日誌/MtG、ジェスカイカイカ(スタンダード_M20)

7月 13, 2019

 MtGアリーナです。

 プレイしたいと思いつつ人外魔境に15ヶ月ほど行っていたのでなかなかプレイできなかったアリーナですが、灯争大戦(WAR)環境から参入ししました。もともといつか(モダンで)プレイしたいなぁ、と思いつつ氷雪スワンアサルトのカードとか集めたりしていたのでプレイ自体は特に支障なく。

 さて、WARでは《ミジウムの戦車》を気に入ってイゼットの《ミジウムの戦車》、《嵐の伝導者、ラル》、《パルン、ニヴ=ミゼット》などを中心としたクロックパーミッション(のようなもの)とシミックフラッシュ、ボロスフェザーあたりを組んで遊んでいました。

 M20ではプレビュー時点では「あまり面白いカードはなさそうだなぁ」と思っていた(そして実際に使ってみたら意外と楽しかった)カードが多かったのですが、プレビュー時点で気になっていたカードがいくつかありました。
 その最たるものが、《風の憤怒、カイカ》


 直感的に思ったのが、「4/4にして《稲妻曲げ》を任意に打てるようにすれば楽しそう」ということでした。先に書いたとおり、WAR環境で最も気に入っていたのは《ミジウムの戦車》だったのですが、次に気に入っていたのは《稲妻曲げ》だったのです。
 +1/+0できればすぐ《稲妻曲げ》できるわけで、はて何か良いパンプ手段がないか、オーラか装備か、などと考えていたら《順風》という都合の良いカードが。

 と思ってさらに探していたら、同じM20環境でさらに《天窮の鷲》などというカードまで。しかもスピリットじゃねぇかこいつぁ!


 これは《順風》でフライヤーベースで組むべきだろう、などと思いつつ、


  • 《幽体の船乗り》のような軽く使いやすいスピリット
  • 《順風》や《天窮の鷲》のようなフライヤーサポート
  • 《選択》のような軽いキャントリップ付き呪文
  • 《苦悩火》のようなX火力
  • 《天空の刃、セファラ》のようなフライヤー関連カード
  • 《ミジウムの戦車》のような果敢持ち


などをぶっこんで仮組。それ以前に使っていた&使い慣れていたシミックフラッシュでプラチナまで(初めて)到達したので、安心して回してみたら勝てねぇ。なんじゃこりゃ。

 まぁ理由は明白で、要素がゴチャゴチャしすぎなのですよね。そもそも《カイカ》というカードが、

  • 3色なのでパターンが幅広い
  • 3/3なので+1/+0すれば『暴動』条件が満たせる -> 《稲妻曲げ》など
  • ウィザード -> 《魔術師の反駁》など
  • 『飛行』-> 《順風》など
  • 生物以外でトークンを産む -> 全体強化など
  • トークンが『飛行』かつスピリット -> 《順風》や《至高の幻影》など
  • スピリットを犠牲にマナ編み -> 《苦悩火》など

とできることが多すぎたわけで、まぁゴチャゴチャするわけだ。

 どこか絞りつつ、サイドである程度変化ができれば面白そうだなぁ、と思ったのですが、さて何をメインに据えるかと考えたときに、実際にプレイしてなんとなく可能性がありそうな気がしたのが、《天空の刃、セファラ》との相性


《セファラ》は4白白白のファッティですが、『飛行』4体寝かせて白マナで唱えられるので《カイカ》がいるときに《解任+開展》したりすると一気に踏み倒せる


《カイカ》でなくとも複数体『飛行』を並べられる生物はいくらでもいますが、《カイカ》だと他のアクションを取りながらでも『飛行』増やせるということで。


 ちなみに2番目に気になったのは《贖いしもの、フェザー》との相性で、《フェザー》でスペル使い回しながら《カイカ》でスピリット出せば強いんじゃないかなーと思ったのですが、コンボデッキで2ターンも全力フルタップは厳しすぎるということで今回は見送ることに。

 さて、《カイカ》+《セファラ》をメインコンセプトに据えるということまでは決まったのですが、残りをどうするか。
 このコンボの弱点はいろいろあるのですが(《ケイヤの怒り》とか、一気に殴られるとか)、相手によらず問題になるのは、《カイカ》が4マナと重いのでコンボ始動時前から土地がフルタップになり、かなり無防備になること。幸いタフネス3なので《ショック》では落ちないものの、もう少し重い呪文で簡単に落ちてしまう。
 また、《セファラ》が出せたにしても、やはり《セファラ》が確定除去を受けてしまったりすると目も当てられない

 どうにかして守れないか、と考えたときに思い浮かぶのがいつもの《稲妻曲げ》。
 《稲妻曲げ》はコントロール相手だったりすると腐ることが多かったのですが、このデッキだとスピリットが避雷針になってくれるのでさほど困らない。
 ちなみに豆知識ですが、打ち消しも打ち消し呪文自体を対象に取らせることで打ち消せたりする。生物対象のは無理だけど。また、《発火の力線》みたいな相手プレイヤーから対象に取られたときに誘発する効果は誘発しないので、場合によては除去できたりもする。
《カイカ》を唱える時点で安全に守るためには《順風》能力+《稲妻曲げ》+それ以前に出せるスピリット→《幽体の船乗り》があればOK。

 そういうわけで、

  • 《カイカ》+《セファラ》
  • 《カイカ》+《順風》+ 《稲妻曲げ》+《船乗り》

というところまでコンセプトの軸が決まり、そこから構築。


ジェスカイカイカ
スタンダード(M20)


4x《幽体の船乗り》
3x《天窮の鷲》
4x《風の憤怒、カイカ》
3x《天空の刃、セファラ》

-クリーチャー(14)-

2x《空の縛め》
4x《ショック》
3x《順風》
3x《溶岩コイル》
3x《解任+開展》
3x《炎の一掃》
1x《時を解すもの、テフェリー》
3x《稲妻曲げ》
1x《人知を超えるもの、ウギン》

-呪文(23)-

23x[土地]

-土地(23)-

4x《呪文貫き》
1x《溶岩コイル》
1x《炎の一掃》
3x《牢獄領域》
3x《イクサランの束縛》
1x《スランの崩落》
2x《中略》

-サイドボード(15)-





 土地はわりと適当なので省略。

 なんか全体的に赤いな?
 比較的簡単に対処しておきたいのがエレメンタルと吸血鬼で、どちらも《炎の一掃》でかなり動きやすくなるので《炎の一掃》は3枚以上積みたい。こちらは全員『飛行』持ちなので当たらないし。4積みでもいいのだけれども。

《スランの崩落》という得体の知れないカードが唐突に入ってきていますが、《カイカ》出てればスピリットをマナに変換できるから一方的に動けるんじゃね? という電波アイディアが出てきたため。墓地に干渉するスピリットと一緒に動くと楽しいかも。

 組んでみるとPWにほとんど干渉できないのでターボネクサスとかに勝ちようがないような気がするのですが、まぁとりあえず叩き台でよかろうということで都合良く開催されている競技メタゲームチャレンジにトライ。



1回戦 VS. 白黒吸血鬼
先○
 3手目まで動けない手札だったけど、まぁ3ランドあるしキープしたら相手が速い。殴られまくったうえに《光輝の運命》という得体の知れないカードまで出てきて死ぬ一歩手前だったけど、5手目で《セファラ》着地。
《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ》というやっぱり知らないクリーチャーの確定除去が怖くはあったけど、こちらには《稲妻曲げ》あるわけでふっふっふとか言っていたらその必要もなく勝ち。


後×
 基本的に有利なはずなのでサイドがよくわからないので焼きを増やす。
 2ランドキープしたら白マナがまったくでない状態で3手目《傲慢な血王、ソリン》が回る――こいつ3マナなのに強くねぇか。しかしギリギリで《解任+開展》2連から《セファラ》、と思ったらマナ出し間違えて出ず負け。

先×
《ソリン》対策に《牢獄領域》などをイン。
 2ランドキープしたら土地が止まって《解任+開展》をドローで撃ったりするが土地を引けない。1ターン足踏みしてなんとか4まで伸ばしたけど《ソリン》から出てきた《ヴォーナ》が厳しすぎたため、《幽体の船乗り》相手に効果使ってくれて《稲妻曲げ》られることを願っていたけど使ってくれなくて負け。


 0-1終了。

 なんか思ったより動けたな。いや負けたけど。負けたけどさぁ。ほら、二回戦はミスしたし、最終戦は土地詰まって無駄に《解任+開展》打ったりしてた(そして引けなかった)し……。
 PWにほとんど干渉できないので、《牢獄領域》はメインから積みたいかも。1マナでウィニー止める用の《空の縛め》は外して《牢獄領域》かな。

 なんとなくもうちょっと遊べそうな気がするので、当分はこのデッキをぐちゃぐちゃしたいところなきょうのわんこなのでした。


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