真ッ赤の太陽移植録と雲歩き制作録 翻訳編

  3月後半〜4月前半の進捗報告です。


 今回は『雲歩き』の制作と並行して移植作業中の『真ッ赤の太陽』から追加の一枚絵。買えるものはマスターカードのシーンです。マスターカード、英語圏だと通用しないなと思って翻訳版だともっとまともなこと言っています。


 太陽はもともと一枚絵8枚+トリガーカットインという設計でしたが、3枚スチルを追加しています。

 イラストはiOS/Android版と同じく荒野さん(→@calamity_07)です。


『霜夜ゆく』と同じく、太陽もPC移植後にiOS/Android版もバージョンアップしてPC版に仕様を合わせる予定です。ただPC版に移植するにあたってどうしてもバグが出て、先にそっちの対応があると思うので、1-2週間くらいは遅れると思います。


 今回の内容は、

  • ⬛️ファミ通レビューコンテスト掲載
  • 🟥真ッ赤の太陽、そろそろ真面目に移植したい
  • 🟥登場人物の英語名
  • 🟪雲歩き、カットインを作る
  • 🟪登場人物紹介を追加

です。


⬛️ファミ通レビューコンテスト掲載

 掲載されました。



 レビュー記事、校正のときに「『[よくない表現]の[某企業のキャラクター名]』という表現はマズいですね」と言われたので「[よくない表現]を外してもダメか?」と食い下がったのですが「[某企業のキャラクター名]はちょっと……」ということで書き直した部分があります。ちなみにミッキーではありません。


「Gガンダムは良いのか?」と訊いたら「GガンダムはOKです」とのことでしたフラーーーインザスカーイ!



🟥真ッ赤の太陽、そろそろ真面目に移植したい

 昨年……というか一昨年度末に出したiOS/Android向けの推理小説ADV『真ッ赤の太陽』のSteam移植版をちょろちょろ進めています。

 本作、完全なADV(=霜夜とかみたいにパズルじゃない)ため、ちゃんと英語版にならないだろということで元は日本語版しかなかったのですが、今回一からやり直しました。

 中身はざっくり本編(通常会話+ノート)が21万文字推理が7万文字

 推理7万文字もあんのかよ。いやまぁ推理は選択肢で全部読むもんでもないのでまぁ。


 で、半年くらいちょろちょろやり続けてようようやっと翻訳終わりました。まだ統一感ない部分もあるような部分もあるので、まだ何周かせんといかんのだが。



 一方でプログラムやUI的な処理もあり、まずは横画面に対応させなければならない。

 ざっくり確認してみたのですが、当然だいぶレイアウトがズレる。


 まず縦長画面に対応している部分を、ディスプレイサイズに対応して横サイズに合わせるようにして……このへん霜夜のときにもやったはずだが、だいぶ忘れているな。

 そもそも霜夜では初めての移植ということがあり、いろいろとおぼつかなかったのですが。




🟥登場人物の英語名

 だいぶ悩んだ登場人物名です。


 まず日本語版だとほとんどのキャラは苗字で呼び合いますが、一部(藤丸と駿河とか、藤丸と片瀬とか)は名前で呼び合ったりもします。

 日本語だとこれができる最大の理由は、登場人物が出たときにフルネーム表記ができるから。いちばん長くても「片瀬佐奈子」の五文字なので、立ち絵の下に表示できる。


 しかし英語だとそれができない。たとえば片瀬だとせいぜいS. Kataseなのだが、これだと名前呼びと苗字呼び、両方された場合に誰かわからなくなってしまう。

 統一するなら名前で全員呼ぶという手はあるけれど、そうすると最大の問題点が早坂と駿河でMichiyaMikiyaでさすがに字面が同じすぎる(藤丸のMisaoもちょっときつい)。


 これはそもそも設計からこうで、早坂は自身の男性面にコンプレックスがあるから身長が高くて男前でバカの男っぽい(いわゆるマッチョイズムの男らしい、ではなく、「男って〜」的な男性感)駿河と似た発音の名前になっている、という名付けをしています。日本語だと苗字で呼ぶことが多いし、名前も漢字で分けられるので困らなかったのだけれど、しかし英語だとそうもいかない。


 そういうわけで、英語で表記/見分け/発音しやすい名前に置き換えることにしました。

『ゼノブレイド2』のホムラ→Pyreみたいな意味で完全に元の音を無視して抽出するのは嫌いなのですが、ある程度音をベースにするならまぁいいやろという考え方で、だいたい音が似たようなかんじにする方向で登場人物名を変換しました。


 んで音をどうするか。たとえばアメリカの喫茶店とか軽食屋だと、注文した商品を提供するときに客の名前を呼んだり、カップに名前書いたりします。

 で、自分は最初はKyoと名乗っていたのだけれど、これがどうも向こうでは発音できない(しにくい)音っぽい。実際、検索すると「日本語のKyo(「京」都とか)の正しい発音はこれだ!」みたいな動画すら引っかかるわけで。なんで自分はKeyということにしていました。

 このあたりの「呼びやすさ」も変化に含めています……が、そんな細かいところはよくわからないので結局はノリで。


 登場人物紹介に登場するのは10人で、まずダイレクトに近い形で訳しているのが、

  • 高橋草仁(たかはし・そうじ) → Soji
  • 近藤錬(こんどう・れん) → Ren
  • 片瀬佐奈子(かたせ・さなこ) → Sana
  • 平夕陽(たいら・ゆうひ) → Yuhi
  • 犬上大輔(いぬがみ・だいすけ) → Inugami / Detective

 これはまぁ見やすいしいいだろう、ということで。

 犬上は刑事でだいぶ引いている立場なのでそのまま入れています。あとはそもそも「刑事さん」という呼び方が多いのでまぁ変に崩さんでもいいか、ということで。

 Yuhiは読めるかというと若干怪しい気もするのだけれど、まぁSojiもそうだけどある程度日本人っぽい名前は残してもいいし、そもそも音が短すぎて変えるのも難しかったのでこのまま。


 で多少ずらして尻から取ったり、一部だけを取ったりしたのが

  • 石餅一樹(いしもち・かずき) → Kaz
  • 藤丸操(ふじまる・みさお) → Mio
  • 駿河幹也(するが・みきや) → Kiya
  • 呉嗣深(くれ・つぐみ) → Tumi

 で、元の音から変わらずにまぁだいぶキャッチーになったんではないかなと。藤丸はMisa、駿河はMikiとかも案としてはあったのですが、最初のMichiya/Mikiya/Misao問題が残るのでできるだけ文字の面構えを離すようにしました。


 最後にかなりずらしたのが、

  • 早坂道哉(はやさか・みちや) → Mishka

です。

 ミシュカです。かわいいね。ロシアのミハイルとかのニックネームで「小熊」だそうです。

 途中でMisha(ミーシャ)が元の「みちや」から大きく外れなさすぎていいかなと思ったのですが、昔やっていたゲームでショタ軍師みたいなキャラでミシュカというのがいたのでMishkaに。こうやって雑な流れで名前は決まる。


 関係ない話なのですが、自分は現代物の話を作るときに基本的に苗字はちゃんと存在するものから取るのですが、本作は珍しく(というか現状唯一)存在しない苗字として「石餅」を使っています。それはなんか「こいつはこの苗字が合うな」と思った次第で、やはりこうやって雑な流れで名前は決まる。


 名前をアルファベット順に並べてみると、

  • Inugami
  • Kaz
  • Kiya
  • Mio
  • Mishka
  • Ren
  • Sana
  • Soji
  • Tumi
  • Yuhi

で、まぁ視認性は悪くないかな……?

 少なくともPOV(主観キャラ)の3人がKaz / Soji / Mishkaでちゃんと離れているのは良い感じだと思います。



🟪雲歩き、カットインを作る

 一方で雲歩き。何回かこの制作録で書いていますが、雲歩きの元ネタはビリヤード(キャロム)です。

 ざっくりしたルールとしては普通に球に球を当てれば良いわけですが、良い感じの当て方をすると6種類の技が発動します。その際のカットインを作りました。


 まだカットイン時のイラストそのものははないので、とりあえずボーンがついたままのミニキャラに適当なポーズ取らせてスクリーンショット撮ったものをはっつけているだけですが、こんなかんじで。



蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト』だなコレ。


 これまで作ってきたゲーム、

  • 霜夜→怪鳥(フリーゲーム)
  • 山が→エリーのアトリエ(PS)
  • 太陽→御神楽少女探偵団(PS)
  • 犬狼→イース4(SFC)

とインスパイア元があったわけですが、本作が『ガンヴォルト』だとわかりました。


『ガンヴォルト』はスコアを犠牲に何度でも(たとえボスの必殺技だったとしても)ダメージを無効化できるため、難しいアクションに挑戦できるプレイヤーは簡単な要素を無視してプレイできるため、カジュアルプレイヤーでもハードゲーマーでもおすすめできる……という体になっているゲームです。実際はストーリーのために難しいプレイをすることになるわけですが。


 んで本作の場合だと、そもそもHPの概念がないのでいくらダメージを受けても問題がなく、規定ターンだけが存在する。

 で、この規定ターンもけっこう緩く作っておけばガンヴォルトと同様にカジュアルにプレイが可能な一方、ハードゲーマーは1ターンクリアを目指す方向でできる……となれば良いなぁと思っております。


 あと地味に主人公の攻撃が電撃エフェクトというところも同じ。いやべつにマナは電撃能力者ではないんだけどよ。

  1. 敵の動きを止めて撞くというシステム的に痺れのイメージで電撃が走る
  2. 敵に敵を当てると動きが止まるのが電撃的な連鎖ということでこちらも電撃が
  3. 蜘蛛はバルーニングのときに地磁気を使うらしいので電撃!

ということで電撃エフェクトになっています。



🟪登場人物紹介を追加

 今月も登場人物紹介を更新しました。

 織葉(オルハ)と紫雲斎。織葉は医者、紫雲斎は尼僧です。本作、和風なのに純粋な黒髪キャラがここまであんまりいなかったのですが、やっと出てきたぜ。キャラ性と分布考えると色を増やしたくてこうなってしまうのですが。




 オルハは医者です。時代的には内科医ですね。あと本草学者=薬になる植物収集者なのでちょっと研究者っぽい面も。

 自分の中で昔の医者=藤沢周平の『獄医立花登手控え』の立花登なので獄医です。正確には関所での急病人とか関所破りとか、あとは詰めている役人とか診る医者なので獄医というと言い過ぎかもしれないが。番医?


『獄医立花登手控え』の立花登は異常に強くて、一般人に襲われたら普通に対処できるし、相手が匕首持ってても気にせず倒し、さらに相手が明らかに手練で「この男、できる……!」みたいな雰囲気漂わせているときでも服をちょっと切られてそのまま勝つというキャラです。なんでこのレベルの柔術使いがその辺で貧乏獄医やってんだよ江戸時代。

 しかも同じ道場の新谷という友人がほぼ同格なので、あまりに敵の人数が多いときにはこの新谷がポップアップして救援してくれるので負けが見えない。

 たまに新谷が敵に回ったりすることもあるんですが、そうなるとなんだかんだ言って新谷は戦わないうえに、さらに格上の師範代が勝手に出てくるのでかなり安全に読める作品です『獄医立花登手控え』。まぁ周りの町民は普通に死ぬんだけど。


 オルハは立花登みたいに異常に強くて絶対死なない、みたいなキャラではなく、戦闘をするキャラではないのですが、ギミックボスみたいなかんじで登場します。オルハが逃げていくのでどうにかこうにかして追いつけ、みたいなのを想定しています。


 なんか7割くらい立花登の説明になってしまった。




 紫雲斎は尼僧。本作、全体的なストーリーの土台として日本の宗教があって、特に仏教なのですが、本来的な仏教というより「日本の宗教」になっています。


 つまりさっくり仏教なわけですが、大乗仏教であり、しかも神道系と混ざったことでかなり特殊な状況になっていて、かなり受け皿が広い状態です。

 なもんで妻帯も肉食もする宗派がかなり古い時代からあり、現代だと宗派によりますが蓄髪も許容されていたりもします……といった流れで本作は尼僧でも普通に髪は長いです。分類上は主人公のマナも尼僧になると思うのですがこのへんは気にしておらず、魚も食べます。肉は(あんまり)食べないかも。



 といったところで雲歩きと真ッ赤の太陽を平行に作業しつつ、今回は以上です。


暑くなってきたのになぜか日向で寝る。



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