日誌/6章59話_オリアス凍結(メギド72)


 わたしのメギド72は終わってしまった。

 点穴。
 激かわ点穴要因であるバフォメット村長(かわいい)を中心とした点穴構築は、メギド72というゲームそのものを崩壊させてしまった。
 5章38話のゴウケツという表ボス、5章41話のスカルワイバーンという裏ボスすらも倒してしまったのだ。敵がいるはずもなかった。一般的に強敵とされる5章47話のガブリエルや5章48話のアスモデウスすらも、村長の点穴の前には敵ではなかった。村長最強。村長最カワ。そーれっ村長、村長!(HEY HEY HEY HEY!) 強いぞ村長!(HEY!) かわいい村長!(HEY!) 村長祭りだ、せーいっらっせーい!

 それは6章に行っても変わらない。
 苦戦の末に全員生存は逃すということはあれど、1、2度のチャレンジを経れば勝ててしまう。当然だ。いつしか感じ虚しさを感じるようになった。この世界はあまりに脆すぎる。強者ゆえの哀愁。
 ときたま、人生を変えてくれるかもしれない相手と出会うこともある。たとえば6章58話、ヤクトフレッサー。
 トルーパーで庇う無視のスキルを持っており、しかも特性で回数バリアがつく、という後衛で防御が弱い点穴の村長を叩き潰すために存在しているようなこのボス。しかし柔軟な対処が可能な村長では、ブネの代わりにオロバスを採用し、1手目から束縛を入れられるようなったらあとは全力で殴るだけだった。
「この〈特異点〉にもおれを満足させてくれるようなやつはいなかったか……」
 そんな呟きが漏れようとしたとき、やつは現れた。

 🐵⚔🍆。
 6章59話、サルガタナス。


 スキルで強化解除を行い庇うを無効化してくるだけではなく、チェインによって連続攻撃をしかけてくるこの強敵に手も足も出なかった。
 おかしい。
 表ボスのゴウケツ、裏ボスのスカルワイバーンを倒してしまったいま、もはやこのゲームは終わったはずでは……?

 そのとき、気づいた。

 そうか、これは「2」なのだ。
『メギド72』はスカルワイバーンで終わった。
 だからこれは、『メギド722』なのだ。第二のメギド72……いままでのメギド72の常識が通じるはずがない。突如として新たな地平が広がってきた。
 新たな一歩を踏み出すため、この最大にして最初の強敵を叩き潰す!

 というわけで箇条書きでサルガタナス戦の要素を羅列してみると、

  • サルガタナスにはお供一掃するまでは基本的にダメージが入らない
  • スナイパーとトルーパーの構成で、サルガタナス以外は後衛狙う
  • サルガタナスはスキルで防御低下+強化解除しながら倍率低めの全体攻撃してチェイン
  • スキルは特性で湧く
  • 基本的に全体攻撃とバフデバフ+チェイン
  • お供はチェイン中だと常にチェインだが、チェイン中でなければチェインしない
  • お供はバフが基本。覚醒スキルで感電もある。
  • お供はチェイン中の奥義でなければ大ダメージは出ないが、スキルで覚醒増やすので奥義まで到達しやすい
  • お供は状態異常で素早さが下がる
  • サルガタナス→お供の行動順

といったところか。要素多いな

 そういうわけで、対処法としては、

  • 庇うためにサルガタナスのスキルによる強化解除を止めるか、強化せずに庇う
  • お供のチェインからの奥義を止める
  • お供のバフを止める

か。デバフはそこまで問題にならないから、この際無視してもいいと思う。

 下から見ていくと、

□お供のバフを止める
 束縛でバフかけられなくするか、感電でスキルを止めるかのどっちかか。
 お供は状態異常で対処してくれ、という特性なので束縛は簡単に入るはず。束縛入れられる中で列以上に効果があるのはカスピエルかバラム。バラムは覚醒だし育てるの大変だから、カスピエルが無難か。


 感電の場合は列以上に入るのが手持ちでいないので、単体のシャックスしかないか。バラムなら束縛と感電両方ひとりでいけるけど、さすがに育てるのが大変。

□お供のチェインからの奥義を止める
 パターンとしては、めまいでアタックや奥義そのものを止める/感電でスキルを止める/サルガタナスを止める、の3種類か。
 めまいは列以上だとアラストール、マルコシアス、バラムを持ってる。またバラムか。相手のトルーパーの攻撃や覚醒ゲージのためやすさ、育成状況考えるとアラストールが無難か。

 感電はバフ止めと同じ。

 問題はサルガタナス止めるパターン。お供は全部「チェイン中チェイン」なので、サルガタナスからチェインが始動しなければ脅威度がかなり落ちる。
 ただサルガタナスには感電は入りにくいらしい。特性でスキルフォトンが湧くから、めまいで攻撃止めるのは難しい。うーむ、とWikiを見ていたときに「凍結全体化で攻略」という話が。凍結、入るのか。

 凍結がサルガタナスに入れば、2ターンはチェイン始動されなくなる。オリアスなら素早さも早いから、2ターンごとに奥義入れればサルガタナスを動かさないまま対処できる。こっ、これかっ!
 しかもオーブのアトランティスがあるので、CT3とかなり時間はかかるものの、2回目の凍結タイミングなら全体化も夢じゃない。


 あとはいちおう、素早さ下げてサルガタナスからスタートさせない、という手もあるにはあるけど……50%くらい下げないといけない。そんなに下げられるのはアミーの覚醒スキルと……あとバラムの奥義。またおまえか。なんなんだおまえ。おまえのほうが鎖ジャラジャラだろ。
 ただ素早さ下げても、お供に束縛とか入れちゃうと特性で素早さが下がってしまうのでうまくない。



 というわけで、オリアスの凍結をサルガタナスに入れる方向で固めたい。
 整理すると、


  1. オリアスでサルガタナスに凍結を入れることでチェイン始動を止める
  2. カスピエルでお供に束縛を入れることでバフと回復を止める
  3. 凍結でサルガタナスが止まっている間は庇いつつ回復する
  4. もし凍結にある程度抵抗があるならアクィエルで状態異常確率を上げる


 となる。
 悩ましいのはサルガタナスに凍結が入るまでの間、オリアスが生き残れるか、ということ。
 アクィエルがいれば状態異常確率上げるついでに防御も上げられるけれど、そもそもサルガタナスのスキルが入ると強化解除なので、防御上げても意味がないような。
 そもそも状態異常確率上げるのもそうだけど、状態異常確率上昇は全体化のときにレベル上がったやつを一発打てればいいかもしれない。

 サルガタナスは確定でスキル撃ってくるので、庇うがそこで停止する。サルガタナスにアタックやチャージが積まれれば、庇う無力化されたあとのチェインによる連撃が減るので安全だけれど、必ずしもそううまくいくかどうか。
 安定感があるのはサブナックかアリトンの、スキルに依存しない庇うか。

 オリアスは速いので、1ターン目に覚醒できていれば2ターン目最速で凍結まで持っていける。
 ただそうすると1ターン目にチャージ2(かチャージ1アタック2)が必要なわけで、ちょっと悩ましい。
 ME踏ませて初期覚醒を+2する方法もなきにしもあらずだけれど、手持ちだとそれができるのは育っていないアスモデウスしかないし、アスモデウス採用するとかなり構築しにくくなるような気がする。

 とすると、こんなかんじか……?


 アクィエルを入れるスペースがなかったけど、とりあえず凍結の耐性がほとんどないようならばこれでいけるはず。実際に試してみてから検討しよう。
 オーブは回復・全体化以外は、凍結撃つタイミングで凍結を解除してしまわないよう、CT1で攻撃しないものを重視した。


 とりあえずレベル50-60くらいにできたのでトライ。

 1戦目。凍結! ……入らない。

 2戦目。もう一回凍結! ……入らない。

 とりあえず耐性50%前後ありそう? ということで、アクィエル採用しなければ。
 とすると、誰を抜くか。オリアスは当然抜けないし、カスピエルも抜きたくない。そうするとザガン、アリトン、サーヤの3択。
 ザガンは回復がしっかりしていれば必要ない……かと一瞬思ったけど、トルーパーの攻撃をどこどこ受け続けると考えると、これまでのダメージ量から考えて必要。
 アリトンは1ターン目の安定化に買う気がするが、1ターン目にそもそもチェイン繋げられると1発で落ちるのであまり意味がないかも。
 サーヤは全体回復できるけど、そんなに頻繁に喰らわないと考えるとオーブの列回復で十分か?

 アリトンとサーヤどっちかだな、と考えたところで、アタックフォトンの処理をしなければならないということに気づく。CT1の非攻撃オーブは編成に2つ持たせてあるけど、選択肢が大いに越したことはない。覚醒していればアタックフォトンで攻撃せずに回復できるのは便利だな、ということでサーヤを残してアリトンと交代することに。


 3戦目。スキル→スキル→スキル→奥義→奥義と1ターン目に動かれてアクィエルとオリアスが一発ずつどつかれて何もできないうちに攻めて失ってリタイア。

 4戦目。チャージがない。リタイア。
 オリアスがいると特性で2順目も見られるので便利。

 5戦目。サルガタナスがアタックスタートで2順目にスキル打たれ、アクィエルの状態異常確率上昇消されて2ターン目の凍結が入らずリタイア。

 6戦目。チャージあり、スキルあり。よし来たッ!
 1ターン目、どこどこ殴られるも、なんとか全員踏み留まりつつ、唯一のスキルでアクィエルへ。ここ数戦で、カスピエルの束縛よりアクィエルの状態異常確率上昇を上げなければいけないと悟っていた。
 2ターン目になったらオリアス凍結! で一安心。


 と言いたいところだけれど、スキルが出なかったので攻撃が厳しい。サーヤの回復のおかげでギリギリ全員生存。
 3手目以降も庇えるようになったけれど全体攻撃でギリギリの状況が続く。さすがにもうちょいレベル上げとけば良かったか……と思わないでもないけれど後の祭り。
 そのうち〈アトランティス〉が使えるようになったので、オリアスがアトランティスで全体化しつつ奥義! これで全体凍結だッ! 3ターンの間に体勢を立て直せば楽勝だぜッ! へへっ、勝ったなッ! あっ、この一個余ったアタックフォトンは覚醒ゲージ溜めたいオリアスに積んどこう。気配りの利くモンモンだなぁよせやい照れるぜ照れるぜ。


 結果:

  1. アトランティス(全体化)
  2. オリアス奥義(全体凍結)
  3. オリアス攻撃(全体凍結解除)←New!


 あ、あれ……?
 ああ、いや、うん、そうだよな、全体化って、1ターンだもんな……。通常攻撃も全体化するよな……。
 返しでどこどこ殴られてオリアスが落ち、勝ち目なくなってリタイヤ。

 い、いや待て。落ち着け。武器は降ろしてくれ……。とりあえず、これで勝てるというのはわかった。わかったのだ。人為的ミスさえなければ大丈夫だ。
 
 7戦目。サーヤの奥義で回復しながらオリアス全体化奥義打とうとしたら、
オリアスのアトランティスで全体化
→サーヤの奥義回復
→カスピエルのスキルで攻撃
→オリアスの全体化凍結
と繋がるはずが、サーヤの奥義からオリアス奥義にチェインしてしまい(Chain1!、予想外の攻撃喰らって負け。

 はいはい、人為的ミス人為的ミス! サルガタナスもうゆるさねぇ! うぉおお! 奥義! 凍結! 全体化! 奥義! これも奥義! これも奥義だ! これもッ! これもッ!


 8戦目、第6章完!
 あれ? 60話? まだ続きあったの? まぁサルガタナス以上の敵はおるまいガハハ。








0 件のコメント:

Powered by Blogger.