでブロックできる前提の白に対し、《跳躍するヘルネブ》や《乱世の走狗》といった、軽い回避能力持ちのユニットが対抗し始めた。
青にはほかにオーラユニットや《凍結》のような一時処理が、黒には《リャブー族の黒霧溜め》や《ナイトクドゥラク》などのアンブロッカブルやテンポが取れる除去があったことも、ウィニーの手助けになった。
ただし《カオスバニッシュ》の黒や《サンダーアロー》の紫を加えることで、白の側も対抗しうる状況ではあり、未だ白は強い力を持ち続けていた。
スターター時代のまとめ
第一弾 始まりの刻印
時代に乗っていたカード
時代に台頭したデッキタイプ
白黒コントロール
環境初期はスターターから継続して白が強かった環境であった。
ブースターから追加された《龍王の厄災日》や《停戦の使者》、《ブリュンヒルデ》の影響が大きく、《血風の狂戦士 バルカヌス》のようなカードが登場してもウィニーが攻めきるのは難しかった。
特に2コスト3000/2という当時としては破格のサイズのユニット、《ジャンヌ・ダルク》がやはり白に登場したことも相まり、環境は完全に白に染まっていた。
あまりに《ジャンヌ・ダルク》が強力だったため(そして継続して白には除去手段が少なかったため)、《安倍晴明》をメタカードとして使っていたプレイヤーがいた、ということを現在言うと正気を疑われて病院に連れて行かれるかもしれないので言わないほうが良いだろう。
白黒青LO
《王宮衛士隊》、《ヴラド・ツェペシュ》、《ブリュンヒルデ》といったライフゲインを得意とする白黒のカードによって、「相手のライフを0にする」という勝利条件はほぼ閉ざされつつあった。
最終的に異常なまでに低速を極めた環境はライブラリアウト(LO)の勝ち手段が現実のものとなりはじめた。
殴って駄目なら殴らず勝つ。新たな勝ち筋を得るために、これまでの概念をひっくり返す。まさに《創造的破壊》。
《創造的破壊》がここまで使われたのはこの環境が最後であろう。
当時はドロー手段が少なく、であるがゆえ相手に強制的な追加CCを行わせるこのカードは、冗談ではなく同型対決におけるフィニッシャーとなりえたのである。
第一弾時代のまとめ
第二弾 英魂の賛歌
時代に乗っていたカード
時代に台頭したデッキ
橙紫ランパン
:エリアトライアル愛知スイス1位
:エリアトライアル広島スイス1位
新たな頁――第二弾環境を語るにあたり、まずはこのデッキを挙げなくては始まらない。
最初のエリアトライアルは同日に行われたエリアトライアル愛知と徳島であったが、このうちの一方を制したデッキタイプである(愛知では38人中トップ5位に同型が3人であった)。
1弾からは《ヘラクレス》、《ソウルチャネリング》によるランパン。
2弾からは《魂石のドルイド》によるランパンと《女拳聖 ベルカ》や《ゼフィロンの同盟兵》による除去など、さまざまなカードが役目を果たすために採用されたが、最も重要だったのは《斉天大聖》の存在だろう。
時代2において3500/3というサイズは当時としては非常に強大であり、6という大きなマナ・コスト以外にデメリットが無いという点も大きかった。
勇猛持ちで攻守一体なうえ、このサイズのユニットを除去可能なカードは少なく、除去したとしてもすぐに復帰してきてしまうために場の支配力が強かった。
まさしくチカラ。まさしくアバレ。まさしくウェイチンポソイヤ。チンポソイヤ。
捨て札対策が可能なカードが無いということも当時の《斉天大聖》環境の一助となった。
橙紫というカラーは《ゼフィロンの同盟兵》や《ライトニングスピア》による単体除去や《雷流術》による全体除去と、隙のない構成だった。
いや、隙のないように見えた、というべきか。いつの時代も、完璧ということはありえない。
青Xオーラビート
青単オーラビート
:エリアトライアル徳島スイス1位
白青ミフネドゥース
:エリアトライアル宮城スイス1位
青紫オーラビート
:エリアトライアル大阪スイス1位
最初に行われたもうひとつのエリアトライアル――エリアトライアル徳島を制したのは橙紫ではなく、青単というカラーであった。オーラビートである。
《斉天大聖》の強さは誰もが知るところであり、その攻防一体となったその強さには歯止めが利かないように見えた。
しかし橙紫というカラーには「オーラを持つものがいない」という大きな欠点があったのである。
実際は《アースドラゴン》、《土皇の子 エルトバウテル》など、オーラ持ちを除去したりオーラをブロック可能なカードは存在していたわけだが、
が活躍し、青は速いデッキとして時代の覇者となっていたのだ。
一方で、九州では四国・宮城・関西とは真逆で、白黒コントロールによる遅いデッキが隆盛した。
3位にはやはり橙紫が存在していたが、1位2位がともに白黒コントロールというこの大会は環境が特殊だったというわけではなく、その遅さが《斉天大聖》環境に対するひとつの回答だったといえるだろう。
第1弾環境を支配していたライフゲインや除去に《白き森のエルフ》や《魂の両断》などが加ったことも質の向上の助けとなったのだろうが、《夜を盗むもの ライーサ》や《盗賊の魂》によってハンデスの枚数的アドバンテージを取りやすくなったことも一因であろう。
場に出て脅威となる存在は、手札から落とせばよいのだ。
特に《盗賊の魂》は《マスタートウリョウ キズキ》との組み合わせで複数回のハンデスが可能であり、当時の白黒コントロールのキーを担っていたといえる。
青橙オーラビート
:エリアトライアル北海道スイス1位
:エリアトライアル東京スイス1位
このように橙に対抗するため、遅さの点で白と黒が、速さの点で青と紫が台頭し始めた環境であったが、エリアトライアル北海道、そして最後のエリアトライアルであるエリアトライアル東京で優勝したのは青橙という良いとこどりのようなカラーだった。
環境初期に台頭した《斉天大聖》はどちらでもやはり3積みされている。
しかしそれ以外のパーツは大きく変化しており、《開眼する修行僧》や《青の宝珠》でオーラを付与したうえで《アースドラゴン》で除去するというコンボを採用していたのは、環境中期に流行した青Xオーラビートに対する回答であったといえるだろう。
第二弾時代のまとめ
時代に乗っていたカード
時代に台頭したデッキタイプ
黒Xコントロール
黒橙コントロール
:2014全国大会優勝
第三弾環境を語るにあたって、まず述べておかねばならないのは《メディア》の脅威である。
黒ダブルシンボルの3マナ2500/2という標準サイズを持ちながら確定除去能力を持つ《メディア》は、《不死兵団》や《黒の宝樹》と組み合わせられることで己より遅いデッキを駆逐していった。
2014年全国大会。初の全国大会となるこの場所で、《メディア》による全国統一という覇業が成し遂げられた。
もちろん優勝したのは《メディア》の力だけではない。
橙のランパンは《メディア》の確定除去をより容易に行わせ、《斉天大聖》は戦場を掌握するとともにいざというときの弾にもなった。
また3弾から追加された黒のCA3スペル、《呪殺》と《縫合再生術》は速いデッキや除去に対して抑止力となり、フィニッシャーへ繋げるために存分に働いた。
白黒コントロール
:2014TOUR京都スイス1位
全国大会から約一ヶ月後のTOUR京都で、《メディア》入りの遅いデッキはスイスラウンドで1位となる。
だがその後、《メディア》は優勝者の中から姿を消す。
それも当然だろう。
《メディア》は全国大会で猛威を振るった。振るってしまった。その強さを見せ付けてしまった——あまりに強過ぎたのである。
であれば、それに対抗する者たちが現われるのは至極当然のことなのだ。
であるがゆえ、全国大会に続くような遅いデッキタイプでは1度しか覇権を握ることができきず、その天下は三日天下と相成ったのである。
橙黒(X)バーン
橙黒ウィニー
:2014全国大会スイス1位
全国大会において、《メディア》による支配にまず抗ったのがこのデッキタイプであった。
《最後の白牙族》、《異界の転呪門》、《黒暦の司》……。発展を捨て、速さのみを追及したデッキは《突破する鋼角》を除いてすべて3積みで、発展も愛も悲しみもかなぐり捨てたその強固な意思を示している。
この橙黒というカラーは、幾分形を変えてその速さを変化させ、時代を握った。
橙黒青CBビート
:2014TOUR京都優勝
橙黒バーン
:2014TOUR千葉スイス1位
TOUR京都を制した橙黒青CBビートは、2弾時点で登場していた《黒暦の司》や《開眼する修行僧》のCB発動時に誘発する効果をふんだんに発揮したものであり、バーンに加えてオーラを持たせた《アラモロ山岳戦士》に殴りかかられては、遅いデッキではひとたまりもなかった。
またTOUR千葉でスイス1位となった橙黒バーンは、そのカラーこそ全国大会優勝のデッキに似ており、《メディア》は積まれてはいた。
しかし採用されているカードはといえば、《吸血》、《マーリン》、《黒暦の司》、そしてデッキ名にもなっている《神殺しの魔弾》と、明らかにその性質を異とするデッキタイプ――バーンであった。
白青ビート
:2014TOUR仙台優勝・スイス1位
第二弾から引き続き、青を含めたビートは《メディア》を打ち倒すためにその性能を遺憾なく発揮した。
TOUR仙台にてスイス1位をとり、そのまま優勝まで果たした白青ビートは 《百の剣士長 ドゥース》や《海部の将 ミフネ》、《ニケ》など、第二弾における速さを重視したデッキを基本形としたものであった。
このデッキタイプが上述の橙黒Xウィニーと異なる点は、3弾から追加されたカードにある。
本デッキに採用されている3弾から追加されたカードは、《邪光の獣 ニルヴェス》、《シェヘラザード》、《オウムガイの精霊》のみである。
しかしまるで第三弾のカードを買ってないのではないかと疑いたくもなる絞られたこのチョイスのうち、《邪光の獣 ニルヴェス》は《メディア》に代表される単体除去を避け、また同型の少ないSSにつけ込むことに長けていた。
《オウムガイの精霊》は《メディア》によってその力を二倍三倍と強められる《黒の宝樹》を伐採するのに役立ったのである。
青紫蒼眞ビート
青紫蒼眞雷力ビート
:2014TOUR千葉優勝
ところで、第三弾からはカテゴリ推しのカードが登場し始めた。
第二弾では特定カテゴリを参照するソウルチェンジが存在しており、そもそも第一弾では《迷宮を統べるもの》が【ミノタウロス】シナジーがあったのだが、第三弾でのカテゴリ推しはそれまでとは数も質もまったく違っていた。
互いにシナジーを持つカテゴリは3種類。
【アリオン】、【雷力師】(【雷力術】)、そして【蒼眞勢】である。
そして第三弾環境において、もっとも重要だったのは【蒼眞勢】であると断言できる。
TOUR千葉の優勝とTOUR岡山スイス1位および優勝のデッキは、どちらも《メディア》に対抗するための速いデッキタイプであった。
そしてこのふたつのデッキは、青紫であるという点で共通していた。
TOUR千葉のデッキは、雷力デッキである。《雷力師団長 ニコレアナ》の全体パンプによるダメージアップを狙ったデッキであるというのは間違いない。なぜならプレイヤーによって名付けられたデッキ名が「青紫雷力」なのだ。
だが3積みされた《蒼眞の伝令》は、間違いなく【蒼眞勢】らしいカードであり、この環境における、バーンを含まない速いデッキのキーカードであった。
《嵐の進撃》と《クレオパトラ》。
時代3から本領を発揮し、ATKを増加させるこれらのカードたちは《メディア》がその力を振るう前に殴り切るのに役に立った。
そしてこれらのカードを支えていたのは、間違いなく《蒼眞の伝令》の安定発展効果なのだ。
このカードの効果によってデッキの上から2番目、すなわち次ターンのCCに仕込まれることが多いのは次の3種類だろう。
すなわちCA2でありながら条件付きでドローできる《蒼眞足軽大将》。
次にCA1ではあるものの確定除去を行える《蒼眞の剣華 ミスルギ》。
そしてCA3という以外に何ら特徴が無いように見える《蒼眞の伝令》自身。
だが《蒼眞の伝令》のCA3積み込みこそが、安定した時代発展に貢献し、《嵐の進撃》や《クレオパトラ》の本領を発揮させていたのである。
現在でこそ追加のクロノチェックは豊富だったが、当時は3手で発展することこそが至上命題であった。
青t紫蒼眞ビート
:2014TOUR岡山スイス1位・優勝
この蒼眞ビートこそが、3弾環境のTOURで最後に優勝したデッキとなった。
やはり《嵐の進撃》による決定力を重視しているが、紫は《嵐の進撃》と《サンダーバレット》、《サンダーアロー》の8枚のみで《クレオパトラ》は含まれておらず、むしろ《海部の将 ミフネ》で決めるタイプとなっている。
このデッキにおいても、やはり《蒼眞の伝令》は重要であった。
運を天に任せるだけでは、一度は勝てても、二度、三度とは勝てなくなっていく。だが運を人が操作できるのであれば、その勝利は偶然ではなくなる。
最後に環境を制したのは、運を捨て、人に賭ける力だったのだ。
橙紫ランパン
:2014TOUR佐賀優勝・スイス1位
さて、TOUR佐賀のスイス1位と優勝を手にしたデッキは他と比べてやや変わっており、第二弾環境を彷彿とさせる橙紫であった。
パーツとしては《イシュタル》、《雲荒らしの雷吐き》が追加されており、それほど重くはないコントロールが軽いユニットが多い青紫や黒橙等に突き刺さった結果かもしれない。
このように、《メディア》は下馬評通りに3弾の最初期環境である全国大会においてひとつの結果を作り出した。
しかし環境が進むに従い、《メディア》に勝つためのデッキが隆盛。結果として遅い《メディア》では時代についていくのが難しくなったといえる。
なお、第三弾カテゴリデッキの三柱のうち【蒼眞勢】と【雷力師】(【雷力術】)は覇権を握ったが、残りの一柱である【アリオン】はこの時点では時代に台頭することはできず、岡山のトーナメント2位の記録だけが残る。
第三弾時代のまとめ
——かくて混迷を極めた時代は第四弾へと続く。
本ページにおける「環境を制した」「台頭した」デッキの定義は、エリアトライアル・TOURで優勝したもの、もしくはスイス1位を取ったものである。
大きな大会が無かったスターター・第一弾では個人的な感想で書く。
より詳細な大会結果や分析に関しては、公式の大会レポートや以下のウェブページを参考にされたい。
haquaの日々ラスクロ日和(「上位デッキまとめ」ページ)
ラストクロニクル Wiki (in ゼフィロン・クロニクル)(「トーナメント記録」ページ)
スターター
時代に乗っていたカード
- 白:1-006C《王宮衛士隊》
- 黒:1-116C《乱世の走狗》
- 青:1-141C《跳躍するヘルネブ》
時代に台頭したデッキ
- 速:黒青Xウィニー
- 遅:白Xライフゲイン
白Xライフゲイン
スターター環境は間違いなく偏っていた。
原因は白の《王宮衛士隊》である。
その強さゆえか、2015年10月現在のスターターでは《聖刻の天使》と交代して姿を消しているこのカードこそが、スターターから第一弾にかけての環境を制していたといっても過言ではないだろう。
1-006C《王宮衛士隊》 |
---|
あなたのユニットが戦場から捨て札置き場に置かれたとき、2ライフを得る。 [CB]ターンの終わりまであなたのすべてのユニットは『 勇猛 』を持つ。 |
レベル4でラストクロニクルらしい拘束を受けていたユニットではあったが、アビリティに時代拘束が無かったことで、その力は遺憾なく振るわれた。
テンポ損にはなるものの、可能な限り早く出したあとは相打ちをしているだけで、ライフアドバンテージを取れてしまったのである。
当時は《王宮衛士隊》を1枚で処理できるカードが無かったことや、ATKを上げる手法が限られており、遅いデッキに序盤から畳み掛ける手段が限られていたことも《王宮衛士隊》環境の一助となった。
かくて《王宮衛士隊》による弾圧下で、人々はライフゲインに怯えながら暮らすことを強いられていた。
黒青Xウィニー
この時代を打開すべく増えてきたのが黒青を中心とするウィニーである。
白は《浄化の矢》くらいしか除去手段が無く(というより、全体的に除去手段が少なかった)、あくまでブロックできる前提の白に対し、《跳躍するヘルネブ》や《乱世の走狗》といった、軽い回避能力持ちのユニットが対抗し始めた。
1-141C《跳躍するヘルネブ》 |
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あなたのCAヤードにあるすべてのカードのCAの合計値が7以上ならば、跳躍するヘルネブは『 オーラ 』を持つ。 |
青にはほかにオーラユニットや《凍結》のような一時処理が、黒には《リャブー族の黒霧溜め》や《ナイトクドゥラク》などのアンブロッカブルやテンポが取れる除去があったことも、ウィニーの手助けになった。
1-116C《乱世の走狗》 |
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あなたのCAヤードにあるすべてのカードのCAの合計値が7以上ならば、乱世の走狗は防御されない。 |
ただし《カオスバニッシュ》の黒や《サンダーアロー》の紫を加えることで、白の側も対抗しうる状況ではあり、未だ白は強い力を持ち続けていた。
スターター時代のまとめ
- 《王宮衛士隊》強過ぎ
- 回避能力持ちのウィニーが対抗
- ウィニーは焼かれやすく、やはり遅いデッキが強い
第一弾 始まりの刻印
時代に乗っていたカード
- 白:1-010R《ジャンヌ・ダルク》
- 黒:1-099S《ヴラド・ツェペシュ》
- 青:1-153C《創造的破壊》
時代に台頭したデッキタイプ
- 遅:白黒コントロール
- 遅:白黒青LO
白黒コントロール
環境初期はスターターから継続して白が強かった環境であった。
ブースターから追加された《龍王の厄災日》や《停戦の使者》、《ブリュンヒルデ》の影響が大きく、《血風の狂戦士 バルカヌス》のようなカードが登場してもウィニーが攻めきるのは難しかった。
特に2コスト3000/2という当時としては破格のサイズのユニット、《ジャンヌ・ダルク》がやはり白に登場したことも相まり、環境は完全に白に染まっていた。
あまりに《ジャンヌ・ダルク》が強力だったため(そして継続して白には除去手段が少なかったため)、《安倍晴明》をメタカードとして使っていたプレイヤーがいた、ということを現在言うと正気を疑われて病院に連れて行かれるかもしれないので言わないほうが良いだろう。
1-010R《ジャンヌ・ダルク》 |
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ジャンヌ・ダルクが対戦相手にダメージを与えたとき、あなたのジャンヌ・ダルク以外のすべてのユニットを回復する。 あなたのターンの終了時に、あなたの時代がⅣならば、ジャンヌ・ダルクを犠牲にする。 |
《王宮衛士隊》、《ヴラド・ツェペシュ》、《ブリュンヒルデ》といったライフゲインを得意とする白黒のカードによって、「相手のライフを0にする」という勝利条件はほぼ閉ざされつつあった。
1-099S《ヴラド・ツェペシュ》 |
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あなたのメインフェイズ1の開始時に、1ライフを得る。その後、対戦相手に1ダメージを与える。 『 オーラ 』 ユニットを1体犠牲にする:ユニットを1体選ぶ。ターンの終わりまでそれのパワーを-1000する。 |
最終的に異常なまでに低速を極めた環境はライブラリアウト(LO)の勝ち手段が現実のものとなりはじめた。
殴って駄目なら殴らず勝つ。新たな勝ち筋を得るために、これまでの概念をひっくり返す。まさに《創造的破壊》。
1-153C《創造的破壊》 |
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CAヤードにあるカードを1枚選ぶ。それを捨て札置き場に置く。その後、そのカードのプレイヤーはクロノチェックを1回行う。 |
《創造的破壊》がここまで使われたのはこの環境が最後であろう。
当時はドロー手段が少なく、であるがゆえ相手に強制的な追加CCを行わせるこのカードは、冗談ではなく同型対決におけるフィニッシャーとなりえたのである。
第一弾時代のまとめ
- 引き続き白の低速環境
- 青いカードがメタに
- アトランティカでもっとも遅いLO時代
第二弾 英魂の賛歌
時代に乗っていたカード
- 白:2-016S《マスタートウリョウ キズキ》
- 橙:2-033S《斉天大聖》
- (青:1-136S《海部の将 ミフネ》)
時代に台頭したデッキ
- 速:青Xオーラビート(青単オーラビート、青紫オーラビート、白青ミフネドゥース)
- 中:橙紫ランパン
- 中:青橙オーラビート
- 遅:白黒コントロール
橙紫ランパン
:エリアトライアル愛知スイス1位
:エリアトライアル広島スイス1位
新たな頁――第二弾環境を語るにあたり、まずはこのデッキを挙げなくては始まらない。
最初のエリアトライアルは同日に行われたエリアトライアル愛知と徳島であったが、このうちの一方を制したデッキタイプである(愛知では38人中トップ5位に同型が3人であった)。
1弾からは《ヘラクレス》、《ソウルチャネリング》によるランパン。
2弾からは《魂石のドルイド》によるランパンと《女拳聖 ベルカ》や《ゼフィロンの同盟兵》による除去など、さまざまなカードが役目を果たすために採用されたが、最も重要だったのは《斉天大聖》の存在だろう。
2-033S《斉天大聖》 |
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『 勇猛 』 斉天大聖が戦場から捨て札置き場に置かれたとき、SSを2個犠牲にしてもよい。そうしたならば、斉天大聖をワイプ状態で戦場に配置する。 |
時代2において3500/3というサイズは当時としては非常に強大であり、6という大きなマナ・コスト以外にデメリットが無いという点も大きかった。
勇猛持ちで攻守一体なうえ、このサイズのユニットを除去可能なカードは少なく、除去したとしてもすぐに復帰してきてしまうために場の支配力が強かった。
まさしくチカラ。まさしくアバレ。まさしくウェイチンポソイヤ。チンポソイヤ。
捨て札対策が可能なカードが無いということも当時の《斉天大聖》環境の一助となった。
橙紫というカラーは《ゼフィロンの同盟兵》や《ライトニングスピア》による単体除去や《雷流術》による全体除去と、隙のない構成だった。
いや、隙のないように見えた、というべきか。いつの時代も、完璧ということはありえない。
青Xオーラビート
青単オーラビート
:エリアトライアル徳島スイス1位
白青ミフネドゥース
:エリアトライアル宮城スイス1位
青紫オーラビート
:エリアトライアル大阪スイス1位
最初に行われたもうひとつのエリアトライアル――エリアトライアル徳島を制したのは橙紫ではなく、青単というカラーであった。オーラビートである。
《斉天大聖》の強さは誰もが知るところであり、その攻防一体となったその強さには歯止めが利かないように見えた。
しかし橙紫というカラーには「オーラを持つものがいない」という大きな欠点があったのである。
実際は《アースドラゴン》、《土皇の子 エルトバウテル》など、オーラ持ちを除去したりオーラをブロック可能なカードは存在していたわけだが、
- 《水撃の刃 カミナギ》のような単純に大きいサイズのユニット
- 特定タイミングでATKを上げる《百の剣士長 ドゥース》や《海部の将 ミフネ》
- 時代3以降なら一気にゲームエンドまで押し込める《嵐の進撃》
が活躍し、青は速いデッキとして時代の覇者となっていたのだ。
1-136S《海部の将 ミフネ》 |
---|
あなたの時代が発展したとき、勢力を1つ宣言する。ターンの終わりまであなたの海部の将 ミフネ以外のその勢力のすべてのユニットのATKを+1すると共に、それらは『 オーラ 』を持つ。 [CB]ユニットを1体選ぶ。ターンの終わりまでそれは『 オーラ 』を持つ。 |
白黒コントロール
:エリアトライアル福岡スイス1位一方で、九州では四国・宮城・関西とは真逆で、白黒コントロールによる遅いデッキが隆盛した。
3位にはやはり橙紫が存在していたが、1位2位がともに白黒コントロールというこの大会は環境が特殊だったというわけではなく、その遅さが《斉天大聖》環境に対するひとつの回答だったといえるだろう。
第1弾環境を支配していたライフゲインや除去に《白き森のエルフ》や《魂の両断》などが加ったことも質の向上の助けとなったのだろうが、《夜を盗むもの ライーサ》や《盗賊の魂》によってハンデスの枚数的アドバンテージを取りやすくなったことも一因であろう。
場に出て脅威となる存在は、手札から落とせばよいのだ。
2-016S《マスタートウリョウ キズキ》 |
---|
あなたの時代が発展したとき、あなたの捨て札置き場にあるヒストリーカードを1枚選ぶ。それを手札に戻してもよい。 アクティブ状態のヒストリーを1個ワイプする:ターンの終わりまでマスタートウリョウ キズキのパワーとATKをそれぞれ+500、+1する。 |
特に《盗賊の魂》は《マスタートウリョウ キズキ》との組み合わせで複数回のハンデスが可能であり、当時の白黒コントロールのキーを担っていたといえる。
青橙オーラビート
:エリアトライアル北海道スイス1位
:エリアトライアル東京スイス1位
このように橙に対抗するため、遅さの点で白と黒が、速さの点で青と紫が台頭し始めた環境であったが、エリアトライアル北海道、そして最後のエリアトライアルであるエリアトライアル東京で優勝したのは青橙という良いとこどりのようなカラーだった。
環境初期に台頭した《斉天大聖》はどちらでもやはり3積みされている。
しかしそれ以外のパーツは大きく変化しており、《開眼する修行僧》や《青の宝珠》でオーラを付与したうえで《アースドラゴン》で除去するというコンボを採用していたのは、環境中期に流行した青Xオーラビートに対する回答であったといえるだろう。
第二弾時代のまとめ
- 《斉天大聖》による中速デッキが台頭
- 対抗馬はオーラによる速いデッキと白黒コンの遅いデッキに分かれる
- オーラにはオーラ破壊
第三弾 災禍を討つ者
時代に乗っていたカード
- 黒:3-085S《メディア》
- 青:3-107C《蒼眞の伝令》
- (黒:2-076U《黒暦の司》)
時代に台頭したデッキタイプ
- 速:橙黒Xバーン(橙黒ウィニー、橙黒青CBビート、橙黒バーン)
- 速:白青ビート
- 速:青紫蒼眞ビート(青紫蒼眞雷力、青t紫蒼眞ビート)
- 中:橙紫ランパン
- 遅:黒Xコントロール(黒橙コントロール、白黒コントロール)
黒Xコントロール
黒橙コントロール
:2014全国大会優勝
第三弾環境を語るにあたって、まず述べておかねばならないのは《メディア》の脅威である。
黒ダブルシンボルの3マナ2500/2という標準サイズを持ちながら確定除去能力を持つ《メディア》は、《不死兵団》や《黒の宝樹》と組み合わせられることで己より遅いデッキを駆逐していった。
2014年全国大会。初の全国大会となるこの場所で、《メディア》による全国統一という覇業が成し遂げられた。
3-085S《メディア》 |
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[W]:あなたのユニットを1体かあなたのヒストリーを1個選ぶ。それの上のカウンターを1個指定する。それの上にそのカウンターを1個置く。 [2][黒][黒]、メディア以外のユニットを1体犠牲にする:ユニットを1体選ぶ。それを破壊する。 |
もちろん優勝したのは《メディア》の力だけではない。
橙のランパンは《メディア》の確定除去をより容易に行わせ、《斉天大聖》は戦場を掌握するとともにいざというときの弾にもなった。
また3弾から追加された黒のCA3スペル、《呪殺》と《縫合再生術》は速いデッキや除去に対して抑止力となり、フィニッシャーへ繋げるために存分に働いた。
白黒コントロール
:2014TOUR京都スイス1位
全国大会から約一ヶ月後のTOUR京都で、《メディア》入りの遅いデッキはスイスラウンドで1位となる。
だがその後、《メディア》は優勝者の中から姿を消す。
それも当然だろう。
《メディア》は全国大会で猛威を振るった。振るってしまった。その強さを見せ付けてしまった——あまりに強過ぎたのである。
であれば、それに対抗する者たちが現われるのは至極当然のことなのだ。
であるがゆえ、全国大会に続くような遅いデッキタイプでは1度しか覇権を握ることができきず、その天下は三日天下と相成ったのである。
橙黒(X)バーン
橙黒ウィニー
:2014全国大会スイス1位
全国大会において、《メディア》による支配にまず抗ったのがこのデッキタイプであった。
《最後の白牙族》、《異界の転呪門》、《黒暦の司》……。発展を捨て、速さのみを追及したデッキは《突破する鋼角》を除いてすべて3積みで、発展も愛も悲しみもかなぐり捨てたその強固な意思を示している。
2-076U《黒暦の司》 |
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あなたのCBが発動したとき、対戦相手に1ダメージを与える。 [CB]対戦相手に1ダメージを与える。 |
この橙黒というカラーは、幾分形を変えてその速さを変化させ、時代を握った。
橙黒青CBビート
:2014TOUR京都優勝
橙黒バーン
:2014TOUR千葉スイス1位
TOUR京都を制した橙黒青CBビートは、2弾時点で登場していた《黒暦の司》や《開眼する修行僧》のCB発動時に誘発する効果をふんだんに発揮したものであり、バーンに加えてオーラを持たせた《アラモロ山岳戦士》に殴りかかられては、遅いデッキではひとたまりもなかった。
またTOUR千葉でスイス1位となった橙黒バーンは、そのカラーこそ全国大会優勝のデッキに似ており、《メディア》は積まれてはいた。
しかし採用されているカードはといえば、《吸血》、《マーリン》、《黒暦の司》、そしてデッキ名にもなっている《神殺しの魔弾》と、明らかにその性質を異とするデッキタイプ――バーンであった。
白青ビート
:2014TOUR仙台優勝・スイス1位
第二弾から引き続き、青を含めたビートは《メディア》を打ち倒すためにその性能を遺憾なく発揮した。
TOUR仙台にてスイス1位をとり、そのまま優勝まで果たした白青ビートは 《百の剣士長 ドゥース》や《海部の将 ミフネ》、《ニケ》など、第二弾における速さを重視したデッキを基本形としたものであった。
このデッキタイプが上述の橙黒Xウィニーと異なる点は、3弾から追加されたカードにある。
本デッキに採用されている3弾から追加されたカードは、《邪光の獣 ニルヴェス》、《シェヘラザード》、《オウムガイの精霊》のみである。
しかしまるで第三弾のカードを買ってないのではないかと疑いたくもなる絞られたこのチョイスのうち、《邪光の獣 ニルヴェス》は《メディア》に代表される単体除去を避け、また同型の少ないSSにつけ込むことに長けていた。
《オウムガイの精霊》は《メディア》によってその力を二倍三倍と強められる《黒の宝樹》を伐採するのに役立ったのである。
青紫蒼眞ビート
青紫蒼眞雷力ビート
:2014TOUR千葉優勝
ところで、第三弾からはカテゴリ推しのカードが登場し始めた。
第二弾では特定カテゴリを参照するソウルチェンジが存在しており、そもそも第一弾では《迷宮を統べるもの》が【ミノタウロス】シナジーがあったのだが、第三弾でのカテゴリ推しはそれまでとは数も質もまったく違っていた。
互いにシナジーを持つカテゴリは3種類。
【アリオン】、【雷力師】(【雷力術】)、そして【蒼眞勢】である。
そして第三弾環境において、もっとも重要だったのは【蒼眞勢】であると断言できる。
TOUR千葉の優勝とTOUR岡山スイス1位および優勝のデッキは、どちらも《メディア》に対抗するための速いデッキタイプであった。
そしてこのふたつのデッキは、青紫であるという点で共通していた。
TOUR千葉のデッキは、雷力デッキである。《雷力師団長 ニコレアナ》の全体パンプによるダメージアップを狙ったデッキであるというのは間違いない。なぜならプレイヤーによって名付けられたデッキ名が「青紫雷力」なのだ。
だが3積みされた《蒼眞の伝令》は、間違いなく【蒼眞勢】らしいカードであり、この環境における、バーンを含まない速いデッキのキーカードであった。
《嵐の進撃》と《クレオパトラ》。
時代3から本領を発揮し、ATKを増加させるこれらのカードたちは《メディア》がその力を振るう前に殴り切るのに役に立った。
そしてこれらのカードを支えていたのは、間違いなく《蒼眞の伝令》の安定発展効果なのだ。
3-107C《蒼眞の伝令》 |
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蒼眞の伝令が戦場に配置されたとき、あなたのデッキから【カテゴリ(蒼眞勢)】のユニットカードを1枚サーチし、デッキの上から2番目に置く。 |
このカードの効果によってデッキの上から2番目、すなわち次ターンのCCに仕込まれることが多いのは次の3種類だろう。
すなわちCA2でありながら条件付きでドローできる《蒼眞足軽大将》。
次にCA1ではあるものの確定除去を行える《蒼眞の剣華 ミスルギ》。
そしてCA3という以外に何ら特徴が無いように見える《蒼眞の伝令》自身。
だが《蒼眞の伝令》のCA3積み込みこそが、安定した時代発展に貢献し、《嵐の進撃》や《クレオパトラ》の本領を発揮させていたのである。
現在でこそ追加のクロノチェックは豊富だったが、当時は3手で発展することこそが至上命題であった。
青t紫蒼眞ビート
:2014TOUR岡山スイス1位・優勝
やはり《嵐の進撃》による決定力を重視しているが、紫は《嵐の進撃》と《サンダーバレット》、《サンダーアロー》の8枚のみで《クレオパトラ》は含まれておらず、むしろ《海部の将 ミフネ》で決めるタイプとなっている。
このデッキにおいても、やはり《蒼眞の伝令》は重要であった。
運を天に任せるだけでは、一度は勝てても、二度、三度とは勝てなくなっていく。だが運を人が操作できるのであれば、その勝利は偶然ではなくなる。
最後に環境を制したのは、運を捨て、人に賭ける力だったのだ。
橙紫ランパン
:2014TOUR佐賀優勝・スイス1位
さて、TOUR佐賀のスイス1位と優勝を手にしたデッキは他と比べてやや変わっており、第二弾環境を彷彿とさせる橙紫であった。
パーツとしては《イシュタル》、《雲荒らしの雷吐き》が追加されており、それほど重くはないコントロールが軽いユニットが多い青紫や黒橙等に突き刺さった結果かもしれない。
このように、《メディア》は下馬評通りに3弾の最初期環境である全国大会においてひとつの結果を作り出した。
しかし環境が進むに従い、《メディア》に勝つためのデッキが隆盛。結果として遅い《メディア》では時代についていくのが難しくなったといえる。
なお、第三弾カテゴリデッキの三柱のうち【蒼眞勢】と【雷力師】(【雷力術】)は覇権を握ったが、残りの一柱である【アリオン】はこの時点では時代に台頭することはできず、岡山のトーナメント2位の記録だけが残る。
第三弾時代のまとめ
- 《メディア》による全国統一
- 《メディア》に対抗するために高速デッキやバーンが台頭
- カテゴリデッキの隆盛と《蒼眞の伝令》による確実な発展
——かくて混迷を極めた時代は第四弾へと続く。
2 件のコメント:
自分が始めたのは二弾後期でしたが、猿が強すぎて投げそうになってたことを思い出しました。
個人的に、ラスクロは三段から俄然面白くなったと思います。
しかし、懐かしいものですね……
コメントありがとうございます(ひゃっほぅ、久しぶりのコメントだぁ!)。
確かに2弾の猿は本当に強かったですね。一度ランパンさえできてしまえば単体で機能するうえ、勇猛に除去耐性で対応策がかなり限られていたのは辛かったという記憶が自分にもあります。
3弾だと《メディア》はかなり強くて環境の中心にはいましたが、そのぶん速いデッキが隆盛して中盤以降は活躍できなくなったので、結果的にデッキタイプが増えて、非常に面白く環境が動いていましたね。
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