日誌/ラスクロ、黒紫銅鑼ラランペイジ制圧(クラシック)




 《ウルスハの突風平原》。
 何連敗だか既に数えるのを忘れるほどの連敗を脱出させてくれた(サーバー落ちたせいでカウントされてないけど)このカード、敬遠してはいましたが実際使ってみると楽しいわけで(と言いながら前回のクラシックデイリー以来使っていないのですが)。

 基本的にユニットが出たり入ったりしながらじゅぼっじゅぼっと気持ち良くなっていくのが好きなのです。〈巡り龍王〉はもちろんそうだし、陽光では白紫で《紫伝の召喚人》使ってるし、思い返せば天空では《海難》+《青氷の神軍師ミュシカ》とかもその系統だったような。

 とはいえ好きなカードばかりは使ってはいられない。もうちょっと新たなデッキを開拓してみよう――というわけでまずは現在のトップメタの二頭である制圧にチャレンジ。

 うむむと悩みながら完成したデッキがこちら。


黒紫銅鑼ラランペイジ制圧
クラシック


3《クレオパトラ》
3《破心の銅鑼打ち》
2《忍び弓の達人 ハヤセ》
2《獄炎の料理人 ウォン・ガ》
2《インドラ》
2《フェム・ルン》
3《火精のだまし火》
3《紫炎流壁》

-紫(20)-

3《夢魔の切り込み隊》
3《夢幻の断剣 ニルム》
2《バステト》
3《屍鬼の影読み》
3《魔血の破戒騎士 ゼスタール》
2《道占いの夢魔女》
3《魔戦技の異端姫 シェネ》
3《夢殺の葬送人 メニズマ》
2《死哭の戦乙女 クロエ》
2《腐食》
2《魔血の刃》
3《暗殺》
1《深淵の黒雷》

-黒(30)-





 黒紫じゃねぇか。

 いや、いや、確かにいま流行りの黒単制圧ではないものの、制圧は制圧です。いいのです。うむ。 構築していった結果なのです。

 まず《火邪の魔青竜 フェム・ルン》と《破心の銅鑼打ち》が使いたいなー、と考えました。もうこの時点で既に紫。溢れろ紫。
 《フェム・ルン》は6マナレベル4の5000/4とATK偏重気味の紫としては一風変わったファッティユニットですが、攻撃時に誘発する全体3000の制圧力は他に類を見ない強力無比な一撃です。しかも黒マナと進行値7あればレベルを下げられるわけで、中盤から逆転要素になりうるという素晴らしさよ。


 とはいえ進行値7はちょっと重たいわけで、そこをサポートするのが《破心の銅鑼打ち》。こちらは1ターンに1回だけ、進行値3を使って『制圧』持ちのレベルを1下げることができます。
 《フェム・ルン》が自力でレベルを下げるのと違い、1回しか行えず、また《フェム・ルン》が殴ると3000除去を受けて落ちてしまいますが、レベル下げにマナ・コストを要求しないのは大きなメリットで、《フェム・ルン》を奇襲的に運用するのに役立ちます。

 もうひとつ《破心の銅鑼打ち》が《フェム・ルン》をサポートできる要素があり、それは対《堕魂術の大魔謀 アルゴー》です。
 《フェム・ルン》は圧倒的制圧力がありますが、自身の場にも3000ダメージを及ぼすため、孤立してしまいがちです。そのため《アルゴー》を返しで出されてしまうと、それだけで簡単に除去されてしまいます。いちおう《インドラ》のように《フェム・ルン》が出た直後なら3000ダメージを受けても落ちないユニットは採用してありますが、それだけだとちょっと心許ない。

 そこで役立つのが《破心の銅鑼打ち》。《フェム・ルン》と小隊攻撃をしてコスト踏み倒し配置を先にスタックに積むことで、《フェム・ルン》のダメージが通ったあとでコストを支払わずに《アルゴー》の犠牲を代わりに受けられるユニットを配置できるのです。さすがはわたしの《銅鑼打ち》。

 余談ですが《破心の銅鑼打ち》は個人的に五指に入るフレーバーです。リズムがとてもよい。イラストも好き。能力も好き。


《破心の銅鑼打ち》
ジャーン、ジャーン!! 闘魂持つもの出ませい、出ませい! 炎神様からのお呼び出しィ!

 なお個人的トップはモルガドさんです。


《折れ角の暴風 モル・ガド》
シグニィの神官文字では、風に一本の角と二本の斧を付ければ、『嵐』という意味になるのだという。

 このシンプルさにして、このかっこよさよ……! ちなみに強さとフレーバーは反比例します……!

 閑話休題。

 というわけで紫を追加したわけで、さらにそこに紫のダメージ系除去をトッピング。これは《魔血の破戒騎士 ゼスタール》の起動型能力に合わせようという目論見だったりします。


 たとえば《紫炎流壁》を《ゼスタール》に合わせると実質相手のみ全体2500ダメージ。もちろん黒単相手だと効果がないのですが、逆にもうひとつのトップメタである青紫に対しては時代2までのラインがおおよそ2500までなので非常に効果的。トリガーアビリティではないので《静寂のハンドベル》でも防げないのは素晴らしいことです。

 《時海の探究者 クレシュタ》が怖いので《暗殺》は3積みで対応する予定。



 とまぁこんな具合でデッキを作っていたわけですが、何かが足りない。具体的に言うと、なんかよくわからん死ができるコンボが欲しい。たとえば――



 相手が倒れるまで殴れば倒せる!

 さすがに8枚コンボはないような気がするけれど、《忘れ河の渡し守》を抜いての5枚コンボなら《クレオパトラ》と回収役の《屍鬼の影読み》以外は捨て札置き場から回収できるのでコンボになりそうな気がする。



たとえば進行が10点あれば、銅鑼打ちAで殴ってBを出す(10+2=12)→Bで殴りつつA’回収して出す(12+2-5=9)→A’で殴りつつB’回収して出す(9+2-5=6)→B’で殴りつつA”回収して出す(6+2-5=3)→A”で殴りつつB”回収して出す(3+2-5=0)→B”で殴りつつ手札の制圧を何か出して殴る、で7発14点くらい入れられる。時代3で《クレオパトラ》が機能していれば21点。でなくても、ハスクの《バステト》と回収の《屍鬼の影読み》が場にいるはずだからもうちょい点数叩き出せる。進行7なら6発12点。

 現実的に考えると《銅鑼打ち》の片方を捨て札から回収してスタートするとして進行値+5点。すなわち15点で7発で12点で5発、9点で4発か。時代3なら《クレオパトラ》が乗って《バステト》と《屍鬼の影読み》の攻撃も通るとすると、9点から((2+1)x6)=18点。

 仮に先手4手発展で手札が揃っていて、相手がたまたま防御しなかったとすると、
初手:黒SS置き《夢魔の切り込み隊》配置(手札4)
2手目:紫SS置き《夢魔の切り込み隊》が殴る。《バステト》配置(進行2、ライフ19、手札3)
3手目:紫SS置き《夢魔の切り込み隊》と《バステト》が殴る。《クレオパトラ》と《ウォン・ガ》配置(進行4、ライフ16、手札1)
4手目:黒SS置き発展して《銅鑼打ち》Aと《屍鬼の影読み》配置(手札0)。
   《ウォン・ガ》と《切り込み隊》で殴る(進行8、ライフ13)。
   《銅鑼打ち》Aで殴って《銅鑼打ち》B配置(進行10、ライフ11)。
    Aを犠牲にして影読み回収、Bで殴りながらA’配置(進行7、ライフ9)。
    Bを犠牲にして影読み回収、A’で殴りながらB’配置(進行4、ライフ7)。
    A’を犠牲にして影読み回収、B’で殴りながらA”配置(進行1、ライフ5)。
    《バステト》と《屍鬼の影読み》とA”(と《クレオパトラ》)で殴って終わり。

 いちおうぎりぎりで4キルできないでもない。まぁこんなにうまく回らないけれど(そもそも相手が除去撃つどころか防御していない)。

 速攻持つのは《銅鑼打ち》だけでとりあえず機能するため、いちおう《クレオパトラ》以外にも《曹操》、《羽ばたく麗翼》、《ウルスハの突風平原》でいけなくもない。ただ《曹操》は紫紫紫が厳しく、《羽ばたく麗翼》は3000/2でCB持ちとはいえ時代4まで動かないのが痛すぎる。《ウルスハの突風平原》だとなんかコンセプトが違う。《銅鑼打ち》でユニット配置コストは踏み倒せるから悪くないような気がしないでもないけれど、《屍鬼の影読み》や《バステト》ぶんのコストを考慮するとちょっと厳しい(まぁ殴らなければいいのだけれども)。

 不確定ながらCBという手もある。その場合はCB《嵐王呼びの神儀官》、CB《連弩の遊撃射手》、CB《ヤルハンの飛び影》、CB《嵐を呼ぶ雲神官》、CB《源義経》。
 CBで色の差もあるけれど、とりあえず紫に速攻がつけばいいのでそれは横に置き本体性能の差で比較すると、《嵐王呼びの神儀官》は制圧の殴っていくコンセプトによく合っているが、レベル2で2000/2。《連弩の遊撃射手》はもともと速攻を持っている《ゼスタール》や《シェネ》の打点が上がるけれどそれだけだとちょっと不十分。《ヤルハンの飛び影》と《嵐を呼ぶ雲神官》はさすがにちょっと。《源義経》は面白いし、6マナも置けなくもないので悪くはない……がさすがに躊躇する。黒単相手のときに《ゼスタール》で一方的にサイズを下げて防御すり抜けられるのは面白そうなのだけれども。

 とりあえず《源義経》は保留するとして、《クレオパトラ》のコンボを組み込んだことでデッキが完成したのでした。早速デイリィーッ! イィーッ!



1戦目 黒単ハンデス 先○
 先手だけど2手目からじゃないと動けない手札。とりあえず《バステト》出しつつ《魔血の刃》でブロッカー除けながら殴るも、進行値が貯まってくれない。相手もこちらも順調に発展していったけれど、相手の後手3手目が《夢殺の葬送人 メニズマ》ではなかったので一方的にアドを取る。全体除去がなかったのでずらずら並べて《バステト》のアンブロッカブルと《メニズマ》オーラで勝ち。

2戦目 橙単ウィニー 後×
 序盤から《黄金の宿命 アルマイル》でどかどか殴られるものの、《バステト》がサイズの抑止に。これで当分はある程度ダメージを抑えられるかな……と思いきや相手が《勇気讃えし赤陽》が《女拳聖 ベルカ》仕込んできたうえ、一気にずらずら並べて余命2ターン。
 幸いCB《ベルカ》考慮すれば4手目で5SS貯まる。ピン挿しの《深淵の黒雷》を引ければ相手の場に残るんはSS6の《赤陽の大闘士 スウォード》3点だけでライフ4点なのでセーフのはず。引くことに賭けて、まだ当分動かない《自由なる田園詩人 ラスラン》を《暗殺》して戻ってきたターン。果たしてドローは……《死哭の戦乙女 クロエ》。方向性は間違ってなかった。負け。

3戦目 BYE
 いやっふぅー!

4戦目 黒単制圧 後×
 ぎゃああ本家だ! 後手なのに4手発展してしまい、しかも相手の4手目CCが《メニズマ》で一方的にハンデスされる。ぐぬぅ。
 これはもう殴りぬけるしかねぇと《ゼスタール》、《インドラ》の2枚展開で一気に殴り抜ける。《完全なる眠り》が怖いけど、まぁあって《深淵の黒雷》だろう→返しで《完全なる眠り》でした。

 もうこりゃ無理やろ、と思いながらドローすると今回初めての《フェム・ルン》。進行値は6で1足りず、SSも5で2足りないが、なんとか出せないか……? と《獄炎の料理人 ウォン・ガ》で進行値を貯めるがまた3手目で発展せず。その間に《血縛の傀儡将 バルダー》が出て《フェム・ルン》で生き残るうえ、さらに《屍鬼の影読み》を吊り上げられて《シェネ》か《ゼスタール》の吊り上げが可能になり、ライフが足りず負け。せめて《フェム・ルン》出したかったかも。


 2-2
 クラシックで久しぶりに2-2できたぜ!(BYEは見ないふり)

 《破心の銅鑼打ち》+《バステト》+《屍鬼の影読み》+《クレオパトラ》のコンボを組み込んだ結果、コスト2のユニットがかなり多くなってしまったので《完全なる眠り》への耐性がなくなったのが露呈した感が。
 とはいえ《バステト》以上のハスク能力持ちはおらず、《クレオパトラ》並みに使いやすいターン中持続する速攻付与はいないわけで、こうなると陽光2にいまからいろいろと期待するきょうのわんこなのでした。

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