『真ッ赤の太陽』制作録 推理編
→2ヶ月前の記事で「完成に向けて」とか題して『真ッ赤の太陽』に集中していましたが、まだ完成してない昨今です。
だいたいここのところずっと推理編のパートを書いていたのですが、やーっと終わりました。
『太陽』は以前に小説投稿用に書いた小説をベースとしており、人的コスト(ここでいうコストはお金のほうではなくて、作ることそのものに対する人的コスト=わたしの苦労)を最小限にするという目標で作っていたはずが、本格的に着手し始めた4月から半年以上が過ぎ、もうすぐ8ヶ月。
なぜこんなに時間がかかっているのか。
だいぶ変えたりもしていますが、本文ベースは基本が小説なのでかなり楽ができました。
ただ「気になった部分でトリガーを引いて推理をする」というトリガーシステムの都合上、
①トリガーを引いたときに出てくる情報:「ノート」
②対応するノートを持っていたら挿入される会話:「カット」
③分岐がある推理部分
の3つは小説版では当然存在しなかったところなので、大きな加筆をせざるを得ないわけで、ここ2ヶ月くらいは頑張ってノートや推理編を書いていたわけです。
『太陽』は(途中トリガーを引くことで情報の取捨選択があるものの)基本的に分岐が一切存在しないシステムになっていますが、例外が推理編です。推理編ではそれまでPOV(視点)キャラとして登場した3人のキャラが引いたトリガーで得たノート……にさらに付随しているタグを組み合わせることで推理していきます。
といってもそんなに複雑な推理をするわけではなく、質問に対して提示されたタグの組み合わせで回答して流すだけです。
このゲームは「推理」アドベンチャーではなく「推理小説」アドベンチャーなので、べつに推理が失敗しても普通に話は進みます。なので適当に推理してください。
そんな推理編、ようやく10月で全部文字の平打ちが終わったのですが、文字数で見ると7.0万字あります。
推理編以外の文字数は20.3万字なので、おおよそ1/4くらいは推理編。うーん、すっきりしたグラフ。
とはいっても、推理編は基本的に全部を読むということはありえないので、たぶん(わざわざ周回しなければ)1/10程度しか読むことはないと思います。会話・ノートのほうも半分〜1/4くらい?
実際に読む量はざっくり考えると全体で7〜10万字くらい? たぶん文庫本くらい……か?
「基本的に(内容が担保できるのであれば)文字数は少なければ少ないほど面白い」という持論があるため、校正の段階でもうちょっと減らしたいところ。
何にしても文字打ちは全部終わってあとは細かい動作まわりを詰めるだけ。上でも書きましたが本格的に着手し始めた4月から半年以上が過ぎたわけで、いいかげん完成に対してラストスパート。
Indie Live Expoでも「年内発売」ということで出すので、詰めの方向で頑張りたいところです。来月の記事だと体験版について書けるといいなぁ。
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