展覧会/『アズールレーン 』
ソーシャルゲーム(以下、ソシャゲ)の『アズールレーン』に関するレビューのページです。
ちなみに管理人は、SFC〜PS2まではコンシューマーゲームを普通にプレイ。それ以後はPCゲーマー。ソシャゲは他にほとんどやったことがない(アカウント作って数分動かした程度はある)程度のプレイヤーです。いちおう知識としてはある程度はある……と思う。
『アズールレーン』自体はサモアでPoWイベントからの参加です。
ちなみによく引き合いに出される『艦隊これくしょん』(以下、『艦これ』)もやったことがありませんが、3種類のアンソロジーと『艦隊目安箱』はKindle版だけど全巻(合計70冊くらい)持っているという種類の、関東には1人しかいないであろう変態です。北海道あたりには4人くらいいそう。
- どういうゲームなの?
- えっちなゲームなの?
- どこが特徴なの?
- ストーリーは?
- リセマラでは何を引けばいいの?
- おすすめのキャラは?
どういうゲームなの?
公式には「新感覚美少女戦艦シューティングRPG」。
実際のプレイ感としては、ある程度のアクション要素を見出せるRPGといったところ。良くも悪くもあまりアクション(STG)要素は強くなく、戦闘はオートモードもあるので、一切アクション部分に手をつけなくてもよい。
えっちなゲームなの?
えっちなゲームではない。
えっちなゲームだと誤認される理由は、
- タッチすると喋る
- 扇情的な恰好のキャラがいる
といったところだろう。
アプリ起動中、ホーム画面(母港)では秘書艦というものを設定することができ、所有しているキャラクタ(ちなみにゲーム中で艤装を装備した美少女たちをKANSEN=艦船と呼ぶので、ここからはこの呼称を使う)を秘書に据えることができる。
この状態で艦船にタッチするとキャラが喋るのだが、特定の部位の場合は喋りが変わったりする。それだけ。それだけである。えっちなゲームではない。べつに服が脱げたり破れたりはしない。
また、扇情的な恰好のキャラがしばしば存在するともいわれるが、基本的には和気藹々としたゲームである。個人的には、あーやばい、駄目です! 駄目ですよ! 駄目ですよー! となったのは着せ替えサウスダコタくらいのものである。
海外版と日本版では露出度が違っていたり、潜水艦アルバコアが韓国版では露出度が高すぎて黒塗りになったりしたが、えっちなゲームではない。
ちなみに→とある攻略Wikiではかつて着せ替え衣装の画像が掲載されていたが、一部衣装(ドイッチュラント着せ替え「サービスタイム」など)が過激過ぎるためwiki運営から掲載NGを喰らったために画像を表示しなくなったが、えっちなゲームではない。
ちなみに公式4コマ(『びそくぜんしんっ!』)も初期は→攻略Wikiに転載されていたが、
話数が進むにつれ、過激な内容になっていく傾向にあるため、この度、wikiru.jp運営元から掲載NGの要請がありました。
ということで転載しなくなったがえっちなゲームでは……いや『びそくぜんしんっ!』はえっちな漫画か。すまん。
ケッコンというシステムがあって、結婚指輪を嵌められるのだが、個人的にはこの手の描き方がすごいなんかいやらしく見えるのだが、えっちなゲームではない。
どこが特徴なの?
- レアリティにさほど依存しないプレイ感
- SDキャラが可愛い
- 課金をアバター要素に重きを置いている
- 狙ったキャラを取得しにくい
レアリティにさほど依存しないプレイ感
ソシャゲをほとんどプレイしたことがない自分でも、ソシャゲというのは高レアリティのキャラクタが高能力であり、必須の存在であるということは知っている。もちろん『アズレン』でも高レアリティなキャラほど基本的には強い、が、その差はそこまで大きくはない。
たとえば自分は2019年5月1日時点で13章まで実装されている中で12章の半分まで攻略している指揮官だが、現在使用している6編成のレアリティ内訳は以下のようになっている(ちなみに一度に出撃できるのは2艦隊までなので、6つも艦隊を編成する必要はまったくない。単なる趣味)。
□最低レアリティ
↑__N -
|__R - ||
|_SR - ||||||||||||||||||||
|SSR - |||||||||||
|_UR - (未改造では実装なし)
|_PR - ||(計画艦)
↓_DR - (計画艦)
□最高レアリティ
普通に高レアリティ多いじゃねぇか。
いや、といってもR艦も使っているし、いちばん多いのは4段階だと3番目のSRである。ちなみに使っているR艦は荒潮(頭突き編成用)とベンソン(禁断のダブルレキシントン用)。
低レアリティの利点として、燃料消費が少ないという利点もあるが、それを考えずとも普通に使えるレベルである。
しかも低レアリティであろうが、イラストやボイスはけっして低レベルのものではない。というかSSR、SRを描いているイラストレーターがNやRも描いていたりする。
作中の扱いも高レアリティほど優遇されているということはない。たとえばN艦のシグニットの着せ替えは(2019年5月1日時点で)改造も含めると5で、これは衣装数トップのSR艦である綾波の7に次ぐ数で、同率2位である(ちなみにもうひとりの2位はR艦の山城)。
また、改造もN艦にも問題なく実装されている。たとえば直近だとハーミーズ。
【改造】— アズールレーン公式 (@azurlane_staff) 2019年5月3日
ハーミーズ
「待ってたよ。カード…ううん、その荒ぶる魂があなたが戻ってきたのを教えてくれた――ハーミーズ、ただいま改造完了!」
軽空母「ハーミーズ」改造、近日実装予定!#アズールレーン pic.twitter.com/qbkI2TE3KD
なんでデュエリストなんだよ、というツッコミはここの運営に対しては無意味なのでご了承を。
このように、低レアリティでも好きなキャラを見つけられ、ちゃんと使っていけるというのは特徴であろう。
SDキャラが可愛い
『アズレン』の戦闘はSTG形式で行われるが、STG要素は(基本的には)さほど強くない。多少気をつければいくらか被害を抑えられる/ダメージを与えやすい、程度で、異常な動きでクリアしていくプレイヤーもいないではないが、基本的にはレベルを上げて物理で殴るゲームである。
では、STG要素など要らなかったのか?
いや、そうではない。このSTG要素の副次要素として発生したのがSDキャラである。
STG戦闘はSDキャラの操作で行われる。このSDキャラがインディちゃんか〜わ〜い〜い⤴︎なのだ。可愛いのだ。めちゃくちゃよくできているのだ。
戦闘中は忙しくてSDキャラを眺めることができずとも、放置して経験値が上げられる寮舎/休憩所ではゆっくりとSDキャラを鑑賞できる。つついて動かせる。か〜わ〜い〜い⤴︎
課金をアバター要素に重きを置いている
『アズレン』のキャラの着せ替えは、一着あたりだいたい800-1200ダイヤ(課金通貨)程度である。1ダイヤがどれくらいかがわかりにくいが、ダイヤ購入で最もレートが悪いのが120円60ダイヤ=2円/1ダイヤ、最も良いのが9800円7800ダイヤ=1.25円で、初回はレート2倍だったりするので、1ダイヤは1円程度だと思って考えるのがよいだろう。
そうすると、着せ替え1着で1000円程度である。高い。
そう、『アズレン』は着せ替えが高いゲームなのである。
これは一見すると良くない要素のように思えるが、そうではない。アバターへの課金要素の重きが置かれているおかげで、ガチャへの課金要素を減らすことに成功しているからだ。
『アズレン』のいわゆるガチャは、建造という形で表現される。
建造にはメンタルキューブと資金が必要で、これらはダイヤで購入することが可能だが、毎日のように手に入る物資でもある。また、メンタルキューブや資金には有償無償の区別がないため、無課金でも簡単にガチャを回せる。課金通貨のダイヤは(メンタルキューブをちゃんと貯めていれば)わざわざ建造に使う必要はないのである。
狙ったキャラを取得しにくい
ここまでの3点は『アズレン』の長所といえる要素を挙げていったが、悪い点ももちろんある。最大の欠点は、「狙ったキャラを取りにくい」という点である。
先に述べたように、『アズレン』ではガチャを回すのが容易である。課金/非課金でガチャの種類が変わったりもしない。おまけに、高レアリティの排出率も低くはない——たとえば建造の最高レアリティはSSRだが、これは7%なので、10回も回すと約半分の確率でSSRが排出される。
が、問題は建造の種類が小型/大型/特型の3種類しかないことである。この3種類の建造は艦船のサイズで決定されているが、そこに入っている艦船があまりにも多い、闇鍋仕様なのだ。
たとえば小型建造ではSRが出る確率は12%。なかなかに高い確率なのではあるが、その中におよそ20種類のSRが存在する。仮にこのSRの排出率がすべて同じだとして、この中の1種類、たとえば吹雪が欲しいとする。そうすると、1回で吹雪が引ける確率は0.12 * 1/20 = 0.6%である。100回回しても出る確率は約45%で、半分にも満たない。
特にこの傾向は種類の多いSRが顕著で、数が少ないSSRのほうが特定艦が引きやすいことから、「SSRのほうが取りやすい」などと言われたりもする。
実装直後や期間限定は2%のピックアップになったりもするため、50回も回せば6割以上の確率で手に入ることにんまるのだが、このピックアップを逃してしまうと一気に手に入る可能性が減る。
建造(ガチャ)以外に入手方法があるキャラはそれでもいいのだが、建造以外に手に入れる手段がないキャラは非常に多い。これは大きな欠点で、もし「アズールレーンを始めてみたい」と思ったきっかけが特定の艦船であり、それが建造からしか排出しない、しかもレアリティSRのキャラであるのならば、「そのキャラが手に入らなかったとしてもやっていけるか」ということを一考すべきだろう。
ストーリーは?
実は2019年5月1日時点、13章まで実装されている中でストーリーがあるのは3章まで。4章以降はタイトルとミニテキストから内容を想像するしかない。
あくまで現時点で未実装なだけで、将来的には実装される予定……だと思いたいが、いまのところストーリー部分にアナウンスはない。
サブイベントがあるたびにストーリーは書き下ろされていて、初期は怪しかった日本語もだいぶん改善されている。『光と闇のアイリス』の「どこでも出会えるマサチューセッツ級」vs「未完成の最強艦」のように好みの内容もあり、音楽も相まってノセてくれるため、本編ストーリーも期待したいところなのだが……アニメに合わせて実装してくれることを願いたい。
リセマラでは何を引けばいいの?
リセマラはしなくていい。
先に述べたように、課金がアバター要素の部分が強いため、わざわざ配られた無償ダイヤを建造に回す必要はないし、リセマラなんてものに時間をかけるのならば素直に進めたほうがずっと多くの資産を得られる。
この点、リセマラという要素が好きではないのでありがたいところ。
おすすめのキャラは?
好きなキャラを使えばいい。先に述べた通り、このゲームはレアリティごとの格差が小さい(ないわけではないが)。レベルを上げれば物理で殴れる。
とはいえ多少は扱いやすいキャラでも撫でさすっておいたほうが良さそうなので前衛の駆逐・軽巡・重巡と主力から空母を一隻ずつさらりと紹介する。
なお、キャラについてもう少し詳しく知りたければ、公式4コマの『びそくぜんしんっ』を勧めたい。
→4コマ|アズールレーン スペシャルサイト|一迅社WEB(過去ログ。最新ではない)
→Twitter検索(最新あり)
しかし『びそく』の過剰摂取は禁断症状を引き起こす可能性もあるので用法用量を守り、正しく服用してほしい。
ジャベリン |
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三隻から選べる初期艦のうちの一隻。初期艦は綾波以外は状況を選ばず活躍できる。綾波のみ雷撃型なので手動でないと真価を発揮できないが、オートのみでプレイするわけではないのなら、十分に強い(というかトップクラス)。
・手動で楽しみたい、一撃必殺やクールなキャラが好きなら綾波。
・可愛い子が好き、撃ちまくりたい、とりあえずビールならラフィー。
・弁当ならジャベリン。
といった形で選ぼう。かわいい。
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ポートランド |
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通称ポ。もしくはポネキ。アホ面がとてもかーわーいーいー⤴︎
16個の従軍星章を受勲した武勲艦だが、基本的にこのゲームはバトルスター持っているほどおかしい奴らだらけである。なんか最近は初心者に配っているらしい。か〜わ〜い〜い⤴︎
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サラトガ |
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オールド・サラ。一度でも課金するとプレゼントされるため、最小課金単位から「120円」などとも呼ばれる。
空母でありながら、「どこ見てるの? こっちだよ!」と言いながら主砲を発射してくれる使いやすい空母。ちなみに姉のレキシントンは「艦載機、行きなさぁい」と言いながら砲弾を打ち出してくるので、航空機をぶん投げている説がある。禁忌のダブルレキシントン。かわいい。
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