日誌/ラスクロ、白紫オートグングニル(陽光)

 陽光構築でまず考えなければいけないことは、《戦美の創造者 ピュリアノ》をいかにすれば使えるかということなのです。

 《ティターニア》を懐かしがらせる1000というサイズに時代3で無能力になる怪しさ。コスト踏み倒しできるにも拘わらず出せるコストがせいぜい4なうえ明らかに【オートマタ】逆補整でなんかいまいちというアレなアレですが、ええい、この際、手段のためなら目的は問わない。とにかく《ピュリアノ》を使えればよいのです。


 改めて効果を考えるために《ピュリアノ》の効果を分割すると、

イ). コスト踏み倒しによる複数体配置
ロ). 時代4での小隊攻撃全ワイプ
ハ). クロノチェック

となります。

 イ). はたとえば《レオナルド・ダ・ヴィンチ》のようにユニットが増えるほど強いユニットには効果がありそう。時代加速は《レオナルド・ダ・ヴィンチ》の遅い効果とも噛みあう。これか……、いや大量展開するだけなら【クレイタ】で間に合う。

 ロ). もユニットが大量に並べられれば効果がありそう……、だけれども1000サイズが時代4まで生き残れるかというとだいぶん怪しい気がする。

 じゃあハ)はというと、CCからCBを何度も誘発させるのはどうだろう……、いや駄目だ。盤面に干渉するまともなCBが《オーディン》と《雲切り弓の使い手》くらいしかない。1000点でいいから、もっとCBがあればいいのに。

 CBは駄目となると、あとは発展効果。たとえば《暮光の天機王 アスハ》なんかは発展でユニットが釣れるけれど、うーむ、これもインパクトが薄い。もっと、何かこう……、どんどこどーんな……。

 いや待てよ、クロノチェックをすれば当たり前だけれども、時代が進む。時代が進めば、時代を参照する効果が強くなる。時代が進めば進むほど強くなる効果。その中で最もインパクトがありそうなのは《波濤印の神命》――ではなく、《魔刻告げし黒陽》――でもなく、《紫伝の召喚人》。これだっ!




白紫オートグングニル
陽光構築

3《マーメイド》
3《マシーナリープリ―スト》
2《戦美の創造者 ピュリアノ》
3《暮光の天機王 アスハ》
2《諸葛亮》
3《聖戦に立つ機人戦士》
2《銀史の召喚人》
1《律儀な門衛機人》
3《ティルダナ式投石術》

-白(22)-
2《稲妻を崇めるミノタウロス》
3《雷射の精霊将 アガスタ》
3《紫伝の召喚人》
3《雷鳴団の神弓兵》
3《オーディン》
3《竜火樽の投擲》
3《フレイムクラッシュ》
3《ヴェガの軍議》
1《空裂く飛影の神射具》

-紫(28)-



 というわけで《戦美の創造者 ピュリアノ》と【オートマタ】で時代を3まで頑張って発展させ、そこから《紫伝の召喚人》で《オーディン》や《雷鳴団の神弓兵》を何度も配置してコントロールするデッキ。なんか昨日クラシックで戦ったデッキとちょっと似てる。


 【オートマタ】と行ったり来たりする紫CIPユニット以外は、《雷射の精霊将 アガスタ》を中心に除去を採用。これで序盤は1:1交換して凌ぎたいところ。時代3になると《オーディン》がかなり頼りになるため、《マシ―ナリー・プリ―スト》の勇猛がかなり機能してくれる……、はず。

 完成したところでろくにテストもせずに陽光デイリーへ突撃。



1回戦 VS.白黒エトランゼ 先○
 序盤からじりじりと押さてもう賭けに出るしかない! とばかりにマリガンしていないのに《諸葛亮》を相手の小隊攻撃に合わせたら《紫伝の召喚人》が捲れ、そこからさらに手札の時代3《雷鳴団の神弓兵》に繋がり、小隊の片方を落としつつブロックしたことで2枚追加しつつ0:2交換という異常なアドバンテージを取って勝ち。

2回戦 VS.青紫コントロール 先○
 紫カラーが共通したことで焼きが飛び交う序盤。しかしテンポはあちらが上なうえ、青は『オーラ』が怖いのであまりダメージを喰らいたくないんだけどなぁ……、と思っていると《諸葛亮》から《オーディン》出した次のターンに《紫伝の召喚人》から《オーディン》を出し、CAヤードから《オーディン》が登場し、と《オーディン》ラッシュで勝ち。

3回戦 VS.白黒エトランゼ 先×
 CB《アサヒ》や発展《暮光の天機王 アスハ》で着実に枚数を稼がれる序盤。こちらは《マシーナリー・プリ―スト》や《マーメイド》程度しか出ず、またしても一か八かの《諸葛亮》――で《竜火樽の投擲》が捲れる。丞相! じょうしょ……、はっ、死んでる!? なんと、北斗の祈りの儀式が……、さては魏延か!? くそう、丞相の見立ては確かであった! 負け!

4回戦 BYE
 かくして五丈原の勝敗は決した。しかし《諸葛亮》は予め己に似せた木造を拵えておいた。それを姜維はそれを用いて司馬懿を威嚇し、安全に撤退することができた。のちに語りて曰く、『死諸葛、走生仲達(死せる孔明生ける仲達を走らす)』。



 というわけで3-1

 意外と勝てた……? いやなんか「あっ、やっぱりこのデッキ駄目や! 駄目やったんや!」と終わる予定だったのですがなぜか2勝できてしまったので驚いて壊れるほど愛しても1/3も伝わらない。2戦目はいちおうマリガンして覚えていたのですが、1戦目の《諸葛亮》から《紫伝の召喚人》が捲れるのは出来過ぎだった感があります。

 今後の改良としては、《オーディン》の2500ダメージは【エトランゼ】を相手にするときは時代2でも《暮光の天機王 アスハ》や《アドラメレク》などが出てくるため、《空裂く飛影の神射具》あたりを増やしたいところです。


 でもこれ、2マナがかなりテンポに響くのだよなぁ。うーむ、《神牙の竜槍》が欲しいなぁと思ったきょうのわんこなのでした。

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