日誌/5章41話_アスラフィル協奏→シトリー範囲(メギド72)


 強くなりすぎてしまった。
 
 急に指導係の女性刑事みたいなことを言い出した、と思われるかもしれないが、前回の→バフォメット点穴での最強の敵、ゴウケツとの死闘がすべてを変えてしまった。


 ゴウケツ。心技体、すべて揃った最強の敵。メギドラル最高幹部。最大の障害。
 編みに編んだ戦略と一瞬の采配、そして最後は諦めない心によって最大の敵を打ち滅ぼしてしまったことで、すべてが終わってしまった。

 5章39話〈ケツアルコアトル〉。前衛が生き残っている限り手出しができないこの敵も、敵が壊滅した一瞬の隙を突いての点穴の前には無力。

 5章40話〈ベリアル〉すらも、点穴には点穴をの精神で、もはや敵ではなかった。

 強くなりすぎた英雄。戦時なら持て囃されもするかもしれないが、戦いが終わってしまったらどうだろう? 邪魔者だ。もはやわたしもそんなものなのかもしれない。あとは滅び、去るだけ。相手がいなければ、この力さえも虚しいだけである。

 が、そんな力の虚しさの前に奴は現れた。
 5章41話、〈スカルワイバーン〉。


 お供の〈地縛霊〉4体すべてがスキルではなく、特性で庇うというこの戦闘、まともに考えればお供から倒していくほかないのだが、味方の数が減るほど強くなるスカルワイバーンの特性によって二律背反の選択を選ばされるこの戦闘が大きな障害として立ち塞がった。
 おそらくこれが最後の死闘。〈ゴウケツ〉がゲームでいうところの表のボスなら、〈スカルワイバーン〉は裏ボスのようなものだろう。今度こそ最後だ、これを倒し……いまメギド72は終わりを告げる!

 と颯爽と倒せれば良いのだけれど、この戦闘、これまでの構築では相性が悪い。
 そもそもこの戦闘の戦い方は、

  1. スカルワイバーン本体から倒す
  2. お供から倒す(あるいは全体を攻撃する)

の2種類なのだが、(1)のためには特性庇う貫通か、列/全体攻撃で攻めるしかない。特性庇う貫通はそもそも実装されている数が非常に少ないのだが、列/全体攻撃も手持ちが少なかったりする。たとえばウァプラやカスピエルCのように、スキル一発で付与効果目的ではなくダメージ狙いで列攻撃ができるメギドがいないのだ。せいぜいマルシアスBくらい。だから対バエル戦でも手古摺ったわけで。
 しかし列攻撃は無理でも、当時使った→アスタロトワンショットで全体攻撃なら……!


 と試してみるも、敗北。
 要因は3つあって、

・全員前列だから返しの列攻撃で1発で倒される
→アスタロトが薙ぎ払ってすぐに倒せないと負け

・スカルワイバーンが飛行なので滞水が入らないため、ダメージが伸びない
→アスタロト奥義が大したダメージにならないため、攻撃力強化されたスカルワイバーンをすぐに倒せない

・相変わらず麻痺が入らない
→ターンに余裕はあるが、単純に入りにくい。単体確定麻痺のオーブにしておけばマシだったかも

・フルカスの防御無視も入りにくい
→入るは入るんだろうけど、突破してから殴っても多少耐性があるっぽい

 といったところ。

 何度かチャレンジしてみるも、お供撃破までは簡単だけれど、この構築ではどうしてもスカルワイバーンは倒せない。とすると新しい構築……前列無視して範囲攻撃で突破できる構築が必要なのだ。
 ちょうど昨今のピックアップで、「あぁあサタナキア欲しいよぉおお!」という気持ちを抑えるためにチケットで一回だけ回してアンドロマリウスが来ていたので、協奏が組めるぜ! ということで作ってみたのが以下。


 リーダーがバルバトスではなくアンドロマリウスなのは、「全体攻撃する機会が多いんだしMEで凍結とかできれば楽できるんじゃね?」という発想から。
 まだ協奏よくわかってないけど、クロケルRかバルバトスRが協奏スタートさせて、アスラフィルはライブスタートで防御バフ固めて、チャージはアンドロマリウスに回してスキルフォトン配って大協奏して殴り続ければいい……んだよね、たぶん。

 しかしレベルが全体的に低い。育てるのがなかなか大変だ。
 そもそも、本当にこの構築で勝てるのだろうか? 協奏、全体に攻撃するのが多いぶん、単体に大きな倍率がある攻撃がないのが不安になってきたぞ。
 そもそもこれまでは、「こういう敵だからこうすれば倒せる!」という考え方で対応していたのだが、今回の協奏作戦は「なんとなく全体攻撃だからどうにかなるだろう」というふんわりした考えに基づくもので、あまりうまいやり方ではないような気もする。

 この構築ではなく、現状の手持ちでどうにかできないか——そんな考えが生まれるのはある種当然のことで、べ、べつに協奏メンバー育てるのが面倒ってわけじゃないんだからねっ、勘違いしないでよっ……(///

 これまで何度か戦っているうちにわかったのは、

  • ザガンの無効化はMEなくても呪い特攻の2倍攻撃以外はなんとかなる
  • 2倍攻撃も、呪い特攻さえ入っていなければそこまで大きいダメージではない
  • スカルワイバーンの後列狙いは攻撃力が増加していなければ大きいダメージではない

ということ。つまり(十ターン以上の長丁場は無理だけど)持久戦ができるということではあった。

 実際、アスタロトワンショットではザガンが庇えるなら、アスタロトが4回スキル使いながらお供を一度に倒すことまでは成功していた。それだけの遅延策はできるということだ。その返しで一撃死していただけである。
 つまり、全体攻撃でお供を倒してから本体を狙う、というのは悪くはない。
 そうすると、全体攻撃のあとに一撃でスカルワイバーンを倒せばよいのだが、そんなことができるメギドがいるか………?

ふぉーっふぉっふぉっふぉ!>

 いた。


 そう、我らが村長である。

 いつの間にか星5.5と現在最大に育ってしまった村長、すごいぞ村長、速いぞ村長、可愛いぞ村長、唇ぷるぷるだぞ村長。スカルワイバーンを抜かし、史上最速。
 村長で点穴を貯めて、全体除去してから殴ればよいのだ。
 が、ひとつ問題が。アスタロトワンショットだとパーツがギチギチなので、村長が動き難い。点穴を貯めることを考えても村長をリーダーにしたいのだが、そうするとアスタロトBの覚醒増加MEが活かせないし、攻撃力も少し奮わない。
 となるとここで必要になるのは、単体で範囲攻撃ができるメギドである。攻撃力が高く、連発できる範囲攻撃ができる。そんなメギドはいただろうか………?

あらあら楽しそうじゃない?>

 いた。

 そういうわけで、これが対スカルワイバーンの最適解だーッ!


 基本はユフィールで呪いを回避したザガンが庇い、サーヤBで防御UP+自然回復しながら覚醒ゲージを上げ、シトリーが全体攻撃。
 村長の点穴が溜まりきったらシトリーがお供にトドメを刺し、無防備になったスカルワイバーンに村長パンチ! で一撃という形。

 考えた。
 構築した。
 あとは実戦でこの正しさを証明するだけだ!


 ザガンが防御、ユフィールで予防しながらサーヤBでバフをかけていく序盤。ある程度場が安定したら、シトリーの覚醒スキルを投げていく。
 ユフィールの予防が切れたタイミングで呪いをかけられてしまったものの、悪の幹部っぽい立ち回りで、シトリーの覚醒スキルが徐々に〈地縛霊〉にダメージを蓄積させていく。

 よしよし、とほくそ笑んでいると、スカルワイバーンの奥義、横一列に1.5倍に呪いならダメージ1.5倍の〈カースバーン〉が飛んでくる。まだ地縛霊一体も落としていないから大丈夫……かという認識が甘かった。特攻が乗っているせいで、シトリーが落ちてしまう。


 しかしこんなときに役立つのがユフィール。蘇生して復帰、再度シトリーの覚醒スキルで全体攻撃で削っていく。
 スカルワイバーンにフォトンが載っておらず、村長の点穴は100。全員無事で、よし始動だ! と最後の削りでシトリーが覚醒スキルを連発。1体だけ吸収効果のせいでHPがあまり減っていなかった〈地縛霊〉が残ったものの、最後のシトリーの攻撃で落ちる。

 雑魚はもうおらず、スカルワイバーンにかかったバリアもシトリーが剥がしてくれた。
 よし、よしよし。あとは村長の点穴の一撃でスカルワイバーン、貴様もお終いだ! 世界征服の礎となるがいい!


 あ。あれ?
 
 アタックフォトンがない。
 いやまだ一巡目……などと思っていたら二巡目も出ない。おおい!


  •  村長が攻撃できない
  • →スキルで村長が落ちる
  • →もしかしたらシトリーの一撃でどうにかなるかも、と一縷の望みでシトリーにフォトンを集める
  • →スキルでシトリーが落ちる
  • →YOU DIED


 おおい!

 いやちょっとなにきみスカルワイバーンくん……負けそうになったからアタックフォトン出さないとか引くわぁ………。そういうとこだぞ。
 7回くらい舌打ちしたものの、戦略は間違っていなかったのでもう一回トライして、無事勝ちました。さすが村長。さすがシトリー。ワイバーンくんは反省してください。


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