日誌/ラスクロ、橙青アイアンミュシカ(クラシック)

 最初に言っておきたいが、このポーズは、


 アイアンクローである。

 いや違う、待ってくれ。ラリっているわけではない。あと首から下を砂浜に埋めるのはフグ毒の治療法だ。

 そう、20世紀の米国と日本のプロレスを湧かせたフリッツ・フォン・エリックの意志をこの年端も行かぬ少年が受け継いでいたのである。
 つまりこのユニットは【武闘家】だとも考えることができるわけで、するとどうなるか。

 ――無限コンボ。
 古より人を惹きつけてやまないこのコンボを行うためには、何らかの無限ループが必要だ。
 そして単体で無限に行動をできるユニット――現実に存在するッ!

 それこそが【武闘家】と化した《青氷の神軍師 ミュシカ》である。
 X=0で起動することで、何度でもアクションアビリティ(AA)の起動が可能なのだ。

 そしてこの何の意味も為さない動作は【武闘家】と化すことで、単なる空撃ちではなく己の肉体を鍛えるためのパンプアップ手段となりえるのだっ!

 すなわち必要なのはこの2枚。

《英魂の拳闘場》。




 そして《変幻の鏡》。


 少年よ、鉄の爪と化せ!

■橙青アイアンミュシカ

ユニット - 38

時代コスト名称POWATKCA枚数
12ブーディカ2000222/3
12アレイン2000223/3

13ギルガメッシュ2000122/3
23玉石の理法士
スーズ
2500222/3

24イシス2500222/3
33道開きし拳闘団3000233/3


33豪拳の師範代350032
B
3/3
34陽祠堂の守り人
ダナーン
3500222/3

36女拳聖
ベルカ
400041
B
3/3

44アポロン4500423/3
12わだつみの声
アンジュ
200011
B
2/3
12蒼眞の伝令20002233/3
12青氷の神軍師
ミュシカ
2000
+500
223/3
22彩流刀の剣姫
ミィ・リン
20002
+X
22/3
32竜吉公主300022
B
3/3

スペル - 9

時代コスト名称CA枚数

1-42英魂の拳闘場23/3

1-43心臓眠りの墓所森21/3
1-42静寂のハンドベル32/3

1-42変幻の鏡2
B
3/3

ストラクチャ - 3

時代コスト名称CA枚数
1-42ノアの方舟32/3
1-42青氷旗の要衝
白銀砦
31/3

 序盤は相手の動きを適当に受けつつ、コンボパーツを揃えることに専念しつつマナを伸ばす。
 《変幻の鏡》は《わだつみの声 アンジュ》でサーチでき、《青氷の神軍師 ミュシカ》は直接サーチはできないものの、ランパンしてSSに寝かせておけば時代2から《イシス》で出せるようになる。
 《英魂の拳闘場》のみ掘れないので、これだけは初手で持っておきたい。

 《英魂の拳闘場》と《変幻の鏡》を揃えて4マナ捻出できる段階になったらコンボスタート。
 相手のアタックに合わせて《青氷の神軍師 ミュシカ》を配置してブロックしつつ《変幻の鏡》で【格闘家】になってからAAをX=0で百万回使ってPower=2000+(500x1,000,000)=500,020,00で返り討ちに。
 そこからは《アレイン》でマナをATKに還元しつつ殴る。理想的には《青氷旗の要衝 白銀砦》でブロックもできるとなお良い。

 他のフィニッシュ手段としては、

  • 《英魂の拳闘場》でサーチした《女拳聖 ベルカ》をSSに埋めた《アポロン》
  • 《変幻の鏡》で相手ユニットを【王子】にした《ブーディカ》
  • 《彩流刀の剣姫 ミィ・リン》でPOWが増える《豪拳の師範代》

あたり。
 いちおう《竜吉公主》も入っているけれども、メインのコンボが時代に依存しないので、時代があまり上がるようになっていないので過度な期待ができない。

 さっそくデイリートーナメントでトライ。
 このデッキが陽の光を浴びた暁には、「このデッキがTOUR Finalに出場していたら優勝者は変わっていただろう」とまで賞せられるに違いない。
 さあミュシカよ、その鉄の爪で敵のデッキを切り裂け! 物理的に!
 


1戦目 VS.白黒橙コントロール 後攻×
 初手は《青氷の神軍師 ミュシカ》のみしかコンボパーツが無かったけれど、初手のドローで《英魂の拳闘場》が来て早速2/3が揃う。とはいえ、《わだつみの声 アンジュ》をマリガンで2枚ボトムに送ってしまっているため、《変幻の鏡》が引けるかどうかちょっと不安。
 ――と思っていたら時代2のうちに《竜吉公主》CB2回してコンボパーツが早速集まってしまう。

 盤面自体は相手が《神攻の聖戦車 メルカヴァ》でライフゲインしたり《イシュタル》でランパンしたり順調な滑り出し。
 時代2の間に《メルカヴァ》SBを3回されて30点まで上げられてしまったので、《変幻の鏡》+《ブーディカ》でATKを上げて21点まで返す。

 このまま殴ったほうが早いかも、と思っていたら《完全なる眠り》を撃たれ、しかしこんなこともあろうかと《ノアの方舟》――と思ったら《魔血の刃》を《ミュシカ》に重ねられる。うぉお、《ミュシカ》優先して確認しながら回収しておけば良かった。
 そのあとは《ギルガメッシュ》で《変幻の鏡》を割られたりしていたらいつの間にか3500/4に。お……、王!

 鏡回収して置くも、その後は《ミュシカ》が引けずgg。


2戦目 VS.黒青ミッドレンジ 先攻×
 《英魂の拳闘場》の初手をキープ。
 相手の初手が《ブラッドトレーダー》でSSにも《血の管理人 サーネリア》が見えていたので、すわバーンか、と思ったらべつにそんなことはなかったぜ!

 コンボパーツがあまり揃っていないので《蒼眞の伝令》で安定時代発展しつつ相打ちする序盤。
 相手の3手目、《アルセーヌ・ルパン》が出てきて、さて何を指定するんだろう、とどきどきわくわくしていたら《アポロン》で、そういえばCAヤードに見えていたなぁ(色的にそもそもかなり適切な選択ではあるのだけれども)。

 場が固まったところで《変幻の鏡》を引いてきたので、《英魂の拳闘場》ともども場に出す。
 まだ《青氷の神軍師 ミュシカ》がいないけれど、とりあえず殴っておくか、と鏡ブーディカしていたら相手のライフを12点まで追い詰めつつ、すべてのアタックが通れば勝てる状況まで押し込む。

 さぁて……、このターンはどうするか……、ん……? これ相手が次に発展すると《極風の申し子 アミスィ》いるし、《極海の宝声 アイネ》とかのオーラ止まらないし、ワイプされるしで何しても負けるんじゃないか?
 →CA5だし、次のCAが1だったらギリギリ耐えられるかも! 
 →んなわきゃない。


 0-2。

 まぁだいたい作った時点でオチが見えていたというかなんというか。

 コンボパーツ以外がだいぶん貧弱だし、パーツが揃ったとしても《青氷の神軍師 ミュシカ》が除去で簡単に落ちてしまうのが痛すぎる(2戦目はそんなの関係なかったけれど)。
 コンボが成立したとしても、勝ちに直結するのではなくサイズが上がるだけ、というのも痛い。

 しかしわかっていてもやらなければならないときがあるのだ……っ! という勢いでデイリー出場したためチケット2枚無駄にしたきょうのわんこなのでした。

 余談ですが、このデッキはもともと《魔銀森の雪娘》がオンライン上で結合することなく配置しているとAAが無限に使えるぜ! ということから考案されたものでした。


 こっちだと素のサイズが小さい代わりに選ばれないうえ、《木枯らしの氷結士》や《吹雪の姫神》CBでサーチできるため、コンボ成立が速いというのが大きなメリットで、しかし特定の領域(結合しているカード)にカードが存在しないとき、それが0枚ですべて犠牲にできるのか、できないのかが曖昧だったため、公式に質問を投げてみたところ、



 くそう、確認せずにデイリー出ておけばよかった。

 というわけで駄目だったので《青氷の神軍師 ミュシカ》にシフトしたのでした……、が除去耐性ないので厳しゅうございます。
 いちおう 《ミュシカ》+《ノアの方舟》があれば除外されたりアビリティ封印されたりしない限りは、3マナあればいつでも戦場に戻ってこられて4マナで《変幻の鏡》まで使えるのだけれども、コンボ成立したところで勝ちに直結しないというのがいかんなぁ。うむむ。

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