『犬狼』『太陽』制作録 PCとタグ編


 7月進捗報告。こういうのってその月中にやるんでね? と思うけど夏なので仕方がない。


『霜夜ゆく』は普通にゴリゴリ作りつつ、ちょっと一息吐いて本編のPC版対応+最適化修正(バグ修正含む)に乗り出しました

 基本的に霜夜は画面幅取って位置やサイズ決めているため、基本的な部分では何もせずにうまくいくのですが、それだけだと足りなくなってしまう場合もあって、たとえばわかりやすいのが船内TALK画面。




 こういうふうに中央に寄っているので、左右がスカスカになってしまう。まぁこれでも別に支障はないのだが。

 とりあえず左右に(あんまり内容には寄与しない)データを入れつつ、左右にボタンを配置してタブ移動できるように。こんなかんじでちょっとだけ手を加えていく方針。




 ほかにはセーブ周り。もともと再現が難しいセーブデータ破壊問題があったのですが、おそらくセーブ時に十分に余剰を取っていない&セーブデータの形式が良くないせいでうまくセーブできない場合があったのではないかと想像しています。

 なのでこれを『山が笑えば』でも使ったEasySave3形式に変更し、なおかつセーブ処理を全体的に軽く。ほか、いろいろな処理を軽くしています。


 それとテキスト……なんだけどこれはUnity使ってないと説明が難しいのでさておく。テキストの内容のことではなく、テキストの形式の話で、従来のままだと犬狼との兼ね合いでフォントサイズが倍になってしまうので対応しました。フォント、重いのだ。


 あとは環境音を追加していて、音楽が流れていないときには環境音が流れるようにしました。執拗にループを実装しない。



 

 といったかんじでだいたい処理はできたのですが、最適化処理に伴って生じたバグが多い&主にサウンド周りで直したいところが出てきたのでもうちょいかかりそうだなぁ。そもそも『犬狼』の部分がまだまだ終わってないのですが。




『真ッ赤の太陽』はようやくタグ&推理システム(の構想)が明確になったので内容に入れ込み始めています。


 具体的には以下のようなシステム:

  • 『太陽』では1シーンごとに1度だけトリガーを引けるようになっており、トリガーを引くとノートが生成される
  • ノートはタグを持っている
  • タグは第一説明文のみ簡潔に表示されており、名前や第二説明文は一部が隠されている
  • タグには閾値があり、閾値を超えると名前や第二説明文がオープンされる
  • 特定のノートを持った状態で特定のシーンに入るとカットが挿入され、閾値によらず名前や第二説明文がオープンされる
  • タグには組み合わせがあり、特定の組み合わせのタグが(オープンされていなくても?)解決編で回答に使用できる

となっています。


 これだけだとわかりにくいので具体的にチュートリアルでの「ミトレイエット」ノートの「Shot」タグで説明すると、ミトレイエットの話のときにトリガーを引くと、ミトレイエットに関するノート(マシンガンという意味のサンドイッチであること)と、[S__t]というタグを持っている説明が出てきます。

 この時点では[S__t]タグの説明は第一説明の「弾丸に関するもの」だけで、閾値は[1/2](=2つ取得するとオープンされるが、現在は1つのみである)です。

 このままチュートリアル後半に入るとカットが挿入され、追加の説明が入ります。さらに[S__t]タグは[Shot]タグに変化し、「注射や写真、撮影などを示すこともある」という第二説明が表示されるようになります。


 とまぁ、言葉で説明するとめんどいけど、実際は「とりあえず気になる会話文のところでトリガー引けばそこの追加情報が得られるので、各自勝手に推理してくれや! 最後に答え合わせな!」というシステムです。

 ちなみにいくつかのタグの数を増やすために、タグに関連づけたサンドイッチがときどき出てくるのですが、サンドイッチはわりとボーナス的な扱いで引くとすぐにカットが入る=タグの内容がオープンされるようになっています。まぁこのタグが正解に直結するとは限らんのですが。


 とりあえず中身固まったので8月の夏休みの間に1章までは全部動作するようにしたいところ。

 ついでに→ゲーム紹介ページも作り始めました。といってもまだ数人登場人物紹介があるくらいです。


 9月に引っ越しがあって忙しくなりそうなので、できるだけまとまったところまで進めておきたい所存。









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