日誌/MtG、ボロスプロテクション(スタンダード_THB)

4月 05, 2020

 THB環境でもうちょっと記事を書こうとしたときに、《サヒーリの銀翼》を《タッサ》で使い回せば実質《洞察のランタン》だからランタンコントロールができる! 勝った!

 と思いついてさらに《エムリー》や《魔女のかまど》で《サヒーリの銀翼》を使い回すディミーアランタンを作ってみたら大惨事という言葉では言い表せない有様だったので違うデッキへ。コンボスタートが遅すぎる。

 本題。エルドレイン環境で気になるカードとして《調和のアルコン》があり、これを→《衝撃のクラリオン》と組み合わせたデッキを使っていました。
《岩とぐろの海蛇》や《赦免のアルコン》のプロテクションを活かして《衝撃のクラリオン》を避けつつ殴り、相手の大型は《調和のアルコン》でサイズを下げて《衝撃のクラリオン》で流すこのデッキ、いまいち出来は悪かったものの、動きそのものは大雑把な全体除去で悪くない(人間が大雑把なので大雑把なデッキを好む)。

 テーロス還魂記ではこのデッキを強化するカードが登場したので、こんな形のデッキに。



《調和のアルコン》ではなく、むしろもともとはサブだった《赦免のアルコン》や《岩とぐろの海蛇》を重視した形
 THBから新たに加入した《無傷のハクトス》がプロテクション[2or3or4]以外なので、3以外以外(紛らわしい)を引けば《衝撃のクラリオン》で流れない。このようなクリーチャーでビート寄りに殴っていく。


《ハクトス》は攻撃強制がついているため、メインで採用するならどちらかというと以前より殴る寄りの構築となる。
 とすると、《解き放たれた狂戦士》のような軽いプロテクションも採用の目が出てくる。
 また《空の戒め》が跳梁跋扈している世の中であるため、《空の戒め》で落ちないクリーチャーとして《黒き剣のギデオン》や《太陽冠のヘリオッド》のような破壊不能持ちを採用したくなってくる。

 このデッキの基本戦法が全体除去に耐えるプロテクション・軽減・破壊不能で殴る、というコンセプトになったため、その戦法に合致するカードを優先的に採用したいわけだが。

_:落ちる
□:条件次第
■:生き残る

__|炎|ク|検|陽|戒|チ|
===============
海蛇|□|■|□|_|_|_|
狂戦|_|■|■|_|_|_|
ギデ|■|■|■|■|■|■|PW
ヘリ|■|■|■|■|■|■|エンチャント
赦免|■|■|■|■|_|_|
ハク|□|□|■|□|_|■|
パー|■|■|■|■|■|■|エンチャント
暁騎|■|■|_|■|_|■|

 除去側から見ると、まず《轟音のクラリオン》はやっぱり使いやすくて便利。で、《炎の一掃》も採用するクリーチャーがほぼ生き残れるから使いやすさとしては悪くない……んだけど使える相手がどれだけいるのかが気にかかる。もちろんウィニーには刺さるけど、それ以外には刺さらないのがつらい。
《一斉検挙》もほぼ同上。タフネス4以上なのでたとえば《夢さらい》や《ウーロ》なんかには突き刺さるけど、それ以外にはほとんど当たらない。《炎の一掃》は他の除去と組み合わせることで使えなくもないが、《一斉検挙》ではそういった使い方もできない。
 当初「《陽光の輝き》がアタック相当のダメージを与える」ではなく「《陽光の輝き》の影響を受けたクリーチャーが自身にアタック相当のダメージを自身に」与える、だったたため《岩とぐろの海蛇》や《解き放たれた狂戦士》が生き残れずダメだと思った《陽光の輝き》が意外と悪くはなく、《赦免のアルコン》が優秀さを証明した形になる(自身が白で白プロテクションなので生き残れる)。
 全体除去としては《空の戒め》はギデオンやヘリオッドが出ているのならばドローもできて悪くはないけど避けられる状況が少なすぎる。


 一方クリーチャー側から見ると、思ったよりも《岩とぐろの海蛇》の除去耐性が薄い。正方なので《陽光の輝き》で落ちてしまうのが痛い。といっても《轟音のクラリオン》に対しては完全耐性で2マナから出せるというのは悪くはないのだが。
 破壊不能持ちのギデオン、ヘリオッド、パーフォロスは除去耐性だけ見れば当然優秀なのだが、パーファロスは赤信心を稼ぐ手段が薄いのが気になるところ。重いし。ヘリオッドは《払拭の光》や(自壊するけど)《メレティス誕生》があるから悪くないと思う。ギデオンもいるし。
《赦免のアルコン》はショック1発で落ちはするけど耐性範囲が広くて優秀。特に自身が白で白プロテクションなので、前述の通り《陽光の輝き》に引っかからないのはえらい。
 ハクトスは運。
《暁の騎兵》は特に何らかの耐性を持っているわけではないが、3/6なのでしぜんと回避する範囲が広くなる。

 こうやって見ると、いくらビートに寄せるとはいっても《解き放たれた狂戦士》はさすがに入らない感。パーフォロスも。
 除去側としては《陽光の輝き》は悪くはなさそう。《炎の一掃》も環境に通用するならいける。《一斉検挙》はうーん。《空の戒め》はギデオンとヘリオッドが動けば、といったところだが、実際は難しいだろう。
 メタゲーム考えると《陽光の輝き》は普通にいけそうな気がする。落ちないのはマナクリ系統除けばアゾコンの《夢さらい》、緑を含めば入っていることの多い《茨の騎兵》、黒なら間違いなく見える《残酷な騎士》、あと最近コントロールに採用されているという《太陽の恵みの執政官》、それに神くらいなものか。《朱地洞の族長、トーブラン》もか。あらゆる対象に+2点だったら刺さったのだけれど、対戦相手とそのパーマネントに限定されていたので惜しかった。
 アリストクラッツのコルヴォルドみたいな大きくなりやすい生物にも対処できるのはえらい。ケンリス、炎の騎兵あたりにも刺さるし白単相手に出遅れても当たる。ウーロなども対処できるのはえらい。

 以上のことから、除去としては《衝撃のクラリオン》、《陽光の輝き》、そして特に言及はしなかったが基本骨子が優秀な《チャンドラ》を採用

 生物は《岩とぐろの海蛇》が《陽光の輝き》に弱いのが残念なものの、《海蛇》、《ギデオン》、《ヘリオッド》、《赦免のアルコン》、そして《暁の騎兵》を採用することに。
 対アゾリウス・コントロールでは《赦免のアルコン》が《夢さらい》に対しての完全な防壁として働く


 危ないのは(入っていれば)《厚かましい借り手》くらいで、それ以外は全体除去でしか流されない。なので対アゾコンでは《赦免のアルコン》は相手の《夢さらい》を見てから(《相手が全体除去撃たなければならない状況にしてから》)出したい。
《岩とぐろの海蛇》も《夢さらい》そのものに対しては強いのだが、《払拭の光》で簡単に落ちる(しかも0/0で戻るので復帰できない)ので白青の《夢さらい》への完全な防壁とはならないのが難。

 ただデッキ構造がアゾコンに強いのかというと怪しく、《赦免のアルコン》が防御するためには殴れない、ドロー枚数考えると相手の《夢さらい》や《空の戒め》より《赦免のアルコン》のほうが間違いなく引けない(そもそも採用枚数が少ない)といったあたりが難。《空の戒め》撃たれても問題ないヘリオッドやギデオンあたりでフォローできれば良いのだが。あとはチャンドラ。

 サイドは対コントロール用に《赦免のアルコン》と《チャンドラ》を増やして守りながら焼けるようにしつつ、《静寂をもたらすもの》や《解呪》でコンボを潰す。あとは対アグロ用に序盤のブロッカーを増やすのに《メレティス誕生》と除去として《炎の一掃》といったところ。

1回戦 対白青ブリング
後手○
 相手の2手目《迷い子フブルスプ》に対して2手目の《岩とぐろの海蛇》が安全に着地。《時を解すもの、テフェリー》なんぞは気にせず殴れるも、《深海棲まいのタッサ》からのブリングで《精鋭護衛魔道士》も合わせてドローがはじまるとよろしくない。


 そこそこ並べつつ殴っていると《時の一掃》で全体除去されるもほぼ2:2交換なので問題なし。《目覚めた猛火、チャンドラ》が着地したのでコントロールしながら焼いて勝ち。

2回戦 対赤青緑アドベンチャー
先手○
 相手の《エッジウォールの亭主》に《焦熱の竜火》を合わせてスタート。中盤にかけて《岩とぐろの海蛇》と《轟音のクラリオン》を組み合わせて殴っていくも《幸運のクローバー》からの《厚かましい借り手》と《砕骨の巨人》で返される。
 しかし安全になった場に《目覚めた猛火、チャンドラ》が着地。削りながら攻めてもうちょっと——となったところで《願いのフェイ》から《影槍》と《集団強制》をサーチされる。とりあえず《集団強制》をX=1で相手に使わせて《チャンドラ》が奪われてから《払拭の光》。《影槍》は仕方がないが、《チャンドラ》の紋章と《岩とぐろの海蛇》で削りながら飛行持ちの《影槍》のゲインで少し戻されるという状態に。


 最終的にはX=3の《無傷のハクトス》が出て、相手は《願いのフェイ》サーチからの《影槍》持ち《砕骨の巨人》でブロックされそうになるがこんなときに役立つのが《陽光の輝き》。相手に《影槍》ぶんで(自分にダメージを与えるため)ゲインされるものの、2枚目の《砕骨の巨人》も《轟音のクラリオン》+《黒き剣のギデオン》で《ハクトス》残して勝ち。

 2−0。
 マッチ戦ではないとはいえ、初めての快挙。うぉえい。ドローソースないから毎回手札カツカツだったけど。
 イコリアではまだ使えそうなカードが見えていませんが、白の鳥山羊が合いそうだなぁと思ったきょうのわんこなのでした。



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