日誌/4章36話_シャックス感電(メギド72)

 4章も終盤。
 憎きバエルも(運ゲーしながら)打ち倒し、へっへっへ、もう強敵なんぞいやしねぇ。わしは無敵じゃ、などと言っている目の前に現れる不死者ベレト。



 強敵だということは話に聞いて知ってはいるけれど、こちらのモンモンは既に〈雷将〉バエルすらも倒しているのです。バエルが力強すぎて子どものままで成長止まっているんだったら、多少でかいベレトはそれよりも弱いということなわけで。
 所詮はタピオカ、仲間になっていないのにチョロすぎる不死者なんぞ簡単にねじ伏せてやるぜ! 前も(対バエルのとき)こんなこと言っててボコボコにされたな! というかこの前のステージでもうすでにギリギリでした。いや単体ダメージ高いとザガンがきついんねん。


 というノリでいちばん安定している→ザガンカウンターで挑んだら負けましたが、まぁ予想通り……ふふ、おれの手のひらで踊れや(平方根の覚え方みたい)です。

 ザガンカウンターでは、お供のレイジファントムが庇う無視なうえ、ベレトも攻撃力1600台後半で1.5倍率ダメージを投げてくるのでザガンがまったく機能しない。
 オロバスさんが覚醒ゲージを減らせるという点ではまったく噛み合ってはいないわけではないものの、ザガンが機能しない時点でどうしようもないわけで、初見で負けるのはわかっていたぜ! メインアタッカーのマスコシアスの攻撃で100しか減らないとか厳しすぎるぜ!


 大事なのはここからの対策。
 対ベレト戦を整理してみると、


  • ベレトはHP約36000とHPが高い
    • スキルで単体攻撃しながら追撃付与するスナイパー
    • 追撃は最初の対象と同じ相手にくる(=スナイパーを狙う)
    • 奥義の〈リアニメイター〉はもちろん、覚醒スキルも大打撃になるので危険
    • 覚醒ゲージは5なので、極端に早いわけではない
    • 感電が入る海洋生物
  • お供のレイジファントムはHP6000程度と大したことない
    • スキルでベレトにスキルフォトンを配る
    • 庇う無視のトルーパー


といったところ。

 つまるところ、戦い方としては、

  • 感電を入れる
  • びりびりしている間にベレトに大ダメージを与えてゾンビ化する前に倒す
  • 最後にレイジファントムを掃除する

でOK。
 そしてこの動き、簡単にできる構築が既に完成されていたのです。

 そう、最初に完成していた構築、→シトリーエレキ


 シャックスで感電させて時間を稼ぎつつ、グリマルキンがエレキ付与。シトリーが帯電地形作りつつエレキを稼ぐ。
 庇うはできないけれど、奥義やスキルでサブナックが軽減、マルバスが回復と防御バフ。
 最後にグリマルキンがエレキを解除して一撃必殺! という完璧な流れ。見える。見えるぜ。勝利の道が。
 海洋生物なのでバエルを入れるという手もないではなかったけれど、体力的にそこまで余裕がなさそうだし、そもそも育っていないのでパス。


〈異界の香木〉が手に入らずにグリマルキンのレベルがなかなか上げられなかったものの、余ってたスタミナで3周くらいしたらなぜか手に入ってしまったし、これは神に愛されてやがる。よっしゃ突撃!



 あ、アレ?

 エレキが足りない。
 改めて考えてみると、エレキダメージは、

D = L x 20 x E

で、レベル(L)とエレキ値(E)に完全に依存する。
 で、仮にグリマルキンのレベルが55としても、ベレトの36000を一撃で対処するためには……エレキ値33。
 シャックスの感電が(耐性含めて)5割程度なことを考えると1ターン最低1回、できれば2回スキルを撃ちたいわけで、などと考えるとシャックスのスキルでもエレキ値溜まるとはいえ、エレキ値33なんてぜんぜん届かない。

 さらに悪いのがゾンビ化での防御力0がエレキにはまったくプラスに働かないという事実。覚醒ゲージを減らせる手段もないので、奥義を止められない。

 何よりも最大の欠点は、グリマルキンが後衛のスナイパーであるということ。お供のレイジファントムの攻撃が脅威すぎて、核となるグリマルキンが落とされてしまうのが恐ろしく、エレキ値が貯められないまま奥義を打つしかないという状況になってしまう。

 対ベレト戦、後衛を入れるというのは悪くない点もあって、それはCオーブの〈ケイブキーパー〉で無敵を付与すれば相手前衛の攻撃を完全にシャットアウトできるという点。
 2ターン無敵をずっと付与し続けることでベレトに集中できるのですが、そのためには後衛のターゲットが確定している必要がある。グリマルキン単体が後衛になると、防御もHPも高くないうえ、高い単体回復能力を持つマルバスが入れられない。
 もちろん最初からマルバスは落ちてもいい、という前提で後衛ふたりにして、ターゲットを分散させたうえで無敵はグリマルキンに集中する、という方向もないではないけれど、人数減ればそれだけ戦いにくくなるし、回復役がいないと今度は前衛が心配になる。

 もう一度、構築を考え直さねば。



何度か手合わせした感覚では、

  • 感電戦略は間違っていない
  • 奥義/覚醒スキルは両方とも怖いので覚醒減少手段は確実に必要
  • 感電のためにスキル取りたいので、相手がアタック取るのは仕方がないため、回復手段はいる
  • やはり前衛に集中させたほうが楽
  • ベレトにはトルーパーが有効

ということ。

 とすると、ここでもうある程度枠が決まってきて、

  • 手持ちで唯一能動的に感電させられるシャックス
  • 覚醒減少持ちで前衛だと頼れるかブネ
  • 前衛で相応に回復できるサーヤB

まで確定。
 サーヤBは全体に覚醒+1を簡単に撒けるので、そうすると通常アタックでそこそこ殴れる程度に攻撃力が高く、なおかつ奥義が強い(感電も付く)トルーパー、ということでシトリーも入る。


 というわけで、

  1. シトリー(アタックによる通常・奥義アタッカー) 
  2. シャックス(スキルによる感電、およびアタックによる奥義アタッカー)
  3. サーヤB(チャージ、スキルによる覚醒上昇防御バフサポーターおよびチャージ、アタックによる回復・状態異常回復ヒーラー)
  4. ブネ(スキルによる覚醒減少サポーター)

となる。
 流れとしては、1ターン目にシャックスに2個くらいスキルフォトンを投げつつ、アタックはシトリー(ベレトがチャージ取ってたらブネ)。
 2ターン目にサーヤにチャージ→スキルフォトンを投げて、対象シャックスで覚醒スキル撃てば「運命の人」なので覚醒+1が連打できるうえに防御力UP、回復も付く。サーヤが覚醒スキル撃っている間はブネの覚醒スキルも連発できる。
 ダメージ喰らい始めたらサーヤ奥義で回復したり、そうでなければシトリー・シャックスで奥義撃ったりして倒す、という形になる。

 とすると、残りは〈?〉枠をどうするか。
 前提条件として、

  • 前衛である
  • そこまで脆くない
  • 覚醒が勝手に伸びるので奥義か覚醒スキルが強い
  • できればシナジーがある

といった要素があると望ましい。となると、サレオスかサブナックといったところか。

 サレオスは、

  • スキルで少ないながら回復+状態異常治癒ができる
  • 覚醒スキルで滞水でシトリーやシャックスの奥義のダメージを上げられる
  • 奥義はやや地味
  • ラッシュなのでシャックスのMEは踏めない

といったところ。回復は量は弱いけど、状態異常治癒ができるので、誰かが列回復オーブ持っていればゾンビ食らっても安全に治療できる。
 何よりも大事なのは滞水。シトリー・シャックス奥義がダメージソースなのでこれを倍加できるのは重要。
 滞水はサレオスのほうが範囲が広いため、シトリーによる帯電を上書きしてしまうというデメリットもないではない。ダメージはそこまでではないとはいえ、耐性考えると10-20%は感電の可能性があるわけで。
 また、覚醒ゲージが溜まりきってしまうとすぐに回復できないというのも痛い。

 一方サブナックは、

  • 耐久性は高く、特性で少しだけ守れる(庇うではない誘導)
  • スキル/覚醒スキルは回す余裕がないかもしれない
  • 奥義は無敵だけでも強力なうえ、攻撃力バフも乗る
  • わりと育っている

で、とにかく奥義が強い。攻撃力バフが乗るため、ダメージの底上げもできる。

 できることはサレオスのほうが広いけれど、
・スキルフォトンはシャックス・サーヤに優先させたい
・滞水は強力だけれど、ベレトだけならオーブでも間に合う
・エレキで使っていたので相応に育っている
と考えてみると、サブナックかなぁ。
 とりあえず育っているサブナックを使って試しつつ、サレオスを育てて両方使ってみる、というのが適当な落とし所か……?


 というわけでサブナックでトライ。
 フォトンがいい感じに散らばった序盤、サブナックにチャージを連続で取らせ、アタックはブネとシトリー、スキルはもちろんシャックスへ投げる。一発目から問題なく感電が入り、良いペース。


 2ターン目はサブナック奥義やサーヤの覚醒スキルを絡めて盤石の状況にしつつ、シャックスによる感電の重ねがけ、ブネによる覚醒ゲージ減らし、と動く。合間にちょこちょこシトリーも殴るも、1ターンに数百点しか減らない。

 とはいえ相手の攻撃も大したことがなく、サブナック奥義+サーヤ覚醒スキルの自動回復でほぼなかったことにできる。たまにゾンビ喰らってダメージくらい過ぎてしまうときはサーヤの奥義を打ってリセット。悪くない。悪くない展開だぞ……! このままいけば……!


 事件はそんな硬直状態が続いた頃に起こりました。何発か奥義も撃ち、べレトのHPも半分近く減っている。とはいえいつ感電が失敗するのかわからないので、最低一発は毎ターンシャックスのスキルを重ねて確実に感電させておく、はずだったのに……覚醒スキル、〈もっとビリビリ斬り〉! 感電しない! い、いやまだ一発だ!

 もう一発、サーヤの覚醒スキルで覚醒ゲージ上げつつ、〈もっとビリビリ斬り〉!

 感電しない……っていうかアレ? 「失敗」ってそもそも出てなくね?
 説明を改めて読む。
 コレ、覚醒スキルは感電じゃなくて帯電じゃねぇか! 「あれぇ、そうだっけ?」じゃねぇよ! シャックスかよおまえ! シャックスでした。

 そうこうしているうちにべレトにスキルが積まれる。うぉお、シャックスもシトリー(奥義)も間に合わず、サーヤのチェインも使えない。
 べレトのスキルによるダメージそのものはサブナック奥義で無効化するも、ついに追撃が発動してしまう。もう終わりか……!?

 い、いやまだだ! 相手は追撃発動したかもしれないが、こちらは奥義ゲージが溜まっている!
 まずはシャックス! 
 ビリビリの! ビリビリの! ビリーンだよ! 2400! 正直頼りない数字ではあるものの、感電サポーターがついでに撃った一発としては十分!


 次、こっちが本命だ……シトリー!
 滞水、トルーパー補正、サブナック奥義も絡めて……12600!
 

 よし、残りはもうバーが見えないくらいだ……1000もないはず。

 頼めるか、ブネ! という言葉に対し、「おう、任せな!」という応答が聞こえた気がした。この冒険の序盤から強く強くソロモンを引っ張ってくれた、頼れる戦士。ハルマと最初に交友関係を構築した立役者。やや頼りない攻撃力ながら、列攻撃に、そして何よりこの戦いでの覚醒ゲージ減らしに、と他のメンバーでは手の届かないところを支えてくれた頼れる男。
 ここまで辿り着けたのは、きみのおかげだ。
 だから最後は、決めてくれ。


「冥土の土産にくれてやらぁ!」
〈龍王天懐撃〉!

 ぽすっ。


 451! 

 あ、あれ……?
 ぶ、ブネさん……? 451ってなんですか……? ま、まだ生きてますよべレト……。
 ブネさん!? 女の子なのブネさん!? 頼めるかブネ! 頼めて! 頼めてブネ! うぉおお!


 あ、ラッパーのおかげでなんとか勝ちました。サンキューラッパー。ヴァイガルドに感謝、槍に感謝、仲間に感謝、料理に感謝HO!


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