日誌/MtG、マルドゥ静寂破り(ヒストリック_M21)

7月 24, 2020

《静寂をもたらすもの》+《死の飢えのタイタン、クロクサ》のデッキは、
  • ・《静寂》で相手のデッキによっては大きく動きが縛れる
  • ・《静寂》+《クロクサ》が3ターン目に完成して除去されなければ即座に勝ちが狙える
  • ・デメリットをメリットに転換できる
のが良いということで→スタンダードで使っていたのですが、ふとヒストリックでも使えるのではないか、と思いたつ。

《静寂をもたらすもの》は《炎樹族の使者》が昨今サスペンドされたものの、ゴブリンを代表として相手には困らない。しかもPIGには干渉できないとはいえ、ほぼ同じ機能の《トカトーリの儀仗兵》がいるので安定感も高い。

 しかしスタンダードで使っている《クロクサ》、《狩り立てられた悪夢》、《カタカタ橋のトロール》以外の相性が良いカードがなかなか見つからない。
 いちおう2/4/3の《指名手配の獄道者》はいるものの、これはデメリットがCIPではなくPIGなので、《トカトーリ》との相性がいまいち。

 逆に《クロクサ》系列で何か相性が良いのはいないか、何か共通点はないか……と考えてみると、あった。それは単純な要素。
  • 《クロクサ》:2/6/6
  • 《狩り立てられた悪夢》:3/4/5
  • 《カタカタ橋のトロール》:5/8/8
 そう、パワーが4以上。

 考えてみればデメリットがあってマナコストが高いのだから、その結果としてパワーが高いのは当然のこと。その結果として使えるカードがあった。


《サルカンの封印破り》。

 4マナで出てしまえばやりたい放題できるこのカード、パワー4以上の生物に反応するカードなので《静寂》系統で妨害されそうに見えて、実は「唱えられたとき」なので妨害しない。

 ここまで考えてしまえば構築は簡単。


 スタンのときと同様に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》には弱いので単発の除去は外せない。
 4マナでウィニーに対してもある程度戦えるように《炎の一掃》も完備。
《影槍》は大型生物が殴りつつライフゲインできるように。


 生物としてはデメリットがでかいものの4マナでパワー7を満たせる《業火のヘリオン》のほか、《ニクサシッド》はスタック上で3/7/7なので《封印破り》の7以上を満たせるうえ、デメリットは《静寂》で打ち消せ——打ち消せねぇのかよ!


 ま、まぁいいか。ハンデスする《クロクサ》とは相性良いし。

 BO1で回してみるとかなり良い具合に戦える。特に大手のゴブリンやエルフに対して《静寂》が動きを阻害しつつ《封印破り》までたどり着けるのが良い。
 サイドとしては相手が置物系だった場合にその対処と、逆に置物が対策された場合に普通に殴れる生物、あとはウィニーに対しての全体除去か。《静寂の守り手、リンヴァーラ》、《封じ込める僧侶》あたりのヘイトベアーもある程度対応できそうだけれど、複数枚積めるかどうかが怪しいか。

 ちょうど自宅でFNMがヒストリックだったので、2勝するまでトライ。

1回戦 ラクドスならずもの 後×
《盗賊ギルドの処罰者》→《義賊》と相手のテンポが良いうえに《狩り立てられた悪夢》をスられるという嫌な状況。こっちの《トカトーリの儀仗兵》がアンチシナジーになってしまう……などと思っていたらそんなこと心配する必要もなく《喪神》され、その後生物出ずに負け。


2回戦 赤単ビート 後○
 ゴブリンではない型。こういうときに限って《静寂》も《トカトーリ》も《炎の一掃》ない手札をキープしてしまう。しかし幸い相手が《遁走する蒸気族》を置いてくれたので除去しながら4マナ到達。
《サルカンの封印破り》もあったけど、引けた《トカトーリ》+《クロクサ》優先。《鍛治に鍛えられしアナックス》がきつかったけど微妙なところで《ニクサシッド》引いて勝ち。

3回戦 セレズニアエルフ 後○
 また後手かよ。とりあえず初手は《静寂》+《クロクサ》まで狙える……のは良いのだが除去がない……と思ったら3手目に《炎の一掃》引いて勝ち。


 2-1。まぁまぁ。
 BO1だったのでサイドが確かめられなんだが、1回戦の様子をみると軽い除去増やしたいなぁ、やっぱり。無難なのはパワー4も満たせる《砕骨の巨人》の枚数を増やしたりとか。
 あとはエンチャント対策をされたり打ち消し構えられたりするようになるとそもそも《封印破り》が機能しないので、そこを丸ごと入れ替えて普通の生物使ったりしても悪くない気がする。とりあえずヒストリックでは当分使っていきたい。

0 件のコメント:

Powered by Blogger.