日誌/5章38話_バフォメット点穴(メギド72)


 うわあぁあついに出てしまった最強の敵! 毎回言ってるなコレ! 今回も適当に対処していこうぜ! 多様性多様性! モンモンモン!

 というわけで今回の難関は第5章に入ってすぐに相対することとなる絶大なる壁——5章38話〈ゴウケツ〉で誰だよこいつ。


 豪傑が元であることは間違いなかろうシンプルなネーミング、ブネと肩を並べるほどの身長、シャミハザ並みのゴリラ感、アリトンの1/2の股下。おそらくこいつがメギドラルからの真の刺客でしょう。
 いやどう考えても道中の雑魚なんだけどもよ、Wikiにも難敵として個別ページないんだけどもよ、ちょっと勝ちにくいのですどもよ。

 現在までに構築した中でもっとも安定して勝てるのは→ザガンカウンターなので、基本的にまずはザガンカウンターで戦うわけですが、1倍かつ自身追撃付与のスキルや、スキルフォトンを追加する特性だけであれば、さほど問題はなく。2000近い攻撃力は驚異だが、1倍であればなんとかギリギリ無効化できる範囲内。
 が、覚醒スキルの攻撃力+100%とアタック強化、そして何より奥義の〈暴風拳〉の恐ろしさ。突風付与などおまけであり、恐るべきはx5倍という恐ろしきダメージ。まさしく嵐。まさしく暴風。さながら嵐童公平、通称ランペイジ。踊り続ける。


 もちろんそれだけといえばそれだけ。ザガンカウンターはザガンが受け止められないような大ダメージの攻撃を受け止めるための機構を備えている。たとえばめまい、たとえば攻撃力デバフ、そしてこの手の奥義型に効くのがオロバスさんによる覚醒減少なのだ。

 なのだが、なんと覚醒減少が入らない。なんじゃ無効って。おい、おかしいんじゃないかコレ5倍! 7000! なんだよ7000ダメージって。ザガンも消し炭になるで。
 ち、ちくしょうちくしょう! 助けてWiki! あとこれは関係ないパイモンの背中!



 対策となりそうなのは、

  • バリア→サブナック奥義しかない
  • 強化解除→村長しかいない
  • 混乱→カスピエルがいるけど育っていない
  • 暗闇→ハーゲンティがいるけど育って略
  • 特攻→ウァレフォルはいるけど略
  • 速攻→ふむ略?


 ゴウケツ相手に速攻をするというのは確かに合っているような気がする。HPは約16000とけっして低くないものの、極端に高いわけではなく、回復はないうえ、ゴウケツが動かなければお供の攻撃もそう大したものではない。
 速攻構築は特攻メインにするより、今後似たような相手が出てきたときにも対応できそうな気がして、有用だという気もする。

 というわけで速攻方針まで決まったけれど、さてどういう速攻にするか。
 この時点でアイディアがあったのは、

  • 点穴
  • 怒闘
  • 協奏
  • チェイン

の4つ。

 最初は〈怒闘〉構築で一気に攻めようとしたものの、イポスCは育っていないし、数少ないバーサーク要員であるベレトが育てるのがめっちゃ大変ということに気づく。
〈協奏〉はバルバトスR/アスラフィル/クロケルRしかいないという半端さと、メインの協奏員となるはずの3人のいずれもが育っていないという問題が。あとあんまり速攻でもないような。
 チェインは可能なのがマルコシアスB/マルチネ/サーヤBしかいないという状態。マルチネかマルコシアスBがいれば一撃必殺はできるんだろうけど、確定チェインが少ないのは問題ではある。マルチネは面白そうなのでそのうち使いたいが。

 というわけで選ばれたのは、〈点穴〉でした。


 本来貯めるのに時間がかかる点穴で速攻というのは一見噛み合ってはいないような気がしますが、そこはバフォメットMEとウェパルの速攻性を組み合わせる形。まず1ターン目はウェパルが全力で殴り、2ターン目はバフォメットの奥義で殴り、放置していたウェパルの点穴がある程度溜まってきたらトドメを刺す、という形。
 バフォメットの2番目のMEは1ターン目のみ点穴+25というのも速攻戦略と噛み合っていて、綾鷹も飲み放題。

 点穴のダメージは、

  • D = T**2 * L / 35
    • D:ダメージ
    • T:点穴レベル
    • L:レベル

なので、Lv55ならバフォメットの最初のMEによる点穴25だけで、およそ1000点入る。そう大したことのない量とはいえ、HP16000のゴウケツに対しては少なくないダメージ。

 また、バフォメットがスキルで覚醒を貯めようとすると、2ターン目に奥義を打つとして、15*3(スキル+)+10(ME)で点穴55なので、奥義一発の点穴ぶんだけで4800点。これだけで1/3が削れる。
 点穴100で打てば15700点なので、奥義ダメージと合わせればこれだけでゴウケツを倒せる。無傷突破は叶わなくても、なかなか悪くはなさそうである。

 問題はというと、エレキと同様、点穴はレベル依存なので育てなければいけないという点。
 村長がサバトで手に入った頃からメギドクエストでちょこちょこ試したりしていたので、メンバは極端に育っていないわけではないものの、星3前後が多い。最低でもレベル50は到達しておきたい、と考えると育成素材の問題が出てくる。具体的には〈異界の香木〉問題である。
 古参になると〈ゴールドオイル〉や〈青真珠〉だとかが足りなくなるらしいが、こっちはそれ以前なのだ。香木がとにかく足りない。対ベレトでは適当に3回くらいチャレンジしたら手に入ってしまったものの、そうそう幸運が続くわけもなく。マラソンとかしたくないし。

 香木はメギドの塔で手に入るものの、5章突入時点ではまだ13階が突破できていない状況。いちおうクラスやタイプも考えて編成しているので、こうなると育てやすい他のメギドを育ててから塔登って香木階に到達するしかないな……などと思っていたらティアマトがやらかしてくれた。


 ティアマトがリーダーになった途端、目に見えて被与ダメージ変わったのだけれど、さすが違うな、超得意。
 過程はともかく、とりあえず香木問題は解決! ついでにレベル55まで上げられると楽かも……と見ていると村長がいきなり〈紅水晶の欠片〉を素材とするブツを要求し始める。

 紅水晶……ひとつ上の階か。さすがに香木もギリギリだったしきついかな。
 しかし、幸いにもいまはイベント時期である。確か交換対象に……アレない。あ、そうか、ベレト戦で強化するために使ったのだ。くそう、ベレトめ。倒してもなお立ち塞がるか!



 まぁレベル50でも大丈夫だろうけど、もうちょい強化したかったな、と思っていたらバルバドスRがやらかしてくれた紅水晶階への突破。どういうバックグラウンドでリジェネレイトしたのか知らんが、強いなきみ。
 余談ですが、当分紅水晶階で篭ろう、とちょっと下の階で足踏みさせてから紅水晶階を探索させてたらストラスRがやらかして突破してしまいました。普通!


というわけで素材も集まり、レベルも55に……いいや面倒だから52で、突入! あとついでにガープは「5倍とかアタック強化が来るまではザガンで防げるし、まぁザガンでいいか」ということでチェンジしました(フラグ)。

 初手、ウェパルに全力でスキルフォトンを積み込みつつ、ザガンにもスキルフォトンを配る。残りは村長へ。


 ザガンが動く前にお供が村長を殴りまくるも、ギリギリ踏みとどまる。なんとか〈ムレータ〉まで漕ぎ着けて一安心。
 ゴウケツが攻撃してくるも、まだ一倍ならなんとか防げる。
→2000ダメージ!

 あ、あれ? ザガン、無効化できてない? 前回より多少レベルとか☆とか増えているはずなのに………。
 

  • 原因1:リーダーじゃないからMEが乗らず、HPが低い
  • 原因2:カウンターが1人しかいないから〈ケイブキーパー〉を持たせていて、HPや防御に効く効果のオーブを持っていない


 こうなると多少レベルと星が低くても、軽減できるガープのほうがマシだった。ザガン、特に仕事ができずに落ちる。

 こうなると危険なのが、初手で2発殴られている村長。やばい、点穴打てずに落ちる……!
 3ターン目、しかし相手がチャージ優先してくれたため、ギリギリの! バリバリの! ドカーンだよ!


 で点穴15*3 + 10*2 = 65での〈タブー・マジック〉!
 6300点!


 では当然ながら落ちず。

 返しの攻撃で村長、落ちる。



 ブネは10000越えのダメージを喰らって消し炭になり、シトリーはラップを歌うことすらできずに落ちた。
 なんとかひとり残ったウェパルがゴウケツを倒すも、1対2。しかも残っている相手に攻撃はまったく通っていないばかりか、ウェパルはMEもなく、負傷している。


 ウェパル……! もういい……もういいんだ!
 もう負けだ! ここでぼくらのメギド72は終わりだ………。多様性なんてなかったんだ………。あと常に水着でスマン……。違う色の水着も買ったので着てね……!


 が、ウェパル。諦めず。


 考えてみれば、攻撃がさほど重くない相手に対しては、ウェパルの相性は悪くない。

〈ウェイブライダー〉で自分の攻撃はしぜんに増えるし、何よりも奥義で回復ができる。アタック強化もしていれば、ダメージも増えて回復量も増える。


 こつこつ殴る。たったひとり。

 戦いは決して長くはなかった。考えてみれば当たり前で、いかに回復できるとはいっても、耐久ができるほどではないし、ウェパルの攻撃力と防御力を考えればせいぜい2ターン。
 
 そして2ターン後、残っていたのはやはりたったひとり。



 か、勝った……!
 これまでにないほどの激戦であった。


 最大の敵、ゴウケツを倒したいまとなってはもはや敵はない。第5部完!

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