日誌/Mtg、赤白ヘイトベアー(スタンダード)

2月 09, 2021


  ゼンディカーの夜明け後半からBO3に移行したのでたまに「あっ、まだBO1やってるんだ? ふん、へぇ……」みたいな意識高い系のセリフが飛び出しましてカルドハイムの《ティボルトの計略》を使ったデッキ紹介です。


《ティボルトの計略》を使ったデッキといえば下環境で『続唱』から確実に《引き裂かれし永劫、エムラクール》を唱えるデッキ、スタンダードでは0マナアーティファクトと組み合わせて博打で何かしらのデカブツを出すデッキが話題……なのだけれど、そういう博打は好きではないので、むしろ作りたいのはこっち。



 赤白でクロックパーミッションである。


 解説しておくと、《ドラニスの判事》か《エメリアのアルコン》がいるときに《ティボルトの計略》を唱えると何が捲れても唱えられないので2マナの任意対象確定カウンターとなる、というコンボに基づいたデッキ。




《ドラニスの判事》は環境に幅を利かせる出来事や予顕に対してかなり強く、特に《砕骨の巨人》の出来事で焼かれないのは非常に強いメリット。

《エメリアのアルコン》もローグ相手には裏目になってしまうことがあれど、だいたいのデッキ相手には拘束するのに役に立つ。


 とはいえこれだけだと「赤じゃなくて青入れればいいじゃん」と言われてビンタしてしまうので採用したのが《無傷のハクトス》と《スカルドの決戦》の2枚。




《無傷のハクトス》は色拘束が厳しいのでボロスカラーでなければ採用しにくかったが、生物でのブロック以外で妨害されてしまうと本人にプロテクションや破壊不能がつけにくいことも相まってかなり使いにくかった。

 しかし《ティボルトの計略》なら相手が何をしてこようと(マナが残っていれば)関係ないのでかなり守りやすくなった。


 もし《ドラニスの判事》ら確定カウンターにするためのクリーチャーが場に出ていない場合でも、ハクトス狙いの除去であれば打ち消してしまっても次に捲れるのがハクトスのプロテクションを貫通するとは限らないため、「あと1ターンで勝てる!」というようなときには積極的に打ち消せる。


 ちなみに相手が赤青フラッシュみたいな極端なデッキの場合だと、《ティボルトの計略》を打って捲れるのが打ち消しだったりする(既に計略が解決してしまっているので何も起こらない)のでかなり気楽に打ち消せたりする。


 ドローほぼなし土地補助なしでハクトスの白白赤赤を確保するということで若干マナベースがうんこなのが気になるところだけれど、《火の予言》もあるのでなんとかなる……と思いたい。


《スカルドの決戦》は互いに行動を縛る《エメリアのアルコン》とはアンチシナジーではあるのだが、4枚も捲ればだいたい土地、生物、インスタントが捲れるので、そこまで気を遣う必要はない。

 判事もアルコンも、2点焼きに耐えるタフネス3の代償にアタックが低くなっているが、カウンター2以降でそこを補強できるのは大きな利点。またアドベンチャー系統のデッキだと《火の予言》みたいな3点除去をサイドインしてくることがままあるのでタフネス4にできると便利。


《揺れ招き》はヘイトベアーとは言い難いサイズだが、ライフゲイン阻害の能力がなんか効きそうな気がする、ということで。《砕骨の巨人》が赤だと楽に入るのでローグにも刺さるっちゃ刺さるのだが、正直維持するのがちょっと大変ではある。

 とはいえ《結晶の巨人》みたいなのに呪禁がつけばほぼ勝ちなのでサイドと合わせて4積みに。

 状況によっては《歴戦の神聖刃》で積極的に捨てる選択肢もある。


 サイドはわりとわかりやすくて、

  • リアニやサイクリング→ランタン
  • 緑→盾割り、巨人落とし、払拭
  • ローグやコントロール→ペス、結晶巨人、揺れ招き
    • +相手に除去。

 例外がお試し枠の《壮麗牝馬》で、もし相手が生物主体のデッキで、かつハクトスがX=3だったときに計略を構えつつ必要なければ絆魂付けられれば面白いな、ということで採用してみた。正直素直に追加の除去とか瞬速・速攻持ちとか入れたほうが良い気がするがとりあえずお試しはお試し。


 若干悩ましかったのが長いこと入っていた両面カードの《棘平原の危険》と《セジーリの防護》。

 前者は《エッジウォールの亭主》などに対して強く見られ、後者は単純に除去から守れるので便利、ということで2枚ずつ採用していたものの、焼きは《火の予言》などで間に合うパターンが多く、プロテクションは《無傷のハクトス》を4積みするようになると効果を発揮しにくく、またハクトスのシンボル確保のためにタップイン土地増やしすぎると怖いのでこうした形に。


 早速スタンダード・メタゲームチャレンジにトライ。






 というわけで4-1
《ティボルトの計略》+《ドラニスの判事》という「青でやれ」というコンセプトながら、青では実現できない《無傷のハクトス》でけっこう良く戦えた感。

 今後はアグロも対応できるようにしたいが、全体除去はハクトス巻き込んでよろしくないので、(できればハクトスに載せられる)絆魂あたりを考えつつ調整したいところ。



0 件のコメント:

Powered by Blogger.