キャプテン
Class=パラディン
Level=24
Skill
:ブースト=TPブースト(2), DEFブースト(7)
:マスタリー=盾マスタリー(5)
:常時発動=決死の覚悟(1)
:逃走=猛進逃走(1)
:防御=パリング(1), 渾身ディフェンス(1), 防御陣形(1)
:盾=フロントガード(3), バックガード(3)
:探索=採掘(1)
Equipment=ボアスピアソード. チェインメイル, アスピス, ベアグローブ

生物学者
Class=ダークハンター
Level=24
Skill
:ブースト=Hpブースト(1), ATCブースト(5)
:マスタリー=鞭マスタリー(8)
:常時発動=ブーストアップ(1), 憤怒の力(1)
:鞭=アナコンダ(2), ヘッドボンデージ(3), アームボンデージ(3), エクスタシー(1)
:探索=採取(1)
Equipment=ネイルウィップ, チェインメイル, チェインヘルム, ベアグローブ

技師
Class=レンジャー
Level=24
Skill
:ブースト=AGIブースト(3)
:マスタリー=弓マスタリー(10)
:常時発動=先制ブースト(2)
:強化=トリックステップ(1)
:弓=ダブルショット(3), エイミングフット(5), サジタリウスの矢(1)
:探索=伐採(1)
Equipment: ハードスリング, チェインメイル, ベアグローブ, フラワーネックレス

サイバネティシスト
Class=バード
Level=24
Skill
:ブースト=TPブースト(5)
:マスタリー=歌マスタリー(10)
:歌唱=猛き戦いの舞曲(3), 聖なる守護の舞曲(1), 沈静なる奇想曲(1), 火劇の序曲(2), 雷劇の序曲(1), 安らぎの子守唄(2)
:探索=警戒歩行(1)
Equipment=ハードスリング, チェインメイル, レザーブーツ, オカリナ

ドクター
Class=メディック
Level=24
Skill:
:ブースト=TPブースト(5)
:マスタリー=回復マスタリー(7)
:常時発動=戦後手当(1)
:回復=キュア(3), キュアⅡ(1), キュアⅢ(3), エリアキュア(3), リザレクション(1)
:防御=医術防御(1)
:探索=博識(1)
Equipment: フェザースタッフ, ブリオー, リーフサンダル, 朱実の守り

 緑色の鱗に覆われた2本の強靭な足。蜥蜴のような尻尾。直立した上半身からは腕が伸び、その先は蝙蝠のような翼になっている。顔はといえば、蜥蜴そのものだ。だがあんなに巨大で凶暴な顔をした蜥蜴がいただろうか。
「あれ……、竜ですか?
「とりあえず、翼はあるね。翼竜かな。角もあるし、二足歩行しているのは……」
 とキャプテンとサイバネティシストの間で言葉が交わされる。生物の専門家であるところの生物学者はといえば、じっとワイバーンを観察していた。表情は真剣そのもので、その瞳は深い好奇心に彩られていた。

「ほんとに、あんな化け物から卵を奪うんですか……?」とキャプテンは不安を露わにして言う。「無謀だと思うんですが」
「そうしないと、執政院から許可が下りないからね」とサイバネティシスト。「やらないことには、どうしようもない」

受領→ミッション:飛竜のタマゴを入手せよ!(竜のタマゴ の取得)

 通路からワイバーンの巣を覗いていると、翼竜は接近してきた人間に気付き、翼を広げて威嚇した。
 キャプテンはノルン・セカンドに唯一残された火器、キャプテンの私物でもある拳銃、M36レディ・スミスを抜いていた。
 接近してくるワイバーンに向けて、一射。火薬によって発射された弾丸はワイバーンの頭部に当たった。怯んだ隙に、逃げる。

 一度部屋を出て、作戦を練り直す。
「キャプ、あとその弾、何発あるの?」
「5連装で、もう2発撃っちゃったんで、3発です
 とキャプテンは生物学者の質問に答える。
「予備弾装は?」
「ないです」
「ふむ……」と生物学者は顎に手を当てて考え込む。様子を見せる。「撃ちまくってどうにかするって戦法は無理ね。無難にこそこそ行こうか」
「こそこそ行けば大丈夫なんですか?」
「まぁだいたいの生き物は動く物を見るのに視力が優れるし……、ゆっくり動けば見えないと思う。それに、警戒してるってことは……、外敵がいるんでしょ。人間以外に。ここまで来れる冒険者は少ないって話だし、たぶんほかの野生動物が卵を盗むんだと思う」
「はぁ」
「だから、ほかの動物に注意が向いている隙にゆっくり素早く動いて盗もう」

 無茶苦茶だ、とキャプテンは思った。無理だ、とも。彼女はワイバーンを前にして、怖気づいていた。ああ、怖気づくとも。竜など見たことないのだし、目の当たりにしたいまとなっては、肌が常にぴりぴりとしている。
 ノルン・セカンドの中でも、いまこの場にいない技師やドクターは、意外にも常識がある部類だと思う。あまり危機察知能力が高くないのと、危機感が薄いだけで。
 しかし生物学者はとなると、かなり危うい。彼女は完全に自分の研究というか、エトリアの野生動物や植物に興味を示しており、それだけに盲目的で、危険だ。いつも戦闘不能になるのは、彼女からなのだ。

 しかもいまは、ドクターと技師がいないのだ。技師は未だ床に伏せていて、ドクターはそれに付き添っている。たった3人で、あんな化け物に襲われたらひとたまりもない。

 大丈夫、わたしだけで行ってくるから。










 などと、生物学者はこんなことさえ言い出すのだ。
「そうですか、行ってらっしゃい」
 と返したのはサイバネティシストで、彼がいちばん常識的なのだが、専門家のことを過剰に信頼しすぎるきらいがあると思う。今回だと、生物学者の言に完全に従っている。キャプテンの権限で、彼女を引きとめようとしている間に、生物学者はさっさと竜の巣のほうへと行ってしまった。

取得→竜のタマゴ

 正直言って、卵を無事に取って来られたのは奇跡的なことなのではないかと思う。生物学者の動きはしかし、殆ど危なげなかった。時計回りに向きを変えて警戒するワイバーンの横をすり抜けて、巣の奥で卵を見つけ出してそのまま帰ってきたのだから。
「お疲れさまです。意外と小さいですね」
 とサイバネティシストが卵を見て言う。
「うん……」
 言葉を返す生物学者もじぃと卵を見ているのだが、彼女の目つきはサイバネティシストのそれとは少々違っていた。単に翼竜の卵を見て驚いているだとか、感動しているだとかではなく、何か胡散臭げな、探るような眼差しで卵を観察していた。
「何か問題でも?」とキャプテンは尋ねてみる。
「いや、なんか鳥類の卵っぽいなぁ………、って」
「ああ、そういえば爬虫類の卵って、もっとぐにゃっとしてますっけ」とサイバネティシスト。
「そういうのもいるね。でもこういう感じの、鳥類と同じような硬い殻持ってる種もいるよ」ただ、と生物学者は再度卵に視線を向ける。「なんかこれは……、鳥の卵っぽいな、って思っただけ」
「勘ですか?」
「そんな感じ」
「鳥も蜥蜴も似たようなもんなのかな」
「DNA解析してみれば判るかもしれないんだけど……」
「割ったり削ったりしないでくださいね」
 とキャプテンは先んじて制しておく。
「解ってる」と生物学者は肩を竦めた。


 病室の窓から陽が射している。窓は硝子製で、素材は地球の中世から近世にかけてのものとほぼ同一であることを確認している。
 殆ど地球の真似っこをしているようだな、と技師は思う。似たような生物が住んでいて、似たような物質があるならば、似たような技術や製法が確立されておかしくないような気もするが、しかしこの街は、どこか怪しい。少なくとも技師はそう思う。

 みんな行っちゃったけど……、敬一さんは行かないんですか?










 技師はベッドから上半身を起こして硝子窓のほうを向いたまま尋ねた。
「いや………」
 ドクターは近くの椅子に腰掛けて、曖昧な返答をする。彼の顔を見ていないので、その表情は見えないが、どんな表情をしているのかは予想がつく。
 技師は天涯孤独で、子どもの頃は遠縁の親戚であるドクターの家に引き取られていた。子どもの頃は身体が弱かったし、あまり人とも溶け込めず、身体を壊したり怪我をすることが多く、こうしてドクターに付き添ってもらうことはしばしばあった。だからこうしていると、少しだけ懐かしい。

「心配するなら働いてください」
 技師は懐かしさをおくびにも出さずに言った。
 いまは十数年前とは違う。技師は立派な大人で、ドクターはそれ以上に年長者だ。そしてここは朝永の家ではない。
 技師は着替えて、釘撃ち銃の動作状態を確認する。問題ない。問題あるのは、自分だけだ。
「ピィ……」
「気持ちは嬉しいですが、ここでじっとしてても帰れません。じっとしているのは、もうごめんです。わたしは行きます」

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