9月半ばまでに独逸での学会での発表の草稿みたいなやつ1本、9月後半にちびっこい国際学会でポスター発表、10月初頭までに国際学会の前稿1本、やっぱり10月頭に国内の学会でオーラル発表。やべぇな。どれも大きいものではないですが、無事に済む気がしない。
今年はぜんぜん夏らしいことをしないまま8月が終わってゆくので、せめてリモンチェッロとか作りたいな。幸いまだスピリタスも残っているし。明日は檸檬でも買いに行きたいところです。
世間は夏休みだというのに忙しい日々が続くので、埋め草的に以前に人狼の固有結界(独り言を呟くところ)で書いてたショート・ストーリィ、『リサイクル・ライフ』を公開しました。
ちなみに下の小旅行記録ですが、写真と内容が同期しているわけではありませんのであしからず。
05, Aug., 2012 11:42(LST:JPN)
成田にて飛行機に乗り込んで10分ほど。仏語と思しきアナウンスが流れ始める。いまいち意味が掴めないでいたが、英語も流れ始めたため、なんとなく意味が掴めるようになる。エールフランスの飛行機だったため、英語と仏語だけなのだろうと考え、頑張って理解しようと、ふむふむ燃料補給中なのか、と頷いていたが、日本語も流れた。昨今は親切なものだなぁ。他に何語なのかわからぬ言語も。
暇にかこつけて機内を観察する。機長らしき(ただの搭乗員かもしれないが)壮年の男が壁に肘をつき、客に話しかけていたりする。さすが仏蘭西である。気安い。
- 飛行機はエールフランスで成田からシャルルドゴール、シャルルドゴールからベルリン・テーゲル空港という経路。成田で既に迷い、いろいろ訪ねつつなんとかチェックインできました。飛行機は待ってくれないし、時間もかかるので、乗るまでに精神が疲れる。
05, Aug., 2012 12:52(LST:JPN)
離陸から約1時間、メニューが配られ始めた。ランチは胡麻風味のスモークサーモン、スモークツナに野菜のなんたらかんたらに加え、メインの牛か鶏らしい。さすが仏蘭西便だけあって、よくわからない。牛にする予定。
あと先行してチーズクラッカーが配られたのだが、零して迷惑をかけてしまった。申し訳ない。でもまたなんかやらかしそうな気がする。
- 実際はやらかしたのではなく、やらかされてしまった。メインを牛にしてもらったはずなのだが(味噌がどうこうとか書いてあって美味しそうだったから)、なぜか鶏が来た。そして鶏を頼んだはずの隣の人のところに牛が来た。後から、間違えちゃった、てへ、と添乗員がやってきたときには既に食べておりました。いやぁ、なんか鶏っぽい牛だと思ったんだよなぁ。
06, Aug., 2012 06:23(LST:GER)
現地2日目。機能は22:30頃寝たのだが、早く起きてしまった。いまいち外の車の音が五月蝿くて眠れない。
飛行機は無事運行。ただし非常に寒かった。上着を着ていても寒いほど。また、ビーフを頼んだのにチキンが来るというアクシデントあり。あと、やはり狭い。横は大丈夫なんだけど、縦が。
ホテルに着いたのは現地時刻で20:30くらいだったと思う。とりあえず英語は通じる。部屋は狭く、うらぶれた安ホテルという感じ。暗い(電灯が少ない)、冷蔵庫がない(取り外した跡はある)、金庫がない(他の部屋にはあったらしい)、クーラーもないという素晴らしい部屋。まぁクーラーは涼しいので必要なかろう。 水を探して夜の街へ。広場で祭りのような、デパートの屋上を少し豪華にしたようなセットや屋台が出ている。メリーゴウランドみたいなものも。既にその時間は大半が閉店していたが、印象深いのは木彫り細工のスプーンやらを売っている店で、店員がアラブ人なのか中国人なのかよくわからない格好だった。
水はデパートらしき場所の1階の本屋にて見つける。独逸では飲料は本と共に売られているのだろうか。
- 安めのところだったので、まぁこのくらいかな、と思わないでもなかったが、同じホテルに泊まった友人に訊いてみると、もう少しちゃんとしていたらしい。くそう、ここだけ外れか。ちくそう。
- あと水はわざわざ本屋まで行って買ったが、そんなことしなくてもUバーン(地下鉄)の構内にコンビニみたいのがあって、そこで買えるのよね。あそこのほうが近かったな。
- ちなみにこのとき、06:23と書いてあるが、サマータイムの分が考慮しておらず、実際は07:23だったりする。ホテルの部屋電話の表示に合わせたら、間違ってたんだものなぁ。騙されたぜ。
06, Aug., 2012 10:27(LST:GER)
会場に到着す。
遠い。スライド紙はでかいのだが、投影機が小さいのか、よく見えぬ。
10:30より、O先生の発表有り。ライダーとレーダーを使った雲のDetectで、Zeとβでcloud particleを決める話。
植生+下向き長波+短波の話はどうだろう。地表面状態+大気状態。
隣の人が面白いことをやっている。貧乏揺すりがやたらと酷い人なのだが、ペットボトルから水かアルコールかわからなないものを僅かに手になすりつけ、それを顔や首につけている。どうやら冷やしているらしい。
- ペットボトルの人は、少量しか液体が入ってなかったところを見ると、蒸発させて冷やす専用の液体をボトルに入れていたのだろうか?
06, Aug., 2012 11:40(LST:GER)
1st floorは混んでるので、2nd floorで。
O3はやっぱり重要か? 全球での研究。
EOFってよく出てくるけど、未だに意味がわからない。
- 混んでるかどうかで入る部屋を決める。これで良いのか。
- EOFは経験的直交関数(Empirical Orthgonal Function)解析のことかなぁ。自分で使わないものはよくわからんなぁ。
06, Aug., 2012 13:59(LST:GER)
Weather Environment&Climate Applicationのセッション。食後なので眠い。
無料の昼食がありがたい。
Yang et al.(2008)でcloud function(1998-2008)の割合について。
T、O3、H2Oの鉛直プロファイルが重要(Q.Fu)→CO2のプロファイルは良いのか?
O3:Wagner et al.(2002)
全球での雲高度の低下。R.Pavies:"Comparison of longwave and shortwave effect on EXXXbXX surface temperature"
- お昼はバイキングというか、びゅっふぇ的なアレだったのですが、なんか豪華だった。味はそこまで良いというわけではないのだが、なにやらいろいろあって目移りしてしまう。果物が美味しい。そういえばホテルの朝食もバイキング形式だったのだけれども、やっぱり果物があって美味しかった。あとソーセージにかけるマスタードが美味しくて、辛いというよりはちょっと甘辛のやつなのだけれども、とても気に入ったのでケチャップは無視し、野菜やら他のものにもマスタードをかけていました。
- 研究関連のこともメモっていたようだけれども、書き殴りのせいか何が書いてあるのかよくわからなかった。
06, Aug., 2012 15:43(LST:GER)
Climateのセッションが終わった後、他のところに行こうとしたら、部屋の外まで食み出していたため休憩中。
そういえば飛行機で映画を2本観た。”American Pies - The Reunion -”と”21 Streets Police”だったかな。
あとホテルに備え付けの電話の時計表示を見て時計の設定をしたのだが、サマータイム導入されてなくて1時間ずれてた。
欧州だからか、人口密度が小さい。また、涼しい。人間の発する熱量は案外馬鹿にできるものではないと思う。
虫、鳥、獣をあまり見ない。
- 混んでるかどうかでセッションを聞くかどうかを決める。これで良いのか。
- 観た映画は、正確にはこれ( http://www.youtube.com/watch?v=R9Or_Sp76zU )とこれ( http://www.youtube.com/watch?v=TmNWrEMuWH0 )。どっちも面白かった。ちなみにこのふたつを選んだのは、アダルトと日本語有りで検索して出てきたからです。いやぁ、われながらわかりやすいなぁ。
- 動物をあまり見ないということを書いたが、特に虫が少ない。鳥は鳩やら雀らしきものがいるのだが、虫がいないのは単に生息域の違いか、道路のところどころにごみ箱があって比較的清潔が保たれているからか、あるいは湿度が少なく乾燥しているせいなのか。ベルリンが都市域だからかなぁ。あと日本と違うのは、猫がいないことと、飼い犬が多いこと。犬を散歩している人をよく見かけた。近寄っていくと触らせてもらえた。日本と違って、ピレネー犬みたいな大きくて毛が長めの犬が多かったかな。ちっちゃい子もいたけど。
06, Aug., 2012 16:32(LST:GER)
Surface Measurementあたりを聞く。
Stone et al.(2008)。植生とアルベドに関して。MODTERAN。
しかし今回、やけに老人っぽい人が多いな。
- まぁ狭い領域の学会なので、偉い人が多い→自然と年齢が高齢化するというのは仕方がない。でも高齢の人が多いと感じた原因は、むしろ若い人が少なくて、平均すると大部分の人が老けているように見えたからかもしれない。欧米の人って、学生でもなんか髭とか生やしてたりしてるから、老けて見えるのだよなぁ。
- で、この後会場近くのビアガーデンっぽいところで飲んだ帰り道にちょっとした出来事がありました。
07, Aug., 2012 12:07(LST:GER)
午前は刊行、今から学会。"Cloud&Weather"。
Stanhill&Cohen(2005):Sunshine。
昼の観光は何とか門へ行った。
- すごい適当な記録ですね。思い出すのに時間かかった。たぶんブランデンブルク門というやつ。綺麗なところで、写真撮ってくれる人(正確には、一緒に写ってくれる人)もいた。ナチの格好している人なんかは、日本人だとわかったのか、「アリガト」といきなり言ってきた。うむ、まぁ間違ってはいない。
07, Aug., 2012 14:00(LST:GER)
昨晩はH氏含め呑みに行ったのだが、日本で言うところのビアガーデンと思しき場所のウェイトレスの方が面白かった。H氏に奢ってもらう。
その後、帰りのUバーンにて酔漢に絡まれる。酔漢というか、酔った太ったおっさんなのだが、腕は太い。あわやどうにかされると思ったが、乗り合わせた地元の学生に助けられた。物理の学生(たぶん会場傍のベルリン自由大学)とのこと。
午後からClimate&Weatherセッション。
SPIEに関して、目視のデータで低/中/高が分けられるのなら、それを境界条件にするのが良いかな。
McICA?という雲の放射を考えるモデルがあった。雲量の分を計算内部で沸けるっぽい。これはMstrnでもできるな。
- というわけで先日は呑んだ帰り、ホテルに戻るUバーン車中で絡まれたのでした。いやぁ、絡まれっ子なのですよね。なんだろう、ちょろそうに見えるのかな。しかし独逸で絡まれるとは思わなんだ。
- 今なら笑えますが、当時はかなり逼迫した状況でした。急に近づいてきてもうね、言葉は通じないし、そもそも酔ってるせいで目つきが安定しないし。ふらふらしてるから、いざとなれば暴力沙汰になってもどうにかなるかもしれないと一瞬思わないでもなかったのだけれども、向こうの腕がやたらと太い。こっちの足くらいあるの。もうね、たとえ金的蹴り上げても、こっちの腕とか首とか折ってきそうな体格だったから、下手な手出しもできなかった。上に圧し掛かられたら、肋骨折られそうなくらい。
- で、地元の方に助けられました。これがね、イケメンなのです。ほんと、おお、野生のイケメンだ、と思ったレベル。まぁ緊急事態で助けてもらったから余計に格好良く見えたという可能性は否めないし、そもそも欧米人の顔って見分けにくいから、ある程度顔が良ければすごいイケメンに見えてしまうのかもしれないけど、まぁそれにしても良い人だった。殴り合いに発展したわけではないが、小突き合いくらいのことをやってのけて、追い払ってくれた。もうね、ダンケダンケ言いましたよ。ちなみにわたしが習得した独逸語は、「ダンケ」(ありがとう)、「ビッテ」(pleaseとほぼ同義)、「シェーン・フロイライン」(美しいお嬢さん)くらいでした。第二外国語独語だったのに。
08, Aug., 2012 11:30(LST:GER)
ポスター日。朝から早速客が来ていたので、説明。自分の駄目さで心がなんかあれ。
Surface Measurementセッションを見ようとしたが、混んでたのでEnergy Budgetセッション。
- ポスター発表の日だけあって、緊張のせいか文章書いている余裕がない模様。
- いちばん最初に来たおじいちゃんがやたらと元気の良い人で、しかも早口で、何を言っているのかさっぱりわからなかった。言いたいことだけ言って去っていったという印象。
08, Aug., 2012 13:53(LST:GER)
UVセッション見る。
O3の量は1988年あたりから増加→減少か。
UVの強さでCloud Optical Thicknessの測定ができる?
Sen's Q Slope EstimateというMun-KendallのTrendテストの類があるらしい。Mehede By Wether Trend(1998)というのも。
- この辺、字が凄いアレでよくわからない。まぁポスター前だったし。
- で、この後のポスターセッションで力尽きて、内容は翌日に。
09, Aug., 2012 14:47(LST:GER)
観光を行っていたため、この時間から参加。Energy Budgetセッション。
昨日はポスター貼った。最初のいろいろまくしたててきたじいさんだとか、インドの首振りだとか、イギリスっぽいけど言葉が丁寧な人と話ができて良かっただとか、いろいろ。その後は駅近くのレストランで食べた。落ちた檸檬を犬が食べていた。
Shortwaveが非常に重要だと述べた後に、"Aren't you?"と小さく付け足したL何某の台詞が面白かった。
Koren, I et al.(2008)、Wood, R., Field.P.R(2011)で深い雲や小さい雲に関して。
LWP/IWPがNASAのモデル中でOverestimatedになっているところがあるとか。
ポスターのときに訊かれたメモ:データは再解析済みか。
- 観光はなんだったっけ、なんちゃら宮殿というところ。中に入るには大行列ができていたので、諦めました。
- その後に商店街のような場所に行ったのだけれども、これは楽しかったです。こういういろいろな物が売ってるところは楽しいなぁ。美術品売ってるような店で、『C.M.B.』に出てきたフリントロックソードみたいな銃と剣がくっついたやつが売ってました。値札ついてなかったから、幾らなのかさっぱりわかりませんが、たぶん高いのだろうなぁ。
- で、昨日のポスターのコメントに関してですが、爺さんについては前項で書いたやつ。インドの首振りというのは、インドっぽい方に話をする機会があったのですが、こちらが話しているときに、なぜか首を、こう、方向は固定したまま左右に移動させてくる。なんといえば良いのか、麒麟のような動きというか、鳩の首の動きを前後ではなく左右にしている感じ。あれは驚いた。たぶん、相槌を打っていたのだと思う。あと英国っぽいけど言葉が丁寧な人は、熱心に話を聞いてくれた人で、英語は流暢だったけどすごくゆっくり喋ってくれて、あれはこちらが日本人だと思ったからなのか、それとも英語が母国ではない欧州の人なのか。わたしの論文を読むよー、と言ってくれて嬉しゅうございました。その他いろいろな人が来てくれて、非常に緊張した。もっと英語聞き取れ、喋れるようにならんといかんなぁ。
- ちなみにこの日の終わりは、ベルリンの壁を見に、チャーリーチェックポイントというところに行きました。Checkpointって関所のことね。なかなか面白いところでした。
10, Aug., 2012 10:27(LST:GER)
Radiation Budget&Forcingセッション。最初間違えてUVのほうへと行ってしまったため、ぎりぎり聞けそうなP氏の話が聞けなかった。
昨夜はチャーリーチェックポイントにてベルリンの壁を見た後、ホテル近くの屋台のような場所で食事。K氏曰く、ベルリンはTrail(飛行機雲)が多いとの事。
そういえば先日、トイレのトイレットペーパーの折り方が日本とは違うことに気付いた。
1200からSite Seeingの予定。
- 学会最終日。午後から観光。
- 最後はお買い物に、とKeDeWeという老舗の百貨店に行ったのですが、凄く楽しかった。ウェッジウッドのカップが80%offになってたので買ったりだとか、そういう買い物の面での楽しみもあったのですが、他に面白かったこととして、凄い可愛らしい子がいた。サマードレスを着た金髪の巻き毛の女の子で、小学生くらいかな。専門用語でいうと幼女なのですが、シュタイフという縫いぐるみを売っている店のところにやってきて、縫いぐるみ郡の頭を叩きながら名前を呼んでいました。で、お父さんらしき人が後からやってきて抱きかかえられ、「パーパ、パーパ」と楽しそうに歌いながら去っていったのです。もうね、なんだこれ天使か、と思った可愛さ。やばいなアレ。その辺歩いてたら誘拐されるだろっていうくらいの美少女でした。
- いろいろ買って、お昼はカフェテラスでピザやらパスタやら食べて、飛行機。12時間のフライトは辛かったけれど、楽しかったなぁ。
- 初の海外旅行(学会だけど)でしたが、良い経験になりました。
テンプレからいろいろ弄ろうとしたけど、やっぱり元に戻る。
この状態だとやっぱりLight Boxが機能しないけど、まぁ仕方がないか。
今月は独逸に行くので初週や二週目は更新できなさそうでございます。
日誌/120803-120831
Reviewed by
ブリキの
on
8月 31, 2012
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